20歳になると国民年金への加入義務が発生するため、「現在給料から厚生年金が引かれている場合、さらに国民年金も別で払うのか」と疑問に感じる人は少なくありません。特にアルバイトやフリーターとして働きながら社会保険に加入している場合、年金の仕組みは分かりにくいものです。
この記事では、厚生年金と国民年金の関係、20歳以降の保険料の支払い方、フリーターが確認しておきたい加入条件について分かりやすく解説します。
国民年金と厚生年金は別々に払うものなのか
日本の公的年金制度は、20歳以上60歳未満のすべての人が加入する国民年金を土台として、その上に会社員や一定条件で働く人が加入する厚生年金がある仕組みになっています。
そのため、厚生年金に加入している人は国民年金にも加入している扱いになります。厚生年金保険料の中には、国民年金部分にあたる費用も含まれているため、基本的に厚生年金を払っている人が国民年金保険料を別途支払う必要はありません。
例えば、会社員やアルバイト先で社会保険に加入している人の場合、給与明細には厚生年金保険料として表示されますが、自分で国民年金の納付書を使って追加で支払うことはありません。
20歳になったら年金の支払いはどう変わるのか
20歳になると原則として国民年金への加入対象になります。ただし、その時点ですでに厚生年金に加入している場合は、勤務先を通じて厚生年金に加入している状態が続きます。
つまり、現在の給与から厚生年金が引かれている人の場合、20歳になったからといって「厚生年金+国民年金」の2種類が給与から引かれるわけではありません。
一方で、勤務先で社会保険に加入していない場合は、自分で国民年金保険料を納める必要があります。働き方によって扱いが変わる点が重要です。
フリーターでも厚生年金に加入する場合がある
フリーターやアルバイトでも、勤務時間や勤務日数などの条件を満たすと厚生年金に加入することがあります。
一般的には、正社員の所定労働時間や労働日数の一定割合以上働いている場合や、勤務先の規模など一定条件を満たす場合に社会保険加入の対象になります。
例えば、週5日勤務で長時間働いているアルバイトの場合、雇用形態がアルバイトでも厚生年金に加入し、給与から保険料が天引きされているケースがあります。
厚生年金に入るメリットとは
厚生年金に加入すると、国民年金だけの場合よりも将来受け取れる年金額が増える可能性があります。これは厚生年金が報酬比例部分を含む制度だからです。
また、厚生年金保険料は会社と本人が半分ずつ負担する仕組みになっています。そのため、自分で国民年金を全額負担する場合と比べて、保障面でメリットがあります。
例えば同じ20代で働いている場合でも、厚生年金に加入している人は将来の老齢年金だけでなく、障害年金や遺族年金などの保障面でも制度上のメリットがあります。
20歳になる前後で確認しておきたいこと
20歳を迎える前後では、自分がどの年金制度に加入している状態なのか確認しておくことが大切です。
給与明細で厚生年金保険料が控除されている場合は、勤務先を通じて厚生年金に加入している可能性が高いです。一方で、給与から何も引かれていない場合は、国民年金の手続きが必要になることがあります。
不明な場合は、勤務先の担当者や年金事務所に確認すると、自分の加入状況を正確に把握できます。
まとめ|厚生年金加入者は国民年金を別に払う必要はない
20歳になると国民年金への加入対象になりますが、すでに厚生年金に加入している場合は、厚生年金保険料の中で国民年金部分も含めて納めているため、基本的に二重で支払うことはありません。
フリーターであっても勤務条件によっては厚生年金に加入する場合があります。まずは給与明細や勤務先の社会保険加入状況を確認することが大切です。
年金制度は働き方によって扱いが変わるため、20歳になるタイミングで自分がどの制度に加入しているのかを確認し、将来の保障について理解しておくと安心です。


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