退職日は20日と31日どちらが得?社会保険料・国民健康保険・年金から考える退職日の決め方

社会保険

退職日を月途中にするか月末にするかで、社会保険料や退職後の健康保険・年金の負担が変わる場合があります。特に退職後すぐに再就職しない場合は、退職日によって支払う保険料の期間や手続きが変わるため、慎重に決めることが大切です。この記事では、給料の締め日とは別に、社会保険料の仕組みから退職日を決めるポイントを解説します。

退職日は給料の締め日だけで決めないことが重要

退職日を考える際、「給料が20日締めだから20日に辞めた方が得なのでは」と考える人もいます。しかし、給与の締め日は会社独自のルールであり、社会保険料の計算期間とは別の仕組みになっています。

例えば、7月21日から8月20日まで勤務した分が9月5日に支給される会社であっても、社会保険料は退職日の翌日を基準に資格喪失日が決まります。

そのため、20日退職と31日退職では、給与の受け取りだけではなく、健康保険や厚生年金の負担を比較する必要があります。

社会保険料は退職日によってどのように変わるのか

会社員が加入している健康保険と厚生年金は、資格喪失日の属する月の前月分まで保険料が発生する仕組みです。

資格喪失日は退職日の翌日になるため、例えば8月20日に退職した場合は8月21日が資格喪失日になります。一方、8月31日に退職した場合は9月1日が資格喪失日です。

この違いによって、8月分の社会保険料を会社で負担するかどうかが変わる可能性があります。

8月20日退職と8月31日退職の違い

8月20日に退職すると、8月21日に社会保険資格を失います。その後すぐ再就職しない場合は、8月21日以降について国民健康保険への加入や国民年金への切り替え手続きが必要になります。

一方、8月31日に退職すると、8月31日まで会社の社会保険に加入している状態になります。そして9月1日から国民健康保険や国民年金へ切り替える流れになります。

単純に考えると、月末退職の場合は会社の社会保険に加入している期間が長くなりますが、その分社会保険料の負担が発生するケースもあります。

退職後すぐ働かない場合に確認したいポイント

退職後に再就職予定がない場合、健康保険の選択肢として以下のような方法があります。

  • 国民健康保険へ加入する
  • 現在加入している健康保険の任意継続を利用する
  • 家族の扶養に入る

どの方法が安くなるかは、前年所得や住んでいる自治体、加入していた健康保険組合によって異なります。

例えば、退職後の収入が少ない場合でも、前年の所得によって国民健康保険料が高くなることがあります。そのため、退職日前に役所や健康保険組合へ確認しておくと安心です。

月末退職が有利になるケースと不利になるケース

月末退職が有利になる代表的なケースは、退職後すぐに再就職する場合です。転職先で翌月から社会保険に加入できる場合、保険の空白期間を作らずに済みます。

また、厚生年金の加入期間を1か月でも長くしたい場合にも、月末まで在籍するメリットがあります。

一方で、退職後しばらく無職になる場合は、国民健康保険料や国民年金保険料との比較が必要です。20日退職の方が必ず得、31日退職の方が必ず得というわけではありません。

退職日を決める前に確認すべきこと

退職日を決める前には、以下の点を確認すると判断しやすくなります。

  • 退職後の健康保険は国民健康保険か任意継続か
  • 国民年金への切り替えが必要になる期間
  • 会社の給与締め日と最終給与の支給タイミング
  • 有給休暇の残日数

特に社会保険料は個人の給与額や自治体によって差が出るため、具体的な金額を比較することが大切です。

まとめ

退職日を8月20日にするか8月31日にするかは、給与の締め日だけではなく、社会保険料や退職後の保険制度を考えて決める必要があります。

退職後すぐに就職しない場合は、国民健康保険や任意継続の金額によって有利な退職日が変わる可能性があります。

最も負担を抑える方法を選ぶには、自分の場合の健康保険料や年金負担を確認したうえで、退職日を決定することが重要です。

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