転職先で年末調整を受ける際、前職や退職後のアルバイト先から源泉徴収票を提出するよう求められることがあります。しかし、源泉徴収票を受け取っていない場合や、給与明細が手元にない場合は、どのように対応すればよいのか不安になるものです。
特に、退職後に短期間だけアルバイトをした場合や、給与が銀行振込のみで支払われていた場合は、給与を受け取った事実や金額をどう確認すればよいのか迷うケースがあります。
この記事では、源泉徴収票が手元にない場合の年末調整の進め方、アルバイト先への対応、給与額を確認する方法について分かりやすく解説します。
年末調整では源泉徴収票が基本的に必要になる
転職した年に新しい勤務先で年末調整を受ける場合、原則として前職の給与や源泉徴収税額を合算して計算する必要があります。
そのため、前の会社から発行された源泉徴収票を新しい勤務先へ提出することが一般的です。源泉徴収票には、その年に支払われた給与額や所得税の徴収額などが記載されています。
例えば、1月から6月まで正社員として勤務し、7月から別の会社へ転職した場合、新しい会社は前職分の給与情報を含めて年末調整を行います。
アルバイト先から源泉徴収票をもらっていない場合の対応
アルバイトであっても、給与として支払いを受けた場合、勤務先には源泉徴収票を発行する義務があります。雇用形態がアルバイトだから源泉徴収票が不要ということではありません。
まずはアルバイト先へ連絡し、「年末調整で必要なため源泉徴収票を発行してください」と依頼しましょう。
例えば、数か月だけ勤務したアルバイト先であっても、その年に給与を受け取っている場合は源泉徴収票の対象になります。退職後であっても発行を依頼できます。
給与明細がない場合でも給与を確認する方法
給与明細が手元にない場合でも、給与を受け取った事実を確認する方法はいくつかあります。
銀行振込で給与を受け取っていた場合は、通帳やネットバンキングの入出金履歴が給与受取の証明になります。振込元の名前や金額、振込日などを確認することで、給与額を把握できます。
また、アルバイト先に給与の支払額を確認する方法もあります。源泉徴収票を発行してもらえば、給与額や源泉徴収された税額を正式に確認できます。
源泉徴収票が年末調整に間に合わない場合
年末調整の提出期限までに源泉徴収票が届かない場合は、まず勤務先の担当者へ状況を説明することが大切です。
前職やアルバイト先へ発行を依頼していることを伝え、対応方法を確認しましょう。会社によっては、一時的に年末調整を行わず、本人が確定申告で精算するよう案内される場合があります。
例えば、12月に転職したため前職の源泉徴収票が間に合わない場合などは、翌年に自分で確定申告を行って所得税を調整するケースがあります。
源泉徴収票を発行してもらえない場合の対処法
勤務先へ依頼しても源泉徴収票を発行してもらえない場合は、税務署へ相談できます。
給与を支払った会社には源泉徴収票を交付する義務があるため、正当な理由なく発行されない場合は税務署から指導が行われることがあります。
ただし、まずは勤務先へ再度確認し、担当者の手続き漏れや住所変更による未着などの可能性を確認することが大切です。
アルバイト分を含めて年末調整する際の注意点
転職前後に複数の勤務先から給与を受け取っている場合、すべての給与を正しく申告する必要があります。
例えば、前職の会社から給与を受け取り、その後に短期間のアルバイト収入があった場合、アルバイト分の給与も所得税計算に影響します。
源泉徴収票が揃わないまま自己判断で金額を記載すると、後から税額の修正が必要になる可能性があるため、できるだけ正式な書類を準備することが重要です。
まとめ
転職時の年末調整では、前職やアルバイト先の源泉徴収票が必要になることがあります。源泉徴収票がない場合でも、まずは勤務先へ発行を依頼することが基本です。
給与明細がなくても、銀行振込の履歴などから給与を確認できる場合がありますが、正式な確認書類としては源泉徴収票が最も確実です。
源泉徴収票の発行が遅れて年末調整に間に合わない場合でも、確定申告によって税金を精算できます。焦らず勤務先や税務署へ相談しながら対応しましょう。


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