会社を退職して社会保険から国民健康保険へ切り替える場合、気になるのが後から届く納付書の金額です。特に数週間だけ無保険期間があった場合や、退職後に収入がなくなった場合でも、前年の所得を基準に保険料が計算されるため注意が必要です。この記事では、前年収入150万円程度のケースを例に、国民健康保険料や住民税がどのように決まるのか、確認ポイントを解説します。
国民健康保険料は退職後の収入ではなく前年所得で決まる
国民健康保険料は、現在の収入ではなく原則として前年の所得をもとに計算されます。そのため、7月から無職になって収入がなくなった場合でも、前年に給与収入があれば一定の保険料が発生します。
国民健康保険料の計算方法は自治体によって異なります。枚方市の場合も、所得割、均等割など複数の項目を合算して年間保険料が決まります。
例えば、前年の給与収入が150万円だった場合、給与所得控除後の所得を基準に計算されるため、単純に150万円へ保険料率をかけるわけではありません。
年収150万円の場合の国民健康保険料の目安
前年収入150万円の場合、正確な金額は年齢、世帯人数、加入人数、控除状況によって変わりますが、国民健康保険料は年間で数万円から十数万円程度になるケースがあります。
特に40歳以上の場合は介護保険分が加算されるため、40歳未満の場合より負担が増える可能性があります。また、同じ年収でも一人暮らしか世帯加入かによって金額は変わります。
例えば、一人暮らしで前年給与収入150万円、退職後は無収入という場合でも、翌年度の保険料は前年所得をもとに請求されるため、退職直後に支払いが発生することがあります。
住民税は退職後も前年所得分が請求される
住民税も国民健康保険と同じように、前年の所得を基準に計算されます。そのため、退職して現在収入がなくても、前年に働いていた分の住民税が翌年に請求されることがあります。
会社員の場合、在職中は給与から住民税が天引きされていることが多いですが、退職すると残りの住民税を自分で納付する普通徴収へ切り替わることがあります。
例えば、6月に退職した場合でも、その年度分の住民税の残額について納付書が届くことがあります。退職後の生活費を考える際は、税金の支払い分も確保しておくことが大切です。
社会保険から国民健康保険への切り替え時に注意すること
会社の健康保険を抜けた場合は、原則として14日以内に市区町村で国民健康保険への加入手続きを行います。手続きをしない期間があっても、加入資格が発生した日にさかのぼって保険料が計算される場合があります。
例えば、6月13日から7月8日まで健康保険の空白期間があった場合、その期間についても国民健康保険料の対象となる可能性があります。
ただし、退職理由によっては国民健康保険料の軽減制度を利用できる場合があります。会社都合退職や一定の離職理由に該当する場合は、市役所で確認するとよいでしょう。
無職になった場合に利用できる負担軽減制度
退職後に収入がなくなり、国民健康保険料や住民税の支払いが難しい場合は、自治体の減免制度や分割相談を利用できる可能性があります。
国民健康保険料については、所得が一定以下の場合に均等割が軽減される制度があります。また、災害や失業など特別な事情がある場合に減免対象となる自治体もあります。
例えば、退職後すぐに再就職できず生活が苦しい場合でも、納付書を放置せず、市役所の窓口で相談することで支払い方法について案内を受けられます。
正確な金額を知るには市役所で確認するのが確実
国民健康保険料や住民税は、年齢、前年所得、世帯状況、各種控除によって大きく変わります。そのため、インターネット上の目安だけでは正確な金額を判断することはできません。
枚方市の場合は、市役所の国民健康保険担当窓口で前年所得や退職日を伝えることで、おおよその保険料を確認できる場合があります。
納付書が届いてから慌てないためにも、退職が決まった時点で今後発生する税金や保険料を確認しておくことがおすすめです。
まとめ|退職後の国保や住民税は前年収入を基準に準備することが大切
社会保険から国民健康保険へ切り替える場合、退職後に収入がなくなっても前年の所得をもとに保険料や住民税が計算されます。そのため、前年収入150万円程度の場合でも一定の負担が発生する可能性があります。
また、無保険期間があった場合でも、国民健康保険の加入期間としてさかのぼって計算されるケースがあります。正確な金額を知るには、加入する自治体へ確認することが最も確実です。
退職後の生活設計では、給与がなくなることだけでなく、住民税や健康保険料の支払いも含めて準備しておくことが重要です。

コメント