GiGOで週5フルタイム勤務なら社会保険はいつから入れる?研修期間・試用期間中の加入条件を解説

社会保険

GiGO(ギーゴ)などのゲームセンターでアルバイト・パートとして働き始める際、「社会保険は入社直後から入れるのか」「1~2カ月の研修が終わるまで加入できないのか」と気になることがあります。特に週5日のフルタイム勤務を予定している場合、健康保険や厚生年金へいつ加入するのかは、給与の手取りや国民健康保険の手続きにも関わる重要なポイントです。

結論として、週5日のフルタイム勤務で社会保険の加入要件を満たしているのであれば、「研修期間だから」という理由だけで社会保険への加入を研修終了後まで遅らせるのが原則というわけではありません。日本年金機構は、適用事業所で被保険者になる条件を満たしていれば、試用期間であっても実際に使用関係が始まった日から資格を取得する考え方を示しています。[参照] 日本年金機構「資格取得の時期」

一方で、実際の加入日は「週5」という情報だけでは確定できません。1日の労働時間、雇用契約期間、勤務先の通常の労働者との労働時間・日数の比較などによって判断されるため、この記事ではGiGOの研修制度と現在の社会保険制度をもとに確認ポイントを整理します。

週5フルタイムなら健康保険・厚生年金の加入対象になる可能性は高い

会社で働く人の健康保険・厚生年金は、「正社員かアルバイトか」という名称だけで加入可否が決まるわけではありません。日本年金機構によると、適用事業所で働き、一般社員の週の所定労働時間と1カ月の所定労働日数の両方が4分の3以上である人は、原則として健康保険・厚生年金の被保険者になります。[参照] 日本年金機構「会社に勤めたときは、必ず厚生年金保険に加入するのですか」

たとえば、その店舗の一般的なフルタイム社員が週40時間・月20日勤務で、アルバイトも週5日・1日8時間程度の週40時間働く契約なら、通常は4分の3基準を十分満たすことになります。

そのため「週5フルタイム」という働き方で採用される場合は、社会保険の加入対象になる可能性がかなり高いと考えられます。ただし、実際には勤務先との雇用契約書に記載された「所定労働時間」と「所定労働日数」で確認することが重要です。

GiGOには1~2カ月程度の研修があるが、研修期間と社会保険は別の話

GENDA GiGO Entertainmentの公式アルバイト求人サイトでは、入社時にPCを利用した座学研修や店舗でのOJT研修を実施し、1~2カ月程度かけて社員や先輩スタッフが指導すると案内されています。[参照] GENDA GiGO Entertainment アルバイト求人情報

ここで注意したいのは、「研修が1~2カ月ある」ということと、「その1~2カ月は社会保険に入れない」ということは別問題だという点です。研修期間中でも会社と雇用関係があり、給与を受け取りながら働き、社会保険の被保険者要件を満たしているのであれば、研修中であることだけを理由に加入対象外になるものではありません。

「研修終了後に社会保険へ加入する」という社内ルールが当然に優先されるわけではなく、法令上の加入要件を満たした日が基準になります。勤務予定の店舗から説明を受ける際には、研修期間の長さだけでなく「社会保険の資格取得日はいつですか」と具体的に確認すると分かりやすいでしょう。

試用期間でも社会保険は原則として加入要件を満たした日から

「試用期間だから社会保険は3カ月後から」といった説明を聞くことがありますが、試用期間という名称だけで社会保険への加入を先送りできるわけではありません。

日本年金機構は、「適用事業所に使用されるようになった日」とは実際の使用関係が発生した日であり、試用期間であっても給与が月単位で支給される場合は、試用開始日に被保険者資格を取得すると説明しています。[参照] 日本年金機構「資格取得の時期」

日本年金機構の事業所向け資料でも、社会保険の加入条件を満たす短時間労働者について、試用期間終了後を資格取得日にしていた事例を「届出誤りが多い事例」として紹介し、試用期間中でも資格取得することを示しています。これは一般の被保険者についても同じ考え方とされています。

「入社日からすぐ加入」と「保険証がすぐ使える」は同じ意味ではない

社会保険の資格取得日が入社日だったとしても、会社側の手続きやシステムへの反映がその日のうちに完了するとは限りません。そのため、「入社初日に手元ですべて確認できない=社会保険にまだ加入していない」とは限りません。

日本年金機構では、従業員が健康保険・厚生年金に加入するとき、事業主が「被保険者資格取得届」を提出します。対象となる従業員を採用した場合の届出は、原則として事業主が行います。[参照] 日本年金機構「就職したとき(健康保険・厚生年金保険の資格取得)の手続き」

