年金定期便に記載されている年金額は、通常65歳から受給した場合の額です。繰り上げ受給を選択すると、受給開始年齢に応じて減額される仕組みになっています。63歳で受給を始める場合、減額率や計算方法を理解しておくことが大切です。
繰り上げ受給とは
繰り上げ受給は、老齢基礎年金や老齢厚生年金を65歳より前に受け取り始める制度です。受給開始年齢が早いほど、毎月の受給額が減額されます。
例えば、65歳での満額年金が195万2000円の場合、63歳で受給を開始すると減額率により金額が少なくなります。
繰り上げの減額率の目安
国民年金では、繰り上げ1か月につき0.5%減額されます。厚生年金は1か月あたり0.5%~0.4%程度の減額が一般的です。
63歳0か月で受給開始の場合、65歳までの24か月分が繰り上げとなるため、概算で老齢基礎年金は12%減額されます。老齢厚生年金も同様に計算されます。
具体例での計算
65歳での合計年金195万2000円の場合、繰り上げによる減額は以下の通りです。
- 老齢基礎年金778,000円×0.88=684,640円
- 老齢厚生年金報酬比例部分1,137,000円×0.88=1,000,560円
- 経過的加算部分37,000円×0.88=32,560円
合計で1,717,760円が63歳からの概算受給額となります。あくまで目安であり、正確な計算は日本年金機構に確認する必要があります。
繰り上げ受給のメリットと注意点
繰り上げ受給のメリットは、早く年金を受け取れることです。しかし、減額されるため長生きした場合の総受給額は少なくなります。
また、繰り上げ受給後に働いた場合の年金額調整や所得税への影響も考慮する必要があります。
まとめ
63歳での繰り上げ受給は、概算で65歳受給時の約88%程度となります。老齢基礎年金や老齢厚生年金それぞれの減額率を把握し、自分のライフプランに合わせた選択をすることが重要です。
正確な計算や最新情報は日本年金機構の公式サイトで確認してください。


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