飛び石でフロントガラスにヒビ!ディーラーに連絡後、保険会社からも連絡は来る?修理の流れを解説

自動車保険

走行中の飛び石でフロントガラスにヒビが入り、自動車保険を契約しているディーラーへ連絡すると、そのまま修理の予約まで進むことがあります。そこで気になるのが、「あとはディーラーと話すだけでいいのか」「保険会社から自分にも連絡が来るのか」という点です。

これは契約している保険会社、代理店であるディーラーの対応方法、事故受付の状況によって異なります。ディーラーへ連絡しただけで、必ず保険会社への事故報告まで完了しているとは限りません。修理予約と保険金請求は別の手続きとして考え、事故受付が済んでいるか確認するのが確実です。

飛び石によるフロントガラスのヒビは車両保険の対象になることがある

飛び石によるフロントガラスの損傷は、一般的に「飛来中・落下中の他物との衝突」にあたり、車両保険の補償対象となる場合があります。たとえば東京海上日動は、車両保険を契約している場合、飛び石によるフロントガラスの破損が補償されると案内しています。[参照]

損保ジャパンも、飛び石によるフロントガラスの損傷は一般的に「物の飛来・落下」による事故として車両保険の対象になると説明しています。[参照]

ただし、実際に保険金が支払われるか、自己負担額があるかなどは契約内容によって異なります。「車両保険に入っているから必ず修理代が全額出る」と決めつけず、契約している保険会社・代理店に確認する必要があります。

ディーラーへの修理依頼と保険会社への事故受付は別の話

ここで整理しておきたいのが、「修理の手配」と「保険を使う手続き」の違いです。ディーラーはフロントガラスの状態を確認して、リペアまたは交換の日程を手配できます。一方、保険を利用する場合には、保険会社側でも事故受付や損害確認などの手続きが必要になります。

ただし、ディーラーが保険代理店になっている場合は、契約者から事故の連絡を受けた後、ディーラー側が保険会社との連絡を進めてくれるケースがあります。この場合、契約者から見ると「ディーラーに電話しただけで手続きが進んだ」ように見えることがあります。

反対に、ディーラーでは修理予約だけが行われ、保険会社への事故連絡は契約者自身が行う運用の場合も考えられます。そのため、「保険会社への事故受付も済んでいますか?」とディーラーへ一言確認するのが最も分かりやすい方法です。

保険会社から本人へ連絡が来る場合もある

ディーラーや代理店から保険会社へ事故報告が行われた後、保険会社の事故担当者から契約者本人へ連絡が入る場合があります。事故状況、損傷箇所、修理先などについて確認されることがあります。

一方、修理工場・ディーラーと保険会社の間で必要な確認が進み、契約者への連絡が限定的になるケースもあります。したがって「ディーラー経由なら必ず保険会社から電話が来る」「電話が来ないなら手続きされていない」とまでは言えません。

連絡方法についても電話だけとは限らず、保険会社によってはWebやアプリなどを利用することがあります。連絡の有無だけで判断せず、事故受付番号などが発行されているかを確認すると状況を把握しやすくなります。

修理前に確認しておきたい4つのポイント

ディーラーへ修理を依頼した場合でも、保険を利用する予定なら、修理前に「保険会社への事故受付は完了しているか」「車両保険の対象になるか」「自己負担額はいくらか」「翌年以降の等級・保険料へどのような影響があるか」を確認しておくと安心です。

確認事項 確認する理由
事故受付が完了しているか 修理予約だけで保険手続きが未完了という状態を防ぐため
車両保険の補償対象か 契約内容によって補償条件が異なるため
免責金額・自己負担額 保険を使っても自己負担が発生する場合があるため
等級・保険料への影響 修理費によっては保険を使わないほうが総負担を抑えられる場合があるため

特に重要なのが、修理費だけを見てすぐに保険使用を決めないことです。飛び石による車両保険の利用は一般的に等級へ影響するため、修理金額と将来の保険料への影響を比較する必要があります。

飛び石で保険を使うと等級はどうなる?

飛び石によるフロントガラス損傷で車両保険を利用した場合、一般的なノンフリート契約では1等級ダウン事故として扱われます。東京海上日動も、飛び石によるフロントガラス破損について、ノンフリート契約では1等級ダウン事故になると案内しています。[参照]

そのため、たとえば小さなヒビのリペアで修理費が比較的安い場合、保険を使ったことによる今後の保険料増加などを考慮すると、自費修理のほうが有利になるケースもあります。反対に、ガラス交換で高額になる場合には保険を利用するメリットが大きくなる可能性があります。

どちらが得かは現在の等級、保険料、免責金額、修理費などによって変わります。保険会社や代理店に「今回保険を使用した場合と使用しなかった場合で、次回以降の保険料がどう変わるか」を確認してから判断するとよいでしょう。

ヒビが入ったフロントガラスは修理日まで放置しない

フロントガラスの小さなヒビでも、走行時の振動や温度変化などによって広がる可能性があります。損保ジャパンも、損傷を放置すると視界を妨げたり、運転に支障をきたしたりするおそれがあるため、適切に対処するよう案内しています。[参照]

修理予約が取れていても、ヒビが急に広がった、運転席からの視界を妨げているなど、安全な走行に不安がある状態なら無理に運転しないことが重要です。必要に応じてディーラーやロードサービスへ相談します。

また、修理前に損傷部分を写真で記録しておくと、発生時の状態を残せます。事故発生日時や場所、どのような状況で飛び石を受けたかも簡単にメモしておくと、保険会社から確認された際に説明しやすくなります。

まとめ:ディーラーに「保険会社への事故受付も済んでいるか」を確認しよう

飛び石でフロントガラスにヒビが入り、保険代理店でもあるディーラーへ連絡した場合、ディーラーが修理手配とあわせて保険会社との手続きを進めてくれるケースがあります。その後、保険会社の担当者から契約者本人へ連絡が入る場合もあります。

ただし、ディーラーで修理予約が完了したことと、保険会社への事故受付が完了したことは必ずしも同じではありません。保険会社からの連絡をただ待つより、ディーラーへ「保険会社への事故受付も済んでいますか」「こちらから保険会社へ連絡する必要はありますか」と確認するのが確実です。

さらに、車両保険を実際に使うかについては、修理費だけでなく免責金額や翌年以降の等級・保険料への影響も確認して決めることが大切です。ディーラーと保険会社のどちらと話すべきか迷ったときは、まず事故受付の状況を確認し、必要であれば契約している保険会社の事故窓口にも直接確認するとよいでしょう。

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