現在は従来型の健康保険証の新規発行ではなく、マイナ保険証などによって資格確認する仕組みが中心です。入社直後に資格情報がまだ反映されていない場合は、人事・店舗責任者などへ資格取得手続きの状況を確認するとよいでしょう。

月の途中から入社しても社会保険の資格は入社日から取得できる

「月初から働かないと社会保険に入れないのでは」と考える必要もありません。加入条件を満たしている場合、月の途中に入社しても、その入社日が資格取得日になるのが基本です。

日本年金機構は、月途中で入社した場合について「入社日にて厚生年金の被保険者資格を取得する」と案内しています。保険料については日割りではなく月単位で計算され、資格を取得した月から保険料が発生します。[参照] 日本年金機構「月の途中で入社したときや、退職したときは、厚生年金保険の保険料はどうなる?」

たとえば9月15日に入社して加入条件を満たす場合、資格取得日は9月15日となり、厚生年金保険料は9月分から発生するのが原則です。「翌月1日になるまで無保険」という意味ではありません。

フルタイムでなくても一定条件なら社会保険に加入する

通常の労働者の4分の3以上働いていないアルバイト・パートについても、一定の規模以上の勤務先などでは短時間労働者として社会保険の加入対象になる場合があります。

2026年8月時点では、対象となる事業所で働く短時間労働者について、主に「週の所定労働時間20時間以上」「所定内賃金月額8万8,000円以上」「学生ではない」などの条件があります。[参照] 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」

なお、月額8万8,000円以上という賃金要件は制度改正が予定されており、2026年10月に撤廃予定です。そのため、今後勤務条件を変更して週の勤務時間が短くなった場合には、その時点の最新制度で確認する必要があります。

学生でも週5フルタイムなら「学生だから絶対に入れない」とは限らない

短時間労働者の加入要件には「学生ではないこと」という条件があるため、「学生は社会保険に入れない」と誤解されることがあります。

しかし、学生除外は短時間労働者として加入する場合の条件です。通常の労働者の所定労働時間・所定労働日数の4分の3以上という基準を満たす場合には、学生であることだけを理由として社会保険の対象外になるわけではありません。

たとえば大学生でも、一般社員とほぼ同じ週5日・フルタイム勤務をする雇用契約なら、4分の3基準に該当する可能性があります。学生の場合は勤務時間の制限や学業との関係もあるため、契約時に会社へ加入区分を確認しましょう。

「2カ月の研修だから2カ月間は社会保険なし」と単純には判断できない

社会保険には、非常に短期間の雇用などについて適用除外になるケースがあります。このため「2カ月以内の契約なら必ず加入しなくていい」と理解されることもありますが、実際には契約更新の見込みなども関係します。

重要なのは、単に会社が研修を1~2カ月設定しているだけなのか、それとも雇用契約自体が短期間で終了する前提なのかという違いです。研修終了後も継続して週5フルタイムで勤務することを前提として採用されているケースでは、「研修期間が2カ月以内」という事実だけで当然に社会保険対象外になるとはいえません。

雇用契約書の「契約期間」「更新の有無」「所定労働時間」を確認すると判断しやすくなります。不明な場合は店舗だけでなく会社の採用担当・人事担当へ確認する方法もあります。

具体例:週5日・1日8時間で入社する場合

たとえばGiGOの店舗で9月1日からアルバイトとして、週5日・1日8時間、週40時間程度勤務する契約を結んだとします。入社後1~2カ月はOJT研修を受け、その後も同じ勤務条件で働き続ける予定だとします。

店舗の通常の労働者も週40時間程度勤務しているのであれば、所定労働時間・日数の4分の3以上を満たす可能性が高く、健康保険・厚生年金の加入対象として扱われるのが基本です。この場合、研修が終わる11月からではなく、条件を満たした状態で使用関係が始まった9月1日が資格取得日になると考えるのが制度上の原則です。

一方、「最初の1カ月だけ週2日・1日4時間で研修し、翌月から週5フルタイムへ契約変更する」といったケースでは、加入条件を満たす時期が異なる可能性があります。したがって「週5になる予定」ではなく、入社時点の雇用契約がどうなっているかが重要です。

社会保険に加入すると給与から何が引かれる?

