第一生命「とわサポート」に似た保険はある?三大疾病・介護・身体障害と解約返戻金で比較するポイント

生命保険

生命保険を検討するとき、三大疾病だけでなく介護や身体障害にも備えながら、解約時には一定の解約返戻金が受け取れる商品を希望する人もいるでしょう。第一生命の「とわサポート」は、こうした複数のリスクを一つの終身保険でカバーすることを意識した商品です。

ただし、生命保険は商品名だけを比較しても、自分に合っているか判断することはできません。同じように見える保険でも、三大疾病の支払条件、介護状態の判定基準、身体障害の範囲、解約返戻金、保険料払込期間などに大きな違いがあります。

この記事では、第一生命の「とわサポート」の特徴を整理したうえで、他社の商品を探す場合の考え方や比較ポイントをわかりやすく解説します。なお、保険商品の内容・販売状況は変更されることがあるため、最終的には各保険会社の最新の契約概要・注意喚起情報・約款などを確認してください。

第一生命「とわサポート」はどんな保険?

「とわサポート」は第一生命の3大疾病・介護・身体障害終身保険の愛称です。第一生命が2024年3月に発売した商品で、所定のがん、急性心筋梗塞・脳卒中による所定の状態に加え、要介護状態や身体障害状態に一生涯備えられる設計となっています。

大きな特徴は、病気だけに対象を限定した保険ではなく、人生の中で経済的な負担が大きくなりやすい複数のリスクをまとめてカバーしている点です。例えば、がんへの備えだけでなく、脳卒中などをきっかけに介護が必要になった場合や、所定の身体障害状態になった場合まで視野に入れられます。

さらに第一生命の公表資料によると、「保険料払込期間中解約返戻金なし型」と「保険料払込期間中低解約返戻金型」が用意されています。つまり、単純な掛け捨て型の商品とは異なり、選択するタイプなどによって解約返戻金を考慮した設計ができます。[参照:第一生命 とわサポート発売資料]

他社にも似た生命保険はあるのか

他社にも、介護や三大疾病、死亡・高度障害など複数のリスクに備える保険や、解約返戻金を持つ終身保険があります。ただし、「三大疾病+介護+身体障害+終身保障+解約返戻金」という条件が完全に同一の商品とは限りません。

例えば、介護保障と解約返戻金を重視した商品であれば、住友生命の「バリューケア」があります。住友生命によれば、バリューケアは一生涯にわたり介護、死亡または高度障害に備えられ、保険料払込期間満了後の解約返戻金も特徴としている終身保険です。[参照:住友生命 バリューケア]

一方、バリューケアは「とわサポート」と保障内容が同じという意味ではありません。特に三大疾病への保障については別途確認が必要です。このように他社商品を探す場合は、「とわサポートと同じ商品」を探すより、自分が必要としている保障を分解して比較するほうが現実的です。

似た保険を探すなら5つの条件に分けて比較する

生命保険の比較では、商品名や保険料だけを見るのではなく、次のような項目を並べて確認すると違いがわかりやすくなります。

比較項目 確認したいポイント
三大疾病 がん・心疾患・脳血管疾患など、どの状態で保険金が支払われるか
介護 要介護何以上が対象か、保険会社独自基準があるか
身体障害 どの程度・どの状態が支払対象になるか
保障期間 終身か一定期間か
解約返戻金 いつから、どの程度の返戻金が期待できるか

特に注意したいのが「介護保障あり」という表現です。商品Aでは公的介護保険制度の要介護2以上が条件なのに対して、商品Bでは別の条件になっていることがあります。同じ「介護保険」でも支払条件が同じとは限りません。

三大疾病についても同様です。「三大疾病保障」と書かれていても、診断だけで対象になるのか、所定の手術・入院・治療・状態などが必要なのかによって実際の保障範囲は変わります。

