会社を退職する時に「退職給付金がもらえるのではないか」と考える方は多くいます。しかし、退職時に受け取れるお金は、勤務状況や雇用形態、障害の有無、加入している制度によって大きく異なります。
特に障害者手帳を持ちながら働いている場合、一般雇用なのか障害者雇用なのか、社会保険や雇用保険に加入しているかによって利用できる制度が変わります。この記事では、障害のある方が退職した場合に確認したい給付制度について詳しく解説します。
退職時にもらえるお金にはどのような種類があるのか
一般的に「退職給付金」と呼ばれるものには、法律で全員が受け取れる一律の制度があるわけではありません。会社独自の退職金制度や、公的な給付制度など複数のものがあります。
代表的なものとしては、会社から支給される退職金、雇用保険から支給される失業給付、条件を満たした場合の傷病手当金や障害に関する年金制度などがあります。
そのため、退職する前に「自分の場合はどの制度の対象になるのか」を確認することが大切です。
雇用保険に加入している場合は失業保険を確認する
退職後に仕事を探す予定がある場合、まず確認したいのが雇用保険の基本手当、いわゆる失業保険です。
失業保険を受け取るには、一定期間以上の雇用保険加入や、働く意思・能力があることなどの条件があります。
例えば、週20時間以上勤務して雇用保険に加入している場合、退職理由や加入期間によっては失業給付の対象になる可能性があります。
障害者の場合は失業保険の扱いが異なる場合がある
障害者手帳を持っている方が退職した場合、一般の離職者とは異なる扱いになることがあります。
例えば、障害者として認定されている場合、失業保険の給付日数が一般の人より長く設定される可能性があります。これは、再就職までに時間がかかる場合があることを考慮した制度です。
ただし、障害者手帳の等級だけで自動的に決まるわけではなく、雇用保険の加入状況や離職理由、ハローワークでの判断などによって決まります。
一般雇用と障害者雇用では退職時の扱いが変わるのか
障害者手帳を持って働いていても、必ず障害者雇用枠で働いているとは限りません。
一般雇用として採用されている場合でも、障害を持ちながら通常の勤務時間や業務内容で働いている方はいます。
退職後の給付制度では、「障害者手帳を持っているか」だけでなく、雇用保険の加入状況や退職理由などが重要になります。
社会保険に加入している場合に確認したい制度
健康保険や厚生年金などの社会保険に加入している場合、退職時にはいくつか確認しておきたい制度があります。
例えば、退職前から病気やけがによって働けない状態だった場合には、健康保険の傷病手当金が関係することがあります。
また、障害の状態によっては障害年金の対象になる可能性もあります。ただし、障害年金は障害者手帳とは別の制度であり、認定基準も異なります。
退職前に確認しておきたいポイント
退職を考えた時は、辞める前に以下の内容を確認しておくと安心です。
- 雇用保険に加入している期間
- 退職理由が自己都合か会社都合か
- 離職票の発行について
- 健康保険の切り替え方法
- 年金や障害に関する制度の対象になるか
例えば、退職後すぐに働く予定があるのか、少し休養してから仕事を探すのかによって、利用できる制度や手続きの流れが変わります。
ハローワークで相談すると具体的な条件を確認できる
退職後の給付については、最終的にはハローワークが雇用保険の加入記録や離職理由を確認して判断します。
障害者手帳を持っている場合は、専門の相談窓口や障害者向けの就職支援を利用できる場合もあります。
退職前でも相談できるため、「辞めた後に何が利用できるのか分からない」という場合は、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
障害者の方が退職した場合でも、条件を満たせば失業保険などの公的な給付制度を利用できる可能性があります。
ただし、受け取れる金額や制度は、障害者手帳の等級だけではなく、雇用保険の加入期間、雇用形態、退職理由、現在の健康状態などによって変わります。
退職を考えた時は、会社の人事担当者やハローワークへ相談し、自分が利用できる制度を確認してから手続きを進めることが大切です。


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