収入が少ないのに外食するのはダメ?毎月金欠になる人の食費・カフェ代の考え方と改善方法

家計、貯金

収入に余裕がないと、カフェで400円ほどの飲み物を買ったり、1,000円を超える外食をしたりするたびに「こんなことにお金を使っていいのだろうか」と罪悪感を覚えることがあります。しかし、家計を考えるうえで重要なのは、外食そのものが良いか悪いかではなく、自分の収入に対して無理のない金額に収まっているかです。

外食には食事を用意する時間を節約できる、気分転換になる、人との交流を楽しめるといった価値もあります。一方、少額でも回数が増えると大きな支出になります。この記事では、収入が少ないときの外食費の考え方と、楽しみを完全に捨てずに毎月の金欠を改善する方法を具体例とともに解説します。

収入が少ないから外食してはいけないわけではない

最初に押さえておきたいのは、収入が少ないことと、外食をしてはいけないことは別問題だという点です。食費は生活に必要な支出ですし、外食やカフェを娯楽として楽しむことにも価値があります。

問題になるのは、外食によって家賃や光熱費、通信費などの支払いが難しくなったり、毎月貯金を取り崩したり、クレジットカードの支払いが翌月の生活を圧迫したりしているケースです。この状態では外食の善悪ではなく、単純に支出と収入のバランスを見直す必要があります。

逆に、収入が多くなくても必要な生活費を払い、緊急時のためのお金を確保したうえで予算内に外食費が収まっているのであれば、外食を楽しむこと自体を過度に問題視する必要はありません。

400円のカフェ代でも回数が増えると意外な金額になる

家計で見落としやすいのが、1回あたりの金額ではなく「金額×回数」です。400円程度なら小さな支出に感じますが、積み重なると無視できません。

利用例 1回の金額 回数 1か月の支出
カフェ 400円 月15回 6,000円
ランチ 1,000円 月8回 8,000円
少し高めの外食 1,700円 月4回 6,800円

この例では合計20,800円です。1回ずつを見ると極端な浪費には見えなくても、月単位にすると2万円を超えます。

たとえば毎月あと1万円残したい人なら、外食を完全にゼロにしなくても、カフェ15回を7回、ランチ8回を4回にするだけでかなり近づけます。家計改善では「全部やめる」より「回数を調整する」ほうが続けやすい場合があります。

外食費は食費と娯楽費に分けて考えると管理しやすい

外食をすべて「食費」に入れると、本当に生活に必要な食費と楽しみとして使ったお金の区別がつきにくくなります。そこで、外食の目的によって分類する方法があります。

たとえば仕事で帰宅が遅くなり夕食を700円で済ませた場合は生活上の食費、休日に友人と1,700円のランチを楽しんだ場合は娯楽費、といった具合です。厳密なルールはありません。自分がお金の使い方を把握できる分類であれば十分です。

カフェについても同様です。仕事や勉強の場所として利用している場合と、なんとなく毎日立ち寄っている場合では意味が異なります。「何にいくら使ったか」だけでなく、「なぜ使ったか」まで確認すると削っても困らない支出が見つかりやすくなります。

毎月金欠になるなら先に外食予算を決める

毎月お金が足りなくなってから節約を始めるより、給料が入った時点で外食に使える上限を決めてしまう方法がシンプルです。いわゆる予算管理です。

たとえば手取り収入から家賃、光熱費、通信費、保険料、交通費、最低限必要な食費などを差し引き、さらに貯蓄しておきたい金額を確保します。その後に残った金額から外食・カフェ・趣味などの予算を決めます。

仮に自由に使えるお金が月20,000円で、趣味などに10,000円必要なら、外食・カフェ予算を月10,000円程度に設定する方法があります。「今月はあと3,200円」と分かれば、1,700円の外食をするか、400円のカフェを何回か楽しむかを自分で選べます。

外食をゼロにせず金欠を改善する具体的な方法

節約というと自炊だけの生活を想像しがちですが、極端なルールは長続きしないことがあります。外食が楽しみになっている人なら、好きな外食を残し、満足度の低い支出から減らすほうが現実的です。

  • 外食できる曜日や回数を決める
  • カフェは週1~2回など上限を設定する
  • コンビニで何となく買う飲み物を水筒に変える
  • 1,500円以上の外食は月○回までと決める
  • 給料日に外食用の予算を別に確保する
  • クレジットカードだけでなく利用額をその場で家計簿へ記録する

たとえば月20,000円使っていた外食・カフェ代を10,000円にできれば、年間では単純計算で12万円の差になります。外食を完全にやめなくても、家計への効果は十分期待できます。

特に有効なのは、金額ではなく回数を先に決める方法です。「節約しよう」という曖昧な目標より、「カフェは週2回、1,500円以上の外食は月2回」のように具体化したほうが判断しやすくなります。

外食より先に固定費を確認したほうがよい場合もある

毎月金欠だからといって、原因が必ず外食だけとは限りません。家賃、スマートフォン料金、保険、動画・音楽などのサブスクリプション、自動車関連費など、毎月自動的に出ていく固定費が家計を圧迫している可能性もあります。

たとえば月500円のカフェを4回減らして節約できるのは2,000円ですが、使っていない月額1,500円のサービスを解約すれば、生活の楽しみをほとんど減らさず同程度の効果が得られます。そのため、外食だけを悪者にせず家計全体を見ることが重要です。

一方で家計簿を確認して、外食・カフェ代だけで毎月数万円になっているなら、そこには改善余地があります。感覚ではなく直近1~3か月分の実際の支出を集計して判断すると原因が見えやすくなります。

「外食したこと」より月末にお金が残る仕組みを作る

お金の管理では、1回400円使ったことを後悔するよりも、毎月一定額が残る仕組みを作るほうが重要です。給料が入ったら先に貯蓄分を別口座へ移し、残った金額で生活する方法も選択肢になります。

ただし、生活費そのものがぎりぎりなのに無理な金額を貯蓄へ回す必要はありません。まずは収入と固定費、変動費を把握し、現実的に続けられる金額から始めます。

家計管理については、金融庁も家計管理や生活設計など金融リテラシーに関する情報を公開しています。制度や金融知識を確認するときは、公的機関の情報も参考にすると安心です。[参照]金融庁

まとめ:収入が少なくても予算内なら外食を楽しめる

収入が少ないからという理由だけで、カフェや飲食店を一切利用してはいけないわけではありません。重要なのは、外食によって毎月生活費が不足する状態になっていないかを確認することです。

毎月金欠になる場合は、まず1~3か月の外食・カフェ代を集計してみましょう。そのうえで「外食禁止」にするのではなく、月額または回数で上限を決めると管理しやすくなります。

節約の目的は、お金を使わないことそのものではなく、必要な支出と楽しみを両立しながら家計を赤字にしないことです。満足度の高い外食は残し、何となく繰り返している支出や不要な固定費から見直すことで、無理の少ない家計改善につなげられます。

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