パート勤務で国民健康保険に加入している人が、ダブルワークを始める際に気になるのが「社会保険に入れるのか」という問題です。
特に、1つ1つの勤務先では短時間勤務でも、合計するとかなりの収入になるケースでは、扶養や社会保険の扱いが複雑になります。
この記事では、週18時間勤務+週15時間勤務のようなケースで、社会保険加入がどう判断されるのかをわかりやすく整理します。
社会保険加入は「勤務先ごとの条件」で判断される
まず重要なのは、社会保険の加入条件は基本的に「会社ごと」に判断されるという点です。
つまり、現在の勤務先で週18時間、別の勤務先で週15時間働いていても、通常は単純合算して33時間になるわけではありません。
そのため、両方の会社で社会保険加入条件を満たしていない場合、国民健康保険のままになるケースがあります。
パートの社会保険加入条件とは?
2024年以降、短時間労働者でも一定条件を満たせば社会保険加入対象になります。
| 主な条件 | 内容 |
|---|---|
| 週の労働時間 | 週20時間以上 |
| 月額賃金 | 8.8万円以上 |
| 勤務期間見込み | 2か月超 |
| 勤務先規模 | 51人以上の企業など |
つまり、週15時間勤務では原則として社会保険加入対象外になることが多いです。
また、現在の週18時間勤務先でも20時間未満なら、こちらも通常は加入対象外となります。
年収240万円でも国民健康保険のままになることはある
「年収が240万円もあるなら社会保険に入るのでは?」と思う人も多いですが、実際には労働時間や勤務条件が基準になります。
そのため、年収だけで自動的に社会保険加入になるわけではありません。
例えば、複数のアルバイトを掛け持ちして年収300万円近くあっても、それぞれの会社で加入条件未満なら国民健康保険のままというケースもあります。
旦那さんの扶養には入れる?
一般的に、社会保険上の扶養は年収130万円未満が基準です。
今回のようにダブルワーク後の年収見込みが約240万円であれば、扶養継続はかなり難しいと考えられます。
そのため、扶養から外れた場合は、国民健康保険または自分自身で社会保険加入という流れになります。
例外的に「複数事業所勤務」で加入するケースもある
実は、複数勤務先の労働時間を合算して社会保険加入対象となる制度もあります。
ただし、これは「特定適用事業所」であることや、条件を満たす必要があり、実務上はかなり複雑です。
勤務先側の手続き対応も必要になるため、実際にはケースバイケースとなります。
そのため、最終的には各勤務先の総務や年金事務所への確認が確実です。
ダブルワーク時に確認しておきたいポイント
ダブルワークを始める前に、以下は確認しておくと安心です。
- 各勤務先の従業員数
- 週20時間を超える予定があるか
- 月額賃金が8.8万円以上になるか
- 扶養から外れるタイミング
- 国民健康保険料の増加
特に、勤務時間が増える予定がある場合は、途中から社会保険加入対象になることもあります。
まとめ
ダブルワークで年収が240万円程度になっても、社会保険加入は「会社ごとの労働条件」で判断されるため、週18時間勤務+週15時間勤務では国民健康保険のままとなる可能性があります。
一方で、会社規模や勤務条件によっては、短時間労働者として社会保険加入対象になるケースもあります。
扶養継続は難しい可能性が高いため、今後は国民健康保険か、自身での社会保険加入を前提に考えておくと安心です。

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