七十七銀行77ワイドローンは契約社員でも借りられる?年収280万円・リボ残高がある場合の審査ポイント

ローン

引っ越しでは敷金・礼金、仲介手数料、家具・家電、引っ越し業者への支払いなどが重なり、20万~30万円ほど一時的に資金が必要になることがあります。こうした用途で検討できる商品の一つが、七十七銀行の「77ワイドローン」です。

77ワイドローンは正社員だけを対象とした商品ではありません。七十七銀行は、返済に見合った安定した収入があれば、パート・アルバイト・派遣社員なども申し込めると明記しています。[七十七銀行・77ワイドローン参照]

ただし、申し込めることと審査に通ることは別です。雇用形態や年収だけでなく、現在の借入残高、クレジットカードの利用・返済状況、希望額などを含めて審査されます。特にリボ払いが残っている場合は、隠さず現在の負債として考える必要があります。

77ワイドローンは契約社員でも申込対象になり得る

2026年8月3日現在の七十七銀行の案内では、77ワイドローンを利用できる条件として、18歳以上で完済時80歳以下、返済に見合った安定した収入があること、東北6県または北海道に住んでいることなどが示されています。WEB申込は65歳未満が対象です。

さらに銀行は「パート・アルバイト・派遣社員の方等」も利用可能と明記しています。そのため、契約社員だからという理由だけで77ワイドローンの申込対象外になるとは考えにくいでしょう。

例えば、同じ勤務先で派遣社員として勤務した後に、その会社の契約社員へ切り替わったケースでは、現在の勤務状況や収入などを正確に申告することが重要です。派遣から契約社員へ変わった経緯を銀行側がどのように評価するかは個別審査となるため、「同じ会社に4年いるから勤続4年として必ず扱われる」とまでは断定できません。

年収280万円で20~25万円の申込みはどう考える?

77ワイドローンの融資額は10万円以上500万円以内、1万円単位です。パート・アルバイト・派遣社員などについては300万円以内という上限があります。したがって20万円や25万円という希望額自体は商品の設定範囲内です。

また、300万円以下の申込みでは所得確認書類と資金使途確認書類が原則不要と案内されています。ただし申込内容によっては提出を求められる場合があります。

年収280万円に対して20~25万円という金額だけを見ると、年収を大きく上回るような申込みではありません。しかし、銀行は「年収280万円なら25万円まで必ず融資する」といった審査基準を公表していません。他の借入や返済状況などを含めて判断されるため、年収だけから可否を予測することはできません。

クレジットカードのリボ払い19万円は審査に関係する?

ローンを申し込む際に見落としやすいのが、クレジットカードのリボ払いです。「カードの買い物だから銀行ローンとは別」と思われがちですが、与信審査では既存債務や返済状況も重要な情報になります。

七十七銀行の77ワイドローンに関する同意条項では、勤務先、資産・負債、借入内容などの情報が審査等に利用されることや、保証会社が個人信用情報機関の情報を与信判断のために利用することが示されています。[七十七銀行・ローン申込同意条項参照]

したがって、リボ残高19万円があることは審査と無関係とはいえません。ただし19万円残っているだけで自動的に審査落ちになるという公表基準もありません。残高、毎月の返済負担、他の借入、延滞の有無などを含めた総合判断になります。

「毎月きちんと返している」ことと「残高がある」ことは分けて考える

リボ払いを毎月約定どおり返済しているのであれば、延滞している状態とは意味が異なります。ローン審査では返済状況も確認対象となるため、支払いを遅らせないことは重要です。

一方で、遅れず返済していてもリボ残高そのものが消えるわけではありません。新しいローンを借りた後には、リボ払いの返済と77ワイドローンの返済を並行して行うことになるため、返済能力を考える際には両方の負担を見る必要があります。

例えばリボ19万円に加えて25万円を借りれば、単純な残高ベースでは合計44万円程度の債務を抱えることになります。さらに別のカードローンやキャッシング、自動車ローンなどがあれば、それらも含めて家計を確認しておく必要があります。

77ワイドローンはリボ払いの借換えにも利用できる

興味深いのは、77ワイドローン自体が既存ローンの借換えにも対応していることです。七十七銀行の公式ページでは、カードローン、キャッシング、リボルビング払いを77ワイドローンへまとめる試算例も掲載されています。

