定期預金の金利が高い銀行はどこ?証券口座との連携なしで選びやすい銀行を比較【2026年版】

貯金

まとまった預金をしばらく使う予定がない場合、普通預金より金利の高い定期預金へ預けたいと考える人は多いでしょう。一方で、「証券口座との連携が必要」「投資商品とのセット契約が条件」といった複雑な優遇ではなく、銀行口座を作って普通に定期預金へ預けるだけで高めの金利を受けられる銀行を選びたいという需要もあります。

2026年8月26日時点では、ネット銀行を中心に年1%を超える円定期預金が複数あります。特に期間限定キャンペーンでは1年もの年1.50%前後の商品もあり、メガバンクだけを比較するより選択肢はかなり広がっています。

ただし金利は頻繁に変更されるため、銀行名だけで決めるのではなく、預入期間、最低預入額、キャンペーン期限、中途解約時の扱い、預金保険制度などを確認することが重要です。ここでは証券口座との連携を前提にしない、比較的シンプルな円定期預金を中心に解説します。

2026年8月時点で注目しやすい定期預金

証券口座との連携や投資商品の購入を条件とせず、銀行の円定期預金として利用しやすい商品を比較すると、次のような選択肢があります。

銀行 預入期間 金利の目安・税引前 主な特徴
UI銀行 1年 年1.50% 2026年9月30日までのキャンペーン
あおぞら銀行BANK 1年 年1.20% 通常のネット定期、50万円以上
あおぞら銀行BANK 2年 年1.30% 通常のネット定期
あおぞら銀行BANK 5年 年1.50% 通常のネット定期、半年複利型
SBI新生銀行 1年 年1.20% パワーダイレクト円定期預金100

この中では、2026年8月26日時点ではUI銀行の1年もの年1.50%キャンペーンがシンプルで高水準です。UI銀行口座を持っている人なら誰でも対象とされており、証券口座との連携は条件になっていません。

一方、キャンペーン終了後も比較的高めの金利を利用したい場合には、あおぞら銀行BANKなどの通常定期預金も比較対象になります。

UI銀行は1年もの年1.50%キャンペーンを実施中

UI銀行では2026年7月16日から9月30日まで、1年もの円定期預金を年1.50%、税引後年1.195%で利用できるキャンペーンを実施しています。

対象はキャンペーン期間中に1年もののスーパー定期預金または大口定期預金へ新たに預け入れた利用者で、公式案内ではUI銀行口座を持つ人なら誰でも対象とされています。

証券口座との連携、投資信託の購入、給与振込などを条件にした金利ではありません。口座を開設し、対象期間中に1年定期を作るという比較的分かりやすい条件です。

[参照] UI銀行「1年もの定期預金 年1.50%キャンペーン」

100万円を年1.50%で1年間預けるといくら増える?

定期預金の金利は「年率」で表示されています。例えば100万円を年1.50%で1年間預けた場合、税引前の利息は単純計算で1万5,000円です。

預金利息には原則として20.315%の税金がかかるため、税引後の受取利息は約1万1,950円となります。

預入額 年1.50%の税引前利息 税引後の概算利息
50万円 7,500円 約5,976円
100万円 15,000円 約11,952円
300万円 45,000円 約35,856円
500万円 75,000円 約59,764円
1,000万円 150,000円 約119,528円

普通預金との金利差が大きい場合、数百万円を1年間預けると受取利息にもかなり差が出ます。

UI銀行の通常金利も比較的高め

キャンペーン以外の通常金利を見ると、UI銀行では2026年7月15日から1年ものスーパー定期が年1.10%、2年ものが年1.35%となっています。

1,000万円以上の大口定期では1年ものが年1.15%です。つまりキャンペーン終了後に必ず1.50%を利用できるわけではありませんが、通常金利そのものもメガバンクと比較する際の候補になります。

キャンペーン商品へ預ける場合は、初回満期後に自動継続すると、その時点の通常金利へ切り替わる点にも注意しましょう。

[参照] UI銀行「預金金利」

あおぞら銀行BANKは通常金利で1年1.20%

期間限定キャンペーンを追いかけたくない人にとって分かりやすい選択肢の一つが、あおぞら銀行のインターネット支店「BANK」です。

2026年8月1日時点の「BANK The 定期」は、50万円以上の預け入れで6か月年1.00%、1年年1.20%、2年年1.30%、3年年1.40%、5年年1.50%となっています。

