キャッシュカードを使っていると、暗証番号を家族や他人に見られた気がする、長年同じ番号なので変更したい、といった場面があります。そこで気になるのが、キャッシュカードの暗証番号はすぐ変更できるのかという点です。
結論からいうと、暗証番号の変更方法は銀行によって異なります。ATMですぐ変更できる銀行もあれば、窓口での手続きやキャッシュカードの再発行が必要になる場合もあります。また、現在の暗証番号が分かっている場合と、忘れてしまった場合では手続きが大きく異なります。
この記事では、キャッシュカードの暗証番号を変更するときの一般的な方法、変更できないケース、暗証番号を忘れた場合の対応、安全な番号の決め方まで分かりやすく解説します。
キャッシュカードの暗証番号はすぐに変更できる?
キャッシュカードの暗証番号は、金融機関が暗証番号変更機能を提供していれば変更できます。代表的なのがATMを利用する方法で、対応する銀行ではATMのメニューから暗証番号変更を選び、現在の暗証番号と新しい暗証番号を入力することで手続きできる場合があります。
このタイプであれば、銀行窓口で書類を書いたり、新しいカードが届くまで待ったりせず、比較的短時間で変更できます。ただし、すべての銀行・ATM・キャッシュカードが同じ方法に対応しているわけではありません。
例えば、自行ATMでは暗証番号を変更できても、コンビニATMや提携金融機関のATMでは変更できないことがあります。また、カードの種類によって取り扱いが異なる場合もあるため、利用している銀行の公式サイトで確認することが大切です。
暗証番号を変更する代表的な方法
キャッシュカードの暗証番号変更は、大きく分けるとATM、銀行窓口などで行われます。近年は各種手続きをアプリやインターネットバンキングで行える銀行も増えていますが、キャッシュカードの暗証番号そのものについてはセキュリティ上の理由から手続き方法が限定されている場合があります。
ATMで変更する
対応している銀行では、自行ATMにキャッシュカードを挿入し、各種手続きなどのメニューから暗証番号を変更できます。一般的には現在使用している暗証番号による本人確認を行ったうえで、新しい暗証番号を設定します。
例えば、暗証番号を「1234」から別の番号へ変えたい場合、現在の「1234」を正しく入力できれば、その場で新しい番号へ変更できる仕組みです。実際の画面表示や手順は銀行によって異なります。
銀行窓口で手続きする
ATMで変更できない場合には、銀行の窓口で手続きする方法があります。キャッシュカードのほか、本人確認書類などが必要になることがあります。必要書類や印鑑の要否は金融機関によって異なるため、来店前に確認しておくとスムーズです。
また、銀行によっては単純な暗証番号変更ではなく、キャッシュカードの再発行という形になることがあります。その場合、その日のうちに新しいカードを利用できるとは限りません。
暗証番号を忘れた場合は「変更」と扱いが違う
注意したいのが、現在の暗証番号を覚えていて別の番号に変える「変更」と、現在の暗証番号が分からなくなった「失念」は別の手続きになることです。
ATMによる暗証番号変更では、現在の暗証番号の入力を求められることがあります。そのため、暗証番号を忘れてしまった場合はATMで新しい番号を自由に設定することができず、銀行所定の本人確認手続きが必要になる場合があります。
暗証番号が分からない状態で、思いつく番号を何度もATMへ入力することは避けましょう。一定回数以上間違えると、セキュリティ機能によってカードが利用できなくなる可能性があります。
暗証番号を急いで変更したほうがよいケース
単に「そろそろ番号を変えたい」という場合と、不正利用の可能性がある場合では対応の緊急度が違います。第三者に暗証番号を知られた可能性がある場合には、通常の番号変更だけで済ませず、銀行へ相談することも重要です。
例えば、ATMで暗証番号を入力しているところを他人に見られた、暗証番号を書いたメモとキャッシュカードを一緒に紛失した、フィッシングサイトなどへ口座情報や暗証番号を入力してしまった、といった場合です。
特にキャッシュカードそのものを紛失・盗難された場合には、暗証番号変更よりも先にカードの利用停止が必要になることがあります。銀行の紛失・盗難受付窓口へ速やかに連絡し、案内に従ってください。
変更できない暗証番号がある場合も
新しい暗証番号は好きな4桁なら何でも設定できるとは限りません。銀行によっては、不正利用防止のため推測されやすい番号を避けるよう案内しています。
代表的なのは「1234」「1111」のような単純な数字の並びや、生年月日、電話番号、自宅住所の番地、自動車のナンバーなど、本人に関する情報から推測しやすい番号です。金融機関によっては一部の番号を登録できない場合もあります。
例えば、1985年1月23日生まれだから「0123」にするといった設定は、本人のプロフィールを知っている人には推測されやすくなります。暗証番号を変更するなら、個人情報と直接結びつきにくい数字を選ぶほうが安全です。
暗証番号変更とカード再発行の違い
暗証番号変更は、基本的に現在のキャッシュカードをそのまま使用し、登録されている暗証番号だけを変更する手続きです。一方、再発行では新しいキャッシュカードが発行されます。
現在の暗証番号が分かっており、銀行のATMが暗証番号変更に対応しているケースでは、再発行をせずに済むことがあります。一方、暗証番号を忘れた場合、カードに問題がある場合、銀行所定の条件に該当する場合などには再発行になることがあります。
再発行の場合には、新しいカードを受け取るまで一定の日数がかかったり、銀行によっては手数料が発生したりする可能性があります。「暗証番号だけ変えたい」のか「暗証番号が分からない」のかを銀行へ正確に伝えると、必要な手続きを案内してもらいやすくなります。
銀行によって手続きが違うので公式情報を確認する
キャッシュカードの暗証番号に関する手続きは、銀行ごとに異なります。さらに、同じ銀行でも普通のキャッシュカード、デビット一体型カード、クレジットカード一体型カードなど、カードの種類によって方法が異なることがあります。
そのため、「キャッシュカードの暗証番号はATMで必ず変更できる」と一律に考えるのは避けたほうがよいでしょう。利用している金融機関の公式サイトで「キャッシュカード 暗証番号 変更」などと検索し、最新の案内を確認するのが確実です。
公式サイトで分からない場合には、キャッシュカード裏面などに記載された正規の問い合わせ先へ確認します。検索結果に表示された広告やSMS・メールに記載された電話番号ではなく、銀行公式サイトやカード本体で確認できる連絡先を利用すると、フィッシング詐欺対策にもなります。
まとめ:キャッシュカードの暗証番号は銀行によってはすぐ変更できる
キャッシュカードの暗証番号は、対応している金融機関であれば自行ATMなどから比較的短時間で変更できることがあります。ただし、銀行やカードの種類によっては窓口手続きやカード再発行が必要です。
また、現在の暗証番号を覚えている場合の「変更」と、暗証番号を忘れた場合の「失念」では手続きが異なります。分からない暗証番号をATMで繰り返し試すのではなく、金融機関へ確認することが安全です。
第三者に暗証番号を知られた可能性やカードの紛失・盗難がある場合には、単なる番号変更の問題として考えず、速やかに銀行へ連絡しましょう。最終的な手続き方法や必要書類については、利用している金融機関の最新の公式案内を確認してください。


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