そのため、リボ残高を抱えながら新たに引っ越し資金だけを借りる方法だけでなく、条件によっては既存債務の整理も含めて銀行へ相談する考え方があります。ただし実際に借換えできるか、どの金利が適用されるかは審査結果によります。

リボ払いは手数料率が高い場合があるため、残高19万円については現在の手数料率も確認しておきたいところです。新規ローンを増やす前に、現在のリボを早く完済した場合と借りた場合の総支払額を比べることも大切です。

77ワイドローンの金利は審査によって変わる

2026年8月3日現在、77ワイドローンをWEBで申し込む場合の変動金利は年4.10%~11.30%です。実際の融資利率は審査結果によって決定され、借入日時点の金利が適用されます。

つまり25万円を借りる場合でも、必ず年4.10%になるわけではありません。審査結果によっては上限側の金利になる可能性も考慮して返済額を確認する必要があります。

また変動金利なので、借入期間中に金利が変わる可能性があります。少額の引っ越し資金なら、必要以上に返済期間を長くして毎月の返済額だけを小さくするより、無理なく早めに完済できる期間を検討したほうが総利息を抑えやすくなります。

派遣から契約社員になったばかりの場合は勤務歴を正確に申告する

同じ職場で長期間働いていても、派遣社員だった期間は派遣元との雇用関係であり、その後に勤務先企業と直接の契約社員になれば雇用主が変わっている可能性があります。そのため申込フォームの「勤務先」「勤続年数」などは、自分の判断で都合よくまとめず、実際の雇用関係に沿って記載することが重要です。

例えば「同じ職場で約4年勤務しているが、今年4月から直接雇用の契約社員になった」という事情であれば、必要に応じて銀行へそのまま説明する方法が確実です。銀行側がどの期間を勤続年数として評価するかは銀行の審査判断になります。

勤務歴を長く見せるために事実と異なる情報を書くことは避けましょう。ローン審査では「良く見せる」ことより、申込情報と確認できる事実が一致していることが重要です。

引っ越し資金なら借りる金額を必要最小限にする

引っ越しで25万円不足しているように見えても、すべてをローンにする必要があるとは限りません。まず初期費用を「契約時に絶対必要なお金」と「後から購入できる家具・家電」に分けてみると、借入額を下げられる場合があります。

例えば25万円必要でも、手元資金から10万円出せるなら借入希望額を15万円にする選択肢があります。逆に引っ越し後の生活費まで使い切ってしまうのであれば、預金を全部投入することにもリスクがあります。

特にすでにリボ残高がある場合は、新たな借入後に生活費不足から再びカードのリボを利用する状態を避けたいところです。引っ越し後1~2か月分の家賃・生活費まで含めた資金計画を作ってから希望額を決めると安全です。

審査に通るかは申し込む前には誰にも断定できない

契約社員、前年年収280万円、希望額20~25万円、リボ残高19万円という条件だけから「通る」「落ちる」と断定することはできません。七十七銀行も詳細な審査基準や合格ラインを公表していません。

ただし、契約社員だから申込み自体ができない商品ではありません。また20~25万円は77ワイドローンの融資額の範囲内です。一方でリボ払いを含む既存債務や返済状況は審査上確認され得るため、そこまで含めて判断されると考えておくのが適切です。

なお、短期間に複数のローンへ手当たり次第に申し込むより、まず必要額を確定し、候補商品を絞って申し込むほうがよいでしょう。七十七銀行には返済シミュレーションも用意されています。[77ワイドローン公式ページ参照]

まとめ|契約社員でも申込み可能、リボ19万円も含めて返済計画を確認しよう

七十七銀行の77ワイドローンは、安定した収入など所定の条件を満たせば、パート・アルバイト・派遣社員なども申込対象となっており、契約社員だからという理由だけで利用できない商品ではありません。融資額は10万円からなので、20~25万円の引っ越し資金も商品上の範囲に入ります。

一方、クレジットカードのリボ残高19万円は「関係ない」と考えないほうがよく、既存の負債や返済状況などを含めて総合的に審査されます。毎月遅れず返済していることと、現在債務が残っていることは分けて考える必要があります。

派遣から契約社員へ切り替わったばかりなら勤務歴を正確に申告し、必要なら同じ職場で継続して働いている経緯を銀行へ説明するとよいでしょう。最終的な審査結果は事前には分からないため、まず引っ越しに本当に必要な金額を算出し、現在のリボ返済と新しいローンを合わせても無理なく返せるか確認したうえで申し込むことが重要です。

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