大学生でアルバイト先を何度か変更した場合、「年末調整はどの勤務先で行うのか」「複数のバイト代はどうやって申告するのか」と不安になる人も少なくありません。特に半年間で複数のアルバイトを経験した場合は、給与の管理や源泉徴収票の確認が重要になります。
この記事では、扶養内で働く大学生がアルバイト先を複数経験した場合の年末調整の仕組み、確定申告が必要になるケース、必要な書類について分かりやすく解説します。
大学生のアルバイトでも年末調整は必要になる
アルバイトであっても、勤務先から給与を受け取っている場合は、条件を満たせば年末調整の対象になります。年末調整とは、勤務先が1年間に天引きした所得税と、本来支払うべき税額との差額を調整する手続きです。
例えば、毎月の給料から所得税が引かれていたものの、年間の収入が少なく本来は税金がかからない場合、年末調整によって払いすぎた税金が戻ってくることがあります。
ただし、アルバイト先を複数経験している場合は、すべての勤務先で年末調整をするわけではありません。基本的には1か所の勤務先でまとめて行います。
複数のバイトをした場合は最後の勤務先で年末調整をすることが多い
1年間に複数のアルバイト先で働いた場合、現在働いている勤務先に以前のアルバイト先の源泉徴収票を提出することで、合算して年末調整をしてもらえる場合があります。
例えば、4月から6月までA店、7月から9月までB店、10月から12月までC店で働いた場合、C店で年末調整を受ける際にA店とB店の源泉徴収票を提出するという流れになります。
ただし、以前の勤務先から源泉徴収票を受け取れない場合や、勤務先が年末調整に対応できない場合は、自分で確定申告をする必要が出てくることがあります。
アルバイトを辞めた勤務先の源泉徴収票は必ず確認する
複数のアルバイトを経験した大学生にとって、最も重要な書類が源泉徴収票です。源泉徴収票には、その勤務先から受け取った給与額や支払った所得税額が記載されています。
例えば、半年間で3つのアルバイトをした場合は、基本的に3つすべての勤務先から源泉徴収票を受け取る必要があります。最後の勤務先で年末調整をする場合も、過去の勤務先分の源泉徴収票が必要になります。
退職したアルバイト先から源泉徴収票が届かない場合は、勤務先へ問い合わせることができます。それでも発行されない場合は、税務署へ相談する方法もあります。
大学生が扶養内で働く場合に気をつけたい収入額
親の扶養に入っている大学生の場合、アルバイト収入が一定額を超えると親の税金や健康保険の扶養に影響する可能性があります。
税金上の扶養と健康保険上の扶養では基準が異なるため、「扶養内だから大丈夫」と考えず、自分の年間収入を把握しておくことが大切です。
例えば、複数のバイトを掛け持ちしている場合、それぞれの勤務先で少額ずつ稼いでいても、年間合計では想定以上の金額になることがあります。給与明細や源泉徴収票を保管して合計額を確認しましょう。
確定申告が必要になる大学生アルバイトのケース
通常はアルバイト先で年末調整を受ければ確定申告は不要な場合が多いですが、状況によっては自分で確定申告が必要になることがあります。
代表的なケースとして、以下のような場合があります。
- 年末調整をしてくれる勤務先がない
- 複数の勤務先の給与を合算できなかった
- アルバイト先で所得税が引かれていたが年末調整を受けていない
- 医療費控除など別の申告を行いたい
例えば、半年間でアルバイトを転々として、年末時点でどこの勤務先にも所属していない場合は、自分で確定申告をして税金を精算するケースがあります。
バイトを短期間で変更した大学生が確認する手順
アルバイト先が多い場合でも、順番に確認すれば手続きは難しくありません。
具体的には、まず1年間に働いたすべての勤務先を整理し、それぞれから源泉徴収票を集めます。その後、年末時点で働いている勤務先に提出できるか確認しましょう。
もし提出できない場合や年末調整を受けられない場合は、源泉徴収票を用意して確定申告を行います。現在はスマートフォンからでも手続きできるため、大学生でも比較的簡単に進められます。
まとめ|大学生がバイトを複数経験しても必要書類を揃えれば問題ない
大学生が半年間で複数のアルバイトを経験した場合でも、慌てる必要はありません。大切なのは、働いたすべての勤務先から源泉徴収票を集め、給与の合計額を把握することです。
年末時点で働いているアルバイト先で年末調整ができる場合は、以前の勤務先の源泉徴収票を提出しましょう。難しい場合は確定申告によって税金を精算できます。
扶養内で働く大学生の場合は、年間収入も確認しながら、必要な手続きを行うことで安心してアルバイトを続けることができます。


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