東京モノレールでは、モノレール浜松町駅と羽田空港各ターミナル駅の対象区間をSuicaなどの交通系ICカードで利用し、降車後に専用端末へタッチすると、1乗車につき20マイルを貯められるサービスがあります。
駅にはJALとANAそれぞれのマイル積算用端末があるため、「JALの端末で20マイルを獲得したあと、隣のANA端末にも同じSuicaをタッチすれば、さらに20マイル獲得できるのでは?」と思いやすいところです。
しかし、同じ1回の東京モノレール乗車でJALとANAの両方のマイルを獲得することはできません。東京モノレール公式FAQでは、対象区間1乗車につき獲得できるのはJALまたはANAのどちらか一方と明確に案内されています。[参照]
この記事では、JAL・ANAそれぞれの東京モノレール20マイルサービスの仕組み、同じSuicaを両方へ登録できるのか、間違った端末へタッチした場合の対処法などを整理して解説します。
- 東京モノレールでは対象区間1乗車につき20マイル貯まる
- JAL端末のあとにANA端末へタッチしても40マイルにはならない
- JALとANAの公式ページにも「他のマイルプログラムとの重複不可」とある
- 1枚のSuicaをJALとANAの両方へ登録すること自体はできる
- 同じ日に往復すればJALとANAへ20マイルずつ分けることは可能
- 1日の積算上限は最大80マイル
- マイル対象になるのは浜松町駅と羽田空港各駅の直通利用
- 紙のきっぷや定期券では20マイルの対象外
- 初回はJAL・ANAそれぞれで会員番号の登録が必要
- 間違えてJALまたはANAの端末をタッチしてしまった場合は変更できることがある
- JAL端末とANA端末の両方をタッチするメリットは基本的にない
- マイルが付くのはその場ではなく翌月末が基本
- まとめ:1回の乗車でJAL20マイル+ANA20マイルの両取りはできない
東京モノレールでは対象区間1乗車につき20マイル貯まる
東京モノレールでは、交通系ICカードを使って対象区間を乗車し、降車後に専用端末へタッチすると、JALまたはANAのマイルを1乗車につき20マイル獲得できます。
対象区間は、モノレール浜松町駅と羽田空港第1・第2・第3ターミナル駅の間です。JAL公式サイトでも、対象区間を交通系ICカードで利用し、降車駅の改札外にある専用端末へタッチすると、1回の乗車につき20マイルがプレゼントされると案内されています。[参照]
ANAも同じ対象区間について、交通系ICカードで乗車したANAマイレージクラブ会員が専用端末へタッチすることで、1乗車につき20マイルを獲得できると案内しています。[参照]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象区間 | モノレール浜松町駅⇔羽田空港第1・第2・第3ターミナル駅 |
| 獲得マイル | 1乗車につき20マイル |
| 利用方法 | 交通系ICカードで乗車後、専用端末へタッチ |
| 主な対象IC | Suica、モバイルSuica、PASMOなど |
| 選べるマイル | JALまたはANAのいずれか一方 |
JAL端末のあとにANA端末へタッチしても40マイルにはならない
最も重要なのがこの点です。東京モノレール公式FAQには「1乗車でANAとJAL両方のマイルを獲得できますか?」という質問が掲載されており、回答は「いいえ」となっています。[参照]
対象区間の1回の乗車について、一方の航空会社の専用端末へタッチしてマイル積算を行ったあと、もう一方の専用端末へ同じ交通系ICカードをタッチしても、後からタッチした側のマイルは積算されません。
たとえば浜松町駅から羽田空港第1ターミナル駅までSuicaで乗車し、降車後にJAL端末へタッチして20JALマイルを獲得したとします。その直後にANA端末へ同じSuicaをタッチしても、追加で20ANAマイルを獲得して合計40マイルにすることはできません。
反対にANA端末を最初にタッチして20ANAマイルを獲得した場合、その乗車について後からJAL端末へタッチしても20JALマイルを追加することはできません。
JALとANAの公式ページにも「他のマイルプログラムとの重複不可」とある
このルールは東京モノレールだけでなく、JAL・ANA双方の公式案内でも確認できます。