証券口座との連携をしなくても利用できる通常の円定期預金であるため、「銀行だけで完結させたい」という人には理解しやすい商品です。

[参照] あおぞら銀行「BANK 円定期預金金利」

あおぞら銀行は普通預金も比較的高金利

あおぞら銀行BANKには、定期預金だけでなく普通預金の金利が高めという特徴があります。

2026年8月1日時点では、普通預金の100万円以下の部分が年1.00%、100万円を超える部分が年0.65%です。

そのため「全部を定期にして資金を動かせなくするのは不安」という場合、生活防衛資金を普通預金へ置き、当面使わない分だけ定期預金へ移す方法も考えられます。

SBI新生銀行も証券連携なしの1年定期で年1.20%

SBI新生銀行の「パワーダイレクト円定期預金100」では、2026年8月17日時点で1年ものが年1.20%となっています。

100万円以上から利用するインターネット専用の円定期預金で、預金保険制度の対象となる元本保証商品です。

SBIという名称から証券会社との連携が必須だと思う人もいるかもしれませんが、この定期預金そのものを利用するためにSBI証券の口座を開設する必要はありません。

[参照] SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金100」

30万円程度ならSBI新生銀行の短期定期も選択肢

まとまった100万円を預けるのは難しい場合、SBI新生銀行には30万円から利用できる「パワーダイレクト円定期預金30」もあります。

2026年8月17日時点では3か月と6か月が年1.00%となっています。期間が短いため、「半年以内に使う可能性はあるが、その間だけ定期預金へ置いておきたい」という用途に向いています。

金利だけなら長期定期のほうが高いケースがありますが、途中で必要になる可能性のある資金を5年定期へ入れるより、短期定期を繰り返すほうが使いやすい場合もあります。

[参照] SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金30」

「証券口座との連携なし」で選ぶなら何を見る?

銀行の広告では「最大○%」という非常に高い金利が目立つことがあります。しかし詳細を見ると、証券口座との連携、給与振込、クレジットカード利用、一定額以上の金融商品購入など複数の条件が付いている場合があります。

複雑な条件を避けたいなら、次のような表記を確認すると分かりやすくなります。

確認項目 チェックするポイント
対象者 口座保有者全員か
証券連携 証券口座の開設・連携が必須ではないか
新規資金条件 他行から入金した資金のみ対象ではないか
最低預入額 10万円・50万円・100万円など
期間 3か月・1年・5年など
キャンペーン期限 いつまでに定期を作る必要があるか

特に「最大年○%」ではなく、自分が実際に条件を満たしたときの適用金利を見ることが大切です。

キャンペーン金利の「年1.5%」で3か月預けても1.5%増えるわけではない

定期預金の金利表示で誤解しやすいのが「年○%」という表記です。

例えば3か月定期が年1.5%だったとしても、3か月で元本の1.5%が利息になるわけではありません。年率なので、おおむね4分の1に相当する期間の利息になります。

100万円を年1.5%で3か月預けた場合、税引前の利息は単純計算で約3,750円です。1年定期なら約1万5,000円です。

短期間の定期預金を比較するときには、表示されている年率だけでなく、実際の預入期間も必ず確認しましょう。

中途解約すると高い金利を受け取れないことが多い

定期預金は、決められた満期まで預けることを前提に高めの金利が設定されています。

途中で解約すると、最初に表示されていた年1.2%や年1.5%ではなく、銀行所定の低い中途解約利率が適用されるのが一般的です。

例えばあおぞら銀行BANKの「BANK The 定期」は中途解約時に年0.1%が適用されると案内されています。せっかく高金利で預けても、半年後に急に資金が必要になれば期待していた利息を得られません。

定期預金へ入れるのは「少なくとも満期までは使う可能性が低いお金」に限定するのが基本です。

1000万円を超える預金では預金保険制度にも注意

日本国内の銀行に預ける円普通預金や円定期預金は、原則として預金保険制度の対象です。

一つの金融機関について、預金者1人あたり元本1,000万円までと、その利息が保護されます。

例えば3,000万円の現金をすべて1銀行の定期預金へ預けるより、預金保険制度を意識して複数の金融機関へ分散する考え方があります。

なお外貨預金や一部の特殊な金融商品は預金保険制度の対象外です。「金利が高い」という理由だけで円定期預金と同じ感覚で選ばないよう注意しましょう。

「仕組預金」は普通の定期預金とは別物

銀行サイトを見ていると、通常の定期預金よりさらに高い金利が付いた「仕組預金」が掲載されていることがあります。

仕組預金には、満期日を銀行側が延長できるタイプや、原則として自由に中途解約できない商品などがあります。単純な円定期預金とは商品性が異なります。

「証券など複雑なものには触れず、元本保証のシンプルな定期預金を使いたい」という目的なら、「スーパー定期」「円定期預金」など通常の預金商品を選び、仕組預金を混同しないようにすると分かりやすいでしょう。

