社会保険(健康保険・厚生年金)への加入要件として、パートタイムや短時間勤務の場合に「週20時間以上」という基準がよく使われますが、実際には月単位の労働時間でも判断されます。この記事では、週20時間と月85時間の関係、具体的な勤務例をもとにわかりやすく解説します。
社会保険の短時間労働者の加入条件
2022年10月の法改正により、一般的な短時間労働者の社会保険加入条件は以下の通りです。
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 月の賃金が88,000円以上(令和5年度基準)
- 勤務期間が1年以上見込まれる
- 学生でないこと
これにより、週20時間以上かつ月88,000円以上であれば原則加入となります。
月85時間と週20時間の関係
週20時間以上はあくまで目安であり、月単位で換算すると、1か月4週の場合、20時間 × 4週 = 80時間以上でほぼ目安を満たします。
そのため、週の労働時間が不規則であっても、月単位で計算して平均が週20時間以上になるかを見ます。
勤務例での計算
例1:週3勤務×3時間
- 1週間の労働時間 = 3時間 × 3日 = 9時間
- 1か月(4週換算)の労働時間 = 9時間 × 4週 = 36時間
例2:週3勤務×4時間
- 1週間の労働時間 = 4時間 × 3日 = 12時間
- 1か月(4週換算)の労働時間 = 12時間 × 4週 = 48時間
いずれのケースも週平均20時間未満のため、社会保険の加入条件には該当しません。
計算時の注意点
・週の労働時間が変動する場合も、月単位で平均化して判断されます。
・会社によっては日数や時間を正確に計算して、加入義務の有無を確認します。
・扶養や勤務形態によって条件が異なる場合があるため、詳細は勤務先の社会保険担当者や年金事務所で確認すると安心です。
まとめ
社会保険の短時間労働者加入条件は、週20時間以上を基準としていますが、月単位でも判断されます。月85時間という目安は、週20時間換算でおおむね合致します。週3日3時間や4時間勤務では、月合計が週20時間未満のため加入対象外となることが多いです。正確な判断は勤務先や年金事務所で確認しましょう。

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