JALの東京モノレールマイルサービスでは、注意事項として「ほかのマイルプログラムと重複しての参加はできません」とされています。つまり、同じ乗車履歴をJALとANAの双方へ使うことはできません。[参照]
ANAの公式案内にも同様に、「他のマイルプログラムと重複しての参加はできません」と記載されています。[参照]
したがって、これは「端末を2回タッチすると偶然両方に付くかもしれない」というものではなく、サービスのルールとして1乗車につきどちらか一方を選ぶ仕組みです。
1枚のSuicaをJALとANAの両方へ登録すること自体はできる
ここで少し紛らわしいのが、1枚の交通系ICカードをJALとANAの両方の会員番号へ登録すること自体は可能だという点です。
東京モノレール公式FAQでは、JALとANAそれぞれのマイレージ会員番号を持っていれば、1枚の交通系ICカードを双方のマイレージ会員番号へ紐づけられると案内されています。ただし、それぞれの専用端末で初回登録が必要です。[参照]
つまり「SuicaをJAL専用にするとANAには使えない」というわけではありません。両方へ登録しておき、その日の乗車ごとにどちらのマイルを貯めるか選ぶことができます。
たとえば普段はJALマイルを貯め、別の日にはANAマイルを貯めるという使い分けが可能です。同じSuicaでも、今回の乗車はJAL、次回の乗車はANAという選択ができます。
同じ日に往復すればJALとANAへ20マイルずつ分けることは可能
「同じ乗車で両取り」はできませんが、別々の乗車であればマイルを分けることは可能です。
たとえば朝に浜松町駅から羽田空港第2ターミナル駅まで乗車し、その乗車についてANA端末をタッチして20ANAマイルを獲得したとします。
その日の夜に羽田空港第2ターミナル駅から浜松町駅へ戻り、今度はJAL端末をタッチすれば、帰りの別の乗車について20JALマイルを獲得することができます。
| 乗車 | タッチする端末 | 獲得例 |
|---|---|---|
| 浜松町→羽田空港 | ANA | 20ANAマイル |
| 羽田空港→浜松町 | JAL | 20JALマイル |
| 合計 | 2回の別々の乗車 | ANA20+JAL20 |
この場合は同じ乗車履歴を二重利用しているわけではないため、それぞれの乗車について別のマイルプログラムを選択できます。
1日の積算上限は最大80マイル
JAL・ANAとも、交通系ICカードを利用した東京モノレールのマイル積算は、1日の上限が80マイルとなっています。
1乗車20マイルなので、対象となる乗車は実質1日最大4回分ということになります。JAL公式案内でも「1日のマイル積算上限は80マイル」とされています。[参照]
ANA公式サイトでも、1回のタッチで20マイル、1日のマイル積算上限は80マイルと案内されています。[参照]
ただし、同じ乗車をJALとANAへそれぞれカウントして上限を増やせるわけではありません。あくまで対象となる実際の乗車履歴ごとに積算されます。
マイル対象になるのは浜松町駅と羽田空港各駅の直通利用
東京モノレールを交通系ICカードで利用すれば、どの区間でも20マイル貯まるわけではありません。
対象はモノレール浜松町駅と羽田空港第1・第2・第3ターミナル駅の間です。たとえば天王洲アイル駅から羽田空港へ乗った場合は対象外です。
また、羽田空港第3ターミナル駅から第1ターミナル駅へ移動するような空港駅間の乗車も対象になりません。JAL・ANA双方の公式案内でこの条件が明記されています。[参照] [参照]
「東京モノレールに乗った」というだけではなく、対象駅間を対象となる方法で乗車した履歴がICカードに記録されていることが必要です。
紙のきっぷや定期券では20マイルの対象外
このサービスでは、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを使った対象乗車履歴が専用端末で読み取られます。
JALでは、交通系ICカードを利用した対象区間の乗車が条件となっており、定期券、紙のきっぷ、小児運賃、各種割引運賃は対象外と案内されています。[参照]
そのため、たとえば券売機で普通の紙のきっぷを購入して浜松町から羽田空港へ乗車し、降車後にSuicaだけ専用端末へタッチしても、そのSuicaには対象となる乗車履歴がないためマイルを獲得できません。
マイルを貯める場合は、乗車時から降車時まで対象となる同じ交通系ICカードを使うことが基本です。