楽天銀行は証券連携なしでも使えるが優遇金利の宣伝には注意

楽天銀行にも円定期預金があります。ただし普通預金については「マネーブリッジ」など楽天証券との連携を利用した優遇金利が大きく表示されることがあります。

2026年8月3日時点の楽天銀行の通常普通預金金利は年0.40%で、マネーブリッジ利用時は残高条件に応じて最大年0.48%です。

証券口座との連携を避けたい場合は、「最大金利」ではなく通常金利・通常定期預金の金利だけを確認して比較すれば問題ありません。

[参照] 楽天銀行「預金金利」

金利だけで5年定期を選ぶべきとは限らない

一般に預入期間が長いほど金利が高く設定されることがあります。例えばあおぞら銀行BANKでは1年が年1.20%、5年が年1.50%です。

しかし5年間固定すると、その途中で市場金利がさらに上昇しても、すでに預けている定期預金の金利は基本的に変わりません。

例えば2年後に1年定期の市場金利が年2%へ上昇しても、年1.5%の5年定期へ預けた資金は残り3年間その条件のままとなります。

金利上昇局面では、すべてを長期間固定せず1年ものなどに分けて預ける方法もあります。

定期預金を複数に分ける「分割預金」も便利

例えば300万円を預ける場合、300万円すべてを1本の定期預金にする必要はありません。

100万円ずつ3本に分けておけば、急に100万円だけ必要になったとき1本だけ解約し、残り200万円は高い定期金利を維持できます。

1本300万円にまとめていると、銀行の商品によっては必要額が50万円だけでも定期全体を解約しなければならないことがあります。資金の使いやすさを考えるなら、小分けにするのも有効です。

生活防衛資金まで定期預金にしない

金利が高いと手元の現金をすべて定期預金へ移したくなることがあります。しかし病気、失業、家電の故障、車の修理など、急な支出はいつ起こるか分かりません。

少なくとも数か月分の生活費は、すぐ引き出せる普通預金へ残しておくほうが安全です。

例えば預金500万円のうち150万円を生活防衛資金として普通預金へ残し、残り350万円だけ定期預金へ回す、といった方法があります。

高い金利を取ることより、必要なときにお金を使えることのほうが家計では重要な場合があります。

100万円なら0.5%の金利差でいくら違う?

銀行を比較すると、「年1.0%と年1.5%ではたった0.5%しか違わない」と感じるかもしれません。

しかし100万円を1年間預ける場合、税引前では約5,000円の差があります。500万円なら約2万5,000円です。

預入額 年1.0%の税引前利息 年1.5%の税引前利息
50万円 5,000円 7,500円 2,500円
100万円 10,000円 15,000円 5,000円
300万円 30,000円 45,000円 15,000円
500万円 50,000円 75,000円 25,000円

一方、預入額が10万円程度なら金利差による実額は小さいため、ATMの使いやすさや口座管理の手間を優先してもよいでしょう。

シンプルさ重視なら候補をどう選ぶ?

「証券口座を作りたくない」「複雑な条件を達成したくない」という場合、2026年8月時点ではまずUI銀行とあおぞら銀行BANKを比較すると分かりやすいでしょう。

1年間預けられて2026年9月30日までに手続きできるなら、UI銀行の1年年1.50%キャンペーンは魅力的です。

キャンペーン期間を気にせず通常商品から選びたい場合は、あおぞら銀行BANKの1年年1.20%、2年年1.30%、3年年1.40%、5年年1.50%などが候補になります。

100万円以上を1年間預けるならSBI新生銀行の年1.20%も比較対象になります。いずれも通常の銀行預金として利用でき、証券口座との連携を必須条件としない商品です。

まとめ:証券連携なしならUI銀行・あおぞら銀行BANKなどが比較しやすい

2026年8月26日時点では、証券口座との連携や投資商品の購入を必要とせず、比較的シンプルな条件で高めの円定期預金を利用できる銀行があります。

特にUI銀行では2026年9月30日まで、1年もの円定期預金を年1.50%・税引前年率で利用できるキャンペーンを実施しています。UI銀行口座を持つ人なら誰でも対象とされており、証券会社との連携は条件ではありません。

キャンペーンではなく通常金利を重視するなら、あおぞら銀行BANKも分かりやすい選択肢です。2026年8月1日時点では、50万円以上で1年年1.20%、2年年1.30%、3年年1.40%、5年年1.50%となっています。

SBI新生銀行でも、100万円以上を対象とするインターネット専用定期預金で1年年1.20%が提示されています。こちらもSBI証券との連携を必須とする定期預金ではありません。

ただし最も金利の高い銀行は、キャンペーン開始・終了や市場金利の変更によって頻繁に入れ替わります。預ける直前に各銀行の公式サイトで最新金利を確認することが重要です。

また、金利だけで選ばず、最低預入額、満期まで使わない資金か、中途解約利率、自動継続後の金利も確認しましょう。特にキャンペーン金利は最初の満期までしか適用されず、自動継続後は通常金利になるケースが一般的です。

預金額が1,000万円を超える場合には預金保険制度も意識し、一つの銀行へ集中させず複数行へ分散する方法も検討できます。

[参照] UI銀行「1年もの定期預金 年1.50%キャンペーン」

[参照] あおぞら銀行「預金金利」

[参照] SBI新生銀行「パワーダイレクト円定期預金100」

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