エポスカードを海外サービスやオンライン決済に登録するとき、「本人認証をSMSではなくメールで受け取りたい」と考えることがあります。特に海外旅行で現地SIMやeSIMを利用する予定がある場合、日本の携帯電話番号でSMSを受信できるか心配になることもあるでしょう。
しかし、エポスカードの本人認証サービス(Visa Secure/3Dセキュア)で発行されるワンタイムパスワードについては、現在の公式案内では登録している携帯電話番号へのSMS送信となっています。
エポスカード公式FAQでは、3Dセキュアのワンタイムパスワードはメールアドレスには送信されないと明記されています。そのため、エポスNetの設定画面から「SMS認証→メール認証」へ任意に変更する方法は、少なくとも現在公開されている本人認証サービスには用意されていません。[参照:エポスカード公式FAQ]
エポスカードの3Dセキュアはメール認証へ変更できない
エポスカードの本人認証サービスはVisa Secureに対応しています。オンラインショッピングなどで必要に応じて追加認証が行われ、ワンタイムパスワードが要求された場合には、エポスカードへ登録している携帯電話番号へSMSで送信されます。
公式FAQでは「メールアドレスに送信されますか?」という質問に対して、ワンタイムパスワードは登録携帯電話番号宛てのSMSで送信し、メールアドレスには送信しないと案内されています。[参照:ワンタイムパスワードの送信先]
したがって、エポスNetにメールアドレスを登録していても、そのメールアドレスを3Dセキュアのワンタイムパスワード送信先として選択することはできません。「登録メールアドレスを変更すること」と「3Dセキュアの認証先をメールにすること」は別の話なので注意が必要です。
エポスNetのメール通知と3Dセキュア認証は別物
混同しやすいのが、エポスカードから届く各種メールです。エポスカードにはカード利用通知やエポスNetへのログイン通知など、メールを利用するサービスがあります。
しかし、これらはVisa Secureのワンタイムパスワードとは別の機能です。「エポスカードからメールが届いているから、本人認証もメールに変更できる」ということにはなりません。
本人認証サービスについてエポスカードは、必要な場合には毎回新しく発行される8桁のワンタイムパスワードを使用し、登録携帯電話番号へSMSで送信すると案内しています。[参照:エポスカード 本人認証サービス]
WOWPASSなど海外サービスで使う場合はSMSを受信できる状態にしておく
WOWPASSなどのサービスへエポスカードを登録・利用する場合でも、カード発行会社側で本人認証が要求されれば、エポスカード側の認証方法に従うことになります。そのため「WOWPASSではメール認証のほうが便利」という情報を見かけたとしても、エポスカード側の3Dセキュア送信方法をメールへ自由に変更できることを意味するわけではありません。
海外で利用する予定なら、日本の携帯電話番号でSMSを受信できる状態を確保しておくことが重要です。海外用eSIMを追加する場合も、日本のSIMを完全に無効化する前に、契約中の通信会社で海外滞在中にSMSを受信できる条件を確認しておくと安心です。
また、サービスによってはカード登録時には認証が発生せず、実際の決済時など特定の取引だけ追加認証を要求される場合があります。「以前は認証なしで使えた」という経験があっても、次回も認証されないとは限りません。
SMSが届かない場合に確認するポイント
3Dセキュア画面が表示されたのにSMSが届かない場合、まずエポスカードへ登録されている携帯電話番号が現在使用している番号と一致しているか確認します。
エポスカード公式FAQでは、ワンタイムパスワードが届かない場合について、登録携帯番号、SMS受信設定、通信環境などを確認するよう案内しています。海外キャリアやデータ通信専用契約では受信が制限される場合があることにも触れられています。[参照:ワンタイムパスワードが届かない場合]
特に機種変更や電話番号変更をした後は、カード会社に古い携帯電話番号が登録されたままになっていないか確認しておきましょう。海外へ出発してから気付くと本人認証ができず、予定していた決済ができない可能性があります。
本人認証サービス自体の設定も確認しておく
エポスカードのVisa Secureを利用するには、エポスNetへの登録など必要な設定があります。公式サイトでは、エポスNet登録後に本人認証サービスを利用できることが案内されています。[参照:エポスカード 本人認証サービス(Visa Secure)]
すでにエポスNetを利用している場合も、海外旅行や海外サービスへのカード登録を予定しているなら、出発前に登録情報を確認しておくとよいでしょう。特に携帯電話番号はワンタイムパスワードの受信に直接関係します。
なお、本人認証画面やSMSに表示されたワンタイムパスワードを第三者へ教えてはいけません。カード会社やサービス運営会社を名乗る相手から認証コードを尋ねられても入力・共有せず、不審な場合は公式アプリや公式サイトから確認することが重要です。
「メール認証がおすすめ」という情報はカード会社まで確認する
インターネットやSNSでは、海外決済について「メール認証に変更しておいたほうがよい」といった情報が紹介されることがあります。しかし、3Dセキュアの具体的な認証方式はカード発行会社によって異なります。
あるカード会社でメールによるワンタイムパスワードを選択できたとしても、エポスカードでも同じ設定ができるとは限りません。カードブランドが同じVisaであっても、実際の認証方法まで全カード会社で共通というわけではありません。
サービス側の説明とカード会社側の説明が食い違って見える場合には、カードの本人認証方法については発行会社であるエポスカードの最新案内を確認するのが確実です。
まとめ:エポスカードの3DセキュアはSMSからメール認証へ変更できない
エポスカードの本人認証サービス(Visa Secure/3Dセキュア)でワンタイムパスワードが必要になった場合、現在の公式案内では登録携帯電話番号へのSMSで送信され、メールアドレスへの送信には対応していません。
そのため、エポスNet内を探して「電話番号認証からメール認証へ変更する」という設定を行うことはできません。メールアドレスの登録・変更やメール通知サービスと、3Dセキュアのワンタイムパスワード送信方法は別の機能です。
WOWPASSなどを海外で利用する予定なら、メール認証への変更を探すより、エポスカードへ登録している携帯番号が正しいか、日本の携帯回線で渡航先でもSMSを受信できるかを事前に確認しておくことが重要です。仕様は変更される可能性もあるため、実際の利用前にはエポスカード公式サイトの最新情報も確認すると安心です。

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