初回はJAL・ANAそれぞれで会員番号の登録が必要
初めて利用する場合は、単にSuicaを端末へタッチするだけではなく、自分のJALマイレージバンクまたはANAマイレージクラブの会員番号との紐付けが必要です。
JALの場合は、対象乗車後に交通系ICカードを専用端末へタッチし、JAL IC機能付きカードをタッチするか、画面上でJMBお得意様番号を入力して登録します。一度登録が完了すれば、2回目以降は基本的に交通系ICカードを専用端末へタッチするだけです。[参照]
ANAについても、初回は交通系ICカードで専用端末へタッチしたあと、画面の案内に従ってANAマイレージクラブのお客様番号を登録します。[参照]
両方のマイルを日によって使い分けたい場合は、JAL端末とANA端末のそれぞれで初回登録を済ませておくと便利です。
間違えてJALまたはANAの端末をタッチしてしまった場合は変更できることがある
「本当はANAマイルが欲しかったのにJAL端末へタッチしてしまった」という場合でも、条件を満たせば変更できる場合があります。
東京モノレール公式FAQによると、当日の積算後1時間以内であれば、直前に積算したマイル履歴を取り消し、もう一方のマイレージプログラムへ変更できます。[参照]
まず間違ってタッチした航空会社の専用端末で「直前のマイルを取り消す」を選び、交通系ICカードをタッチして取り消します。その後、本来積算したかったもう一方の航空会社の端末へタッチします。
一方、前日以前の乗車分や、積算から1時間以上経過してしまった場合には変更できないと案内されています。そのため間違いに気づいたら駅を離れる前に対応したほうがよいでしょう。
JAL端末とANA端末の両方をタッチするメリットは基本的にない
同じ乗車でJALとANAの双方を獲得できないため、すでに希望する航空会社の端末へ正常にタッチしたあと、もう一方の端末へ追加でタッチするメリットは基本的にありません。
むしろ「どちらに積算されたのか分からなくなった」という混乱につながる可能性があります。乗車ごとに「今回はJAL」「今回はANA」と先に決め、希望する航空会社の端末だけへタッチするのが分かりやすい使い方です。
東京モノレール公式FAQでも、1枚の交通系ICカードをJAL・ANA双方の会員番号へ登録できる一方、対象区間1乗車につきどちらか一方のみ積算されるため、積算を希望するマイレージプログラムの専用端末へタッチするよう案内されています。[参照]
マイルが付くのはその場ではなく翌月末が基本
専用端末にSuicaをタッチして「20マイル獲得」と表示されても、航空会社のマイル口座へ即時反映されるわけではありません。
JALでは対象乗車の翌月末にマイルが積算されると案内されています。[参照]
東京モノレール公式FAQも、マイルは利用日の翌月末までに積算されるとしています。積算されたか確認したい場合は、その時期を過ぎてからJALまたはANAの会員ページで確認します。[参照]
専用端末ではレシートを発券できるため、正常に登録されたか不安な場合はレシートを保管しておくと、問い合わせ時にも役立ちます。
まとめ:1回の乗車でJAL20マイル+ANA20マイルの両取りはできない
東京モノレールの対象区間をSuicaなどの交通系ICカードで利用すると、降車後に専用端末へタッチすることで1乗車につき20マイルを獲得できます。
ただし、同じ乗車についてJAL端末をタッチして20マイルを獲得したあと、ANA端末へタッチしてさらに20マイルを獲得することはできません。東京モノレール公式FAQは、対象区間1乗車につきJALまたはANAのどちらか一方のみ積算され、先に一方へ積算した後で他方へタッチしても、後からタッチした側には積算されないと明記しています。[参照]
一方で、1枚のSuicaをJALとANA双方の会員番号へ登録することはできます。そのため、今回の乗車はJAL、次回はANAというように乗車ごとに選択することは可能です。
往路と復路のように別々の対象乗車であれば、往路を20JALマイル、復路を20ANAマイルと分けることもできます。大切なのは、「1乗車=どちらか一方の20マイル」というルールを覚えておくことです。間違った航空会社へ積算してしまった場合でも、当日かつ積算後1時間以内なら専用端末から取り消して他方へ変更できる場合があります。


コメント