健康保険・厚生年金へ加入すると、従業員負担分の保険料が給与から控除されます。社会保険料はすべて本人が負担するわけではなく、健康保険料や厚生年金保険料は原則として会社側も負担します。

そのため、社会保険加入前と比べると給与の手取りは減りますが、健康保険に加入できるほか、将来の厚生年金額にも反映されます。健康保険には、一定条件のもとで病気やけがで仕事を休んだ場合に利用できる傷病手当金などの給付もあります。

なお、「社会保険」という言葉には広い意味では雇用保険や労災保険も含まれますが、求人で「社会保険完備」などと表現するときは、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険などをまとめて指していることがあります。それぞれ加入条件は同一ではありません。

給与明細で社会保険料が引かれていなくても最初の月だけで判断しない

入社して最初に受け取った給与明細に健康保険料や厚生年金保険料の控除が見当たらない場合でも、それだけで「社会保険に入れてもらえていない」と断定することはできません。

会社によって、当月分の保険料を翌月の給与から控除するなど給与計算上のタイミングが異なるためです。たとえば9月分の社会保険料が10月支給給与から控除される場合があります。

加入状況そのものを確認したい場合は、「保険料が何月の給与から引かれるか」ではなく「健康保険・厚生年金の資格取得日はいつか」を会社へ確認するのが確実です。

入社前にGiGOへ確認しておきたいポイント

週5フルタイムで採用される予定なら、勤務開始前または雇用契約書を受け取った段階で社会保険について確認しておくと安心です。

  • 週の所定労働時間は何時間か
  • 月の所定労働日数は何日か
  • 健康保険・厚生年金の加入対象になるか
  • 社会保険の資格取得日は入社日か
  • 研修期間中も勤務時間は同じか
  • 雇用契約の期間と更新条件はどうなっているか
  • 社会保険料は何月の給与から控除されるか

聞き方としては、「週5フルタイム契約なのですが、健康保険と厚生年金の資格取得日は入社日になりますか?」と確認すれば、単に「社会保険ありますか」と聞くより具体的な回答を得やすくなります。

GiGOのアルバイト求人公式サイトでは入社時の研修制度が案内されていますが、個々の店舗・求人の勤務時間や募集条件は異なります。そのため、最終的には実際に応募・採用された店舗の募集要項と雇用契約書を確認してください。[参照] GENDA GiGO Entertainment アルバイト求人情報

現在国民健康保険に入っている場合は会社の加入日を確認してから手続きする

現在、自分で国民健康保険に加入している場合は、勤務先の健康保険へ加入したあとに国民健康保険の脱退手続きが必要になることがあります。自治体によって必要書類や手続方法が異なるため、会社の資格取得日を確認してから居住地の自治体へ確認しましょう。

国民年金については、厚生年金の被保険者資格を取得すると第2号被保険者となります。日本年金機構では、会社が資格取得届を提出して厚生年金へ加入した場合、厚生年金の資格取得月以降は国民年金保険料を別に納める必要はないと案内しています。[参照] 日本年金機構「厚生年金保険に加入しましたが、自宅に国民年金の納付書が届きました」

手続きの反映前に国民年金の納付書が届くこともあるため、二重払いが心配な場合は勤務先や年金事務所へ資格取得日を確認するとよいでしょう。

まとめ:GiGOで週5フルタイムなら研修中から社会保険対象になる可能性が高い

GiGOで週5日のフルタイム勤務をする契約で、通常の労働者の所定労働時間・所定労働日数の4分の3以上を満たしているのであれば、健康保険・厚生年金の加入対象になる可能性は高いと考えられます。

GiGOの公式採用サイトでは1~2カ月程度の研修制度が案内されていますが、「研修期間中だから社会保険に入れない」という一般的なルールはありません。日本年金機構も、社会保険の加入要件を満たしていれば試用期間中であっても、実際の使用関係が始まった日から資格取得するという考え方を明示しています。

したがって、週5フルタイムで入社時からその勤務条件が適用されるのであれば、「研修が終わってから社会保険」というより、入社日からの加入になるかをまず確認するのが適切です。ただし、入社当初だけ勤務時間が短い、短期契約になっているなどの事情があれば加入時期が変わる可能性があります。

最も確実なのは、採用された店舗や人事担当者へ「健康保険と厚生年金の資格取得日は何月何日になりますか」と確認し、雇用契約書の所定労働時間・所定労働日数・契約期間も併せて確認することです。

※本記事は2026年8月時点の日本年金機構およびGENDA GiGO Entertainmentの公開情報をもとに解説しています。社会保険制度は改正されることがあり、実際の加入可否は勤務先の適用状況、雇用契約、労働時間、労働日数、契約期間などによって異なります。

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