病気やケガで会社を休職した際に利用できる傷病手当金ですが、「申請したのになかなか振り込まれない」「初回は何ヶ月もかかると言われた」と不安になる方は少なくありません。特に休職中は給与が減少または停止することが多く、生活費への影響も大きいため、支給時期の目安を知っておくことが重要です。この記事では、傷病手当金の振込までの流れや初回申請が遅くなりやすい理由、休職中の資金対策について解説します。
傷病手当金が振り込まれるまでの一般的な期間
傷病手当金は申請書が健康保険組合や協会けんぽに到着してから審査が行われます。
一般的には申請書受理後2週間から1か月程度で振り込まれるケースが多いですが、初回申請ではさらに時間がかかることがあります。
| 申請回数 | 振込までの目安 |
|---|---|
| 初回申請 | 1~2か月程度 |
| 2回目以降 | 2週間~1か月程度 |
ただし、加入している健康保険や会社の手続き状況によって前後するため、必ずしも全員が同じ期間になるわけではありません。
初回申請に時間がかかる理由
初回の傷病手当金申請は、本人だけでなく会社や医師の記入欄も必要となるため、書類作成に時間がかかる傾向があります。
また健康保険側では、支給要件を満たしているかどうかを初めて確認するため、審査に通常より時間を要することがあります。
会社の担当部署で書類が滞留しているケースも少なくありません。そのため「申請したつもりでも、まだ健康保険側へ送付されていなかった」という例もあります。
2〜3か月かかると言われるのは珍しいのか
会社から「初回は2〜3か月程度かかる」と説明されることがありますが、これは決して珍しい話ではありません。
例えば休職開始から1か月経過後に申請対象期間が確定し、その後に医師記入・会社記入・保険者審査が行われるため、実際に入金される頃には休職開始から2〜3か月経過している場合があります。
特に大型連休や年末年始を挟む場合は、さらに遅れることもあります。
休職期間中の生活費が足りない場合の対策
傷病手当金の支給まで時間がかかる場合、当面の生活費をどう確保するかが重要になります。
- 会社の福利厚生制度を確認する
- 有給休暇の残日数を活用する
- 自治体の相談窓口を利用する
- 家計支出を一時的に見直す
- 家族への相談を検討する
傷病手当金は後日まとめて支給されるため、それまでの資金繰りを考えておくことが大切です。
申請状況を確認する方法
不安な場合は、まず会社の人事担当者や総務担当者へ申請書の提出状況を確認しましょう。
すでに健康保険組合や協会けんぽへ送付済みであれば、受付状況や審査状況について問い合わせできる場合があります。
どの段階で止まっているのかを把握するだけでも、今後の見通しが立てやすくなります。
傷病手当金は最長どのくらい受給できるのか
傷病手当金は支給開始日から通算して最長1年6か月まで受給できる制度です。
そのため、数か月の休職であれば制度上は継続して受給できる可能性があります。ただし、医師が労務不能と判断していることなど支給条件を満たす必要があります。
まとめ
傷病手当金の初回申請は、会社や医師の手続き、健康保険の審査があるため、振込まで1〜2か月、場合によっては2〜3か月程度かかることがあります。休職開始からまだ1か月程度であれば、支給まで時間が必要なケースは珍しくありません。不安な場合は会社や健康保険へ申請状況を確認し、生活費については早めに対策を検討することが大切です。

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