ダブルワークをしていてメインの仕事を退職した場合、「残った仕事を続けながら失業保険を受け取れるのか」と疑問に感じる方は少なくありません。雇用保険に加入していた勤務先を辞めた場合でも、もう一方の仕事があることで扱いが変わる可能性があります。
この記事では、複数の仕事をしていた人が退職した場合の失業保険(基本手当)の考え方や、受給するための条件、申告時の注意点について分かりやすく解説します。
失業保険を受け取るには「失業状態」であることが必要
失業保険(雇用保険の基本手当)は、仕事を辞めた人が再就職するまでの生活を支えるための制度です。ただし、単純に雇用保険に加入していた会社を退職しただけで必ず受け取れるわけではありません。
受給するためには、ハローワークで求職の申し込みを行い、「働く意思と能力があり、積極的に仕事を探している状態」であることが必要です。
そのため、退職後も別の仕事を継続している場合、その働き方によっては失業状態と認められないことがあります。
ダブルワークの片方を辞めた場合の判断ポイント
複数の仕事をしていた人が一方だけ退職した場合、残った仕事の勤務時間や収入状況によって失業保険の扱いが変わります。
例えば、メインの仕事を週40時間勤務していて、退職後にサブの仕事を週数時間だけ続けている場合と、サブの仕事が週20時間以上ある場合では判断が異なる可能性があります。
重要なのは「退職した仕事があるか」だけではなく、「現在も安定した就労をしている状態なのか」という点です。
副業やアルバイトをしながら失業保険を受給できる場合
退職後にアルバイトや副業をしていても、条件によっては失業保険を受け取れる場合があります。ただし、働いた日数や時間、収入については必ずハローワークへ申告する必要があります。
例えば、週に数日だけ短時間のアルバイトをしている場合、失業認定日に申告することで基本手当の一部が支給されるケースがあります。
一方で、継続的に長時間働いている場合は「就職した」と判断され、基本手当の対象外になる可能性があります。
サブの仕事を隠して申請するのは避けるべき
失業保険の申請時には、現在の仕事の状況を正しく伝えることが重要です。ダブルワークの片方を退職した場合でも、残っている仕事について申告が必要になります。
「少しだけ働いているから問題ない」と考えて申告しなかった場合、不正受給と判断される可能性があります。不正受給になると、支給された金額の返還や追加の納付を求められることがあります。
例えば、週末だけアルバイトをしている場合でも、勤務日数や時間を正確に伝えることで、適切な判断を受けることができます。
退職前に確認しておきたいポイント
ダブルワークをしている人が退職する場合は、退職前から以下の点を確認しておくと安心です。
- 退職した会社で雇用保険に加入していた期間
- 現在続けている仕事の勤務時間や契約内容
- 退職理由による給付開始時期の違い
- ハローワークへの申告方法
特に雇用保険の加入期間や退職理由によって、受給できる期間や開始時期が変わる場合があります。
自分のケースが受給対象になるか判断が難しい場合は、退職後にハローワークで相談することで、具体的な取り扱いを確認できます。
まとめ:ダブルワーク退職後の失業保険は働き方によって判断される
ダブルワークでメインの仕事を退職した場合でも、残った仕事の内容によっては失業保険を受け取れる可能性があります。
ただし、失業保険は「現在仕事をしているかどうか」ではなく、「再就職を目指す失業状態にあるか」が重要な判断基準になります。
サブの仕事を続けながら受給を検討する場合は、勤務時間や収入を正確に申告し、自分の状況が制度の条件に合っているかハローワークで確認することが大切です。


コメント