セブン銀行ATMの「スマホATM」で出金しようとした際、ATM側がタイムアウトして「もう一度初めからやり直してください」と表示される一方、スマートフォン側には企業番号が残ることがあります。その直後に再操作すると「時間をあけてやり直してください」といった案内になり、いつ再試行できるのか分からず困るケースがあります。
まず重要なのは、セブン銀行の公開情報では、このようなケースについて一律に「○時間待てば解除される」という待機時間は確認できないことです。またスマホATMはセブン銀行口座だけでなく提携する金融機関・サービスでも利用されており、利用会社によって操作手順や制限が異なります。
したがって、タイムアウト後に再試行できない場合は、何時間と推測して何度も操作するより、一度取引を終了してからアプリ・通信・位置情報などを確認し、それでも利用できなければ利用している銀行やサービス側へ問い合わせるのが確実です。
スマホATMで企業番号が表示される仕組み
セブン銀行のスマホATMによる一般的な出金では、ATM画面でスマートフォン取引を選び、アプリを起動して出金を選択します。その後、ATMに表示されたQRコードをアプリで読み取ります。
QRコードを読み取るとスマートフォン側に「企業番号」が表示され、その番号をATMへ入力します。セブン銀行によると、この企業番号はATMで取引を行う銀行を識別するための番号です。[参照:セブン銀行 スマホATMの企業番号について]
その後、暗証番号または認証番号などを入力して取引を進めます。つまり、スマートフォンに企業番号が表示された段階は、まだ現金の出金が完了した状態ではありません。ATM側とアプリ側で一連の処理を進めている途中と考えると分かりやすいでしょう。[参照:セブン銀行 スマホATMの操作方法]
ATM側がタイムアウトしたら企業番号をそのまま使わない
ATM側で時間切れとなり、最初からやり直すよう案内された場合は、スマートフォンに先ほどの企業番号が残っていたとしても、その取引を続行できるとは限りません。ATM側ではすでにその操作が終了している可能性があるためです。
セブン銀行のFAQでも、スマホATM取引中に企業番号を入力する前にアプリのホーム画面へ戻ってしまったケースについては、ATMの「取消」を押して一度手続きをキャンセルし、最初からやり直すよう案内しています。[参照:セブン銀行 スマホATM取引中の操作について]
ATM側とスマートフォン側の画面状態が食い違ったときは、途中から無理に続けるのではなく、いったん双方の取引を終了させて新しい取引として開始するのが基本です。
「時間をあけて」の具体的な時間は一律に判断できない
気になるのは「時間をあけてやり直してください」と表示された場合、10分なのか1時間なのか数時間なのかという点です。しかし、セブン銀行が一般向けに公開しているスマホATMの案内では、この種の再試行制限について一律の解除時間は示されていません。
さらにセブン銀行のスマホATMは、セブン銀行口座以外にも複数の金融機関・サービスが利用しています。セブン銀行自身も「お取引会社によって、ご利用いただけるサービスや操作手順、入力内容が異なる」と案内しています。[参照:セブン銀行 スマホATM]
そのため、「必ず1時間待てば使える」「3時間で解除される」などと断定するのは適切ではありません。セブン銀行口座のMyセブン銀行を使っているのか、別のネット銀行・金融サービスのアプリを使っているのかによって、確認先も変わります。
端末の個体差より通信・アプリ・認証状態を確認する
一度は正常にスマホATMを利用できたスマートフォンで今回だけタイムアウトしたからといって、すぐに端末故障やATMの欠陥と判断することはできません。スマホATMはATM単体で処理が完結するものではなく、ATM、スマートフォンアプリ、通信回線、金融機関側システムなどが連携して動作します。
セブン銀行のスマホATM規定では、サービス提供に必要なシステム・設備の障害や、通信事業者など第三者の通信機器・回線の障害等によってサービス提供が遅延または不能になる場合があるとされています。またアプリは最新状態で利用するよう案内されています。[参照:セブン銀行 スマホATM規定]
セブン銀行口座のMyセブン銀行では、カメラと位置情報へのアクセス許可、位置情報サービスの有効化も必要です。[参照:セブン銀行 スマホATMを利用できない場合]
タイムアウトしたときに試したい対処法
スマホATMでタイムアウトした場合は、同じ操作を短時間に何度も繰り返すより、まず一連の取引を終了させて状態を整えるほうがよいでしょう。
- ATM側の取引が完全に終了していることを確認する
- アプリ側でも途中の取引画面を終了する
- アプリが最新版になっているか確認する
- スマートフォンの通信状態を確認する
- セブン銀行口座の場合はカメラ・位置情報の権限と位置情報サービスを確認する
- 少し時間を置いて、新しいQRコードから最初から操作する
- 同じ表示が続く場合は利用している金融機関・サービスへ問い合わせる
また、別のセブン銀行ATMを利用できる状況なら、場所を変えて試すことで特定ATM側の一時的な問題かどうかを切り分ける材料になります。ただしアプリ側で再試行制限が表示されている間は、別ATMでもすぐに解消するとは限りません。
何度も連続で試すよりサポートへ確認したほうが確実
金融サービスではセキュリティ上、取引の途中終了や認証の繰り返しに対して一定の制御が設けられている場合があります。具体的な制御内容が公開されていない場合、利用者側から正確な解除時刻を推測することは困難です。
特に数時間待っても同じエラーになる場合や、翌日になっても利用できない場合は、単なるタイムアウトではなくアプリの利用状態や口座側の制限など別の原因も考えられます。
このとき問い合わせ先を間違えないことも重要です。セブン銀行ATMで他社の銀行アプリや金融サービスを使って出金している場合、サービス提供の有無やアプリ固有の操作については各取引会社への問い合わせが必要になる場合があります。セブン銀行も、スマホATMのサービス提供状況については各取引会社へ問い合わせるよう案内しています。
「タイムアウト=ATMの欠陥」とは限らない
現金が必要なタイミングでATMが時間切れになれば不便ですが、一度タイムアウトしたという事実だけでは、ATM本体やネット銀行サービスそのものに欠陥があるとは判断できません。
スマホATMは通常のキャッシュカード取引と異なり、QRコードの読み取り、アプリとの通信、企業番号・認証情報の入力など複数の工程があります。一定時間操作が進まなければ取引を終了させる仕組みは、不正利用防止の観点からも必要になります。
セブン銀行はスマホATMについて、本人確認や端末認証に加え、位置情報を利用した不正利用防止機能も案内しています。[参照:セブン銀行 スマホATMの安全性]
まとめ:具体的な待ち時間は一律ではなく、続く場合は利用会社へ確認
セブン銀行ATMでスマホ出金中にタイムアウトし、スマートフォンには企業番号が表示されたままになった場合は、その番号を使って途中から続けるのではなく、一度取引を終了して最初から操作し直すのが基本です。
再操作時に「時間をあけてやり直してください」と表示された場合について、一般公開されているセブン銀行の案内から「○時間後に必ず解除される」という一律の時間を示すことはできません。短時間の連続操作を避けて再試行し、それでも解消しない場合は問い合わせるのが確実です。
また、セブン銀行ATMで別のネット銀行や金融サービスのアプリを使っている場合は、そのサービス独自の制限である可能性もあります。問い合わせる際には「利用したアプリ名」「発生時刻」「ATM側に表示された文言」「アプリ側に表示された文言」を控えておくと原因を確認してもらいやすくなります。


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