解約返戻金がある保険は「貯蓄になる」と単純には考えない

解約返戻金がある保険には、保障を確保しながら将来解約した際に一定のお金を受け取れる可能性があるという特徴があります。ただし、支払った保険料がそのまま貯金されているわけではありません。

特に低解約返戻金型の商品では、保険料払込期間中に解約すると、解約返戻金が払込保険料の累計額を大きく下回る場合があります。加入後すぐに解約する可能性がある場合には、この点を十分理解しておく必要があります。

例えば毎月一定額を長期間支払う契約をしたものの、住宅購入や転職などで家計状況が変化し、数年後に保険料負担が重くなって解約するとします。このとき「今まで払った金額くらいは戻るだろう」と思っていると、実際の解約返戻金との差に驚くことがあります。そのため契約前には、設計書に記載される年齢・経過年数ごとの解約返戻金額と返戻率を確認することが重要です。

「保障をまとめる保険」と「別々に加入する方法」はどちらがいい?

三大疾病、介護、身体障害などを一つの商品で広くカバーする方法には、契約を管理しやすいというメリットがあります。一方で、必要な保障だけを個別の商品で組み合わせる方法もあります。

例えば、三大疾病については三大疾病保険、介護については介護保険という形で分ければ、それぞれについて希望する保障条件の商品を選択できます。その反面、複数契約になるため保険料や契約管理が複雑になりやすくなります。

どちらが有利かは一律には決まりません。大切なのは「商品を一つにまとめること」ではなく、必要な保障額と支払条件を満たしたうえで、総保険料が家計に無理のない範囲かを確認することです。

他社商品を比較するときは保険金の「支払条件」を最優先する

保険を比較するとき、保険料や解約返戻金は数字で表示されるため目につきやすいポイントです。しかし、本来最も重要なのは、どのような状態になったときに保険金を受け取れるかという支払条件です。

例えば「脳卒中に備える保険」でも、単に脳卒中と診断されただけでは保険金が支払われず、一定の状態が継続することなどを条件としている商品があります。介護保障についても、公的介護保険制度の認定を基準にするものと保険会社独自の基準を併用するものがあります。

そのため比較表を作る場合は、月額保険料だけではなく、保険金額・支払事由・支払回数・保障期間・保険料払込期間・解約返戻金まで並べることをおすすめします。

保険料と解約返戻金は同じ条件の設計書で比較する

具体的な商品選びでは、複数社から同じ条件で設計書を作成してもらうと比較しやすくなります。年齢、性別、保険金額、保険料払込期間などが異なる見積もりを比べても、どちらが有利なのか正確には判断できません。

例えば「60歳払済・保障額500万円」など比較条件をそろえ、そのうえで月額保険料と60歳時点、65歳時点、70歳時点などの解約返戻金を確認します。同時に、それぞれの三大疾病・介護・身体障害の支払条件も確認すると、保険料が高い・安い理由が見えやすくなります。

また、解約返戻金を重視する場合には「何歳ごろまで保有する予定なのか」も重要です。途中解約する可能性が高い人と、保険料払込期間満了後まで保有する予定の人では、適した商品設計が変わることがあります。

まとめ:とわサポートと他社商品は保障内容を分解して比較しよう

第一生命の「とわサポート」は、三大疾病、介護、身体障害という複数の大きなリスクに一生涯備えられる終身保険で、選択するタイプなどによって解約返戻金を持たせることができる点も特徴です。

他社にも介護保障や三大疾病保障、解約返戻金を特徴とする商品はありますが、すべての条件が完全に一致するとは限りません。そのため「似た商品名」を探すより、三大疾病・介護・身体障害・保障期間・解約返戻金という要素に分けて比較することが重要です。

最終的には、同じ保障額・払込期間などで複数社の設計書を取り寄せ、支払事由と解約返戻金の推移まで確認すると判断しやすくなります。生命保険は長期間支払い続ける契約になりやすいため、保障内容だけでなく、将来も無理なく保険料を負担できるかまで含めて検討しましょう。

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