フルタイムパートなどで働いている方が退職を考えたとき、「12月に辞める場合と年明け1月に辞める場合で税金の手続きは変わるのか」「会社で年末調整をしてもらえるのか」といった疑問を持つことがあります。
退職する時期によって、勤務先で年末調整を受けられるかどうかや、自分で確定申告が必要になる可能性が変わります。この記事では、年末や年始に退職する場合の年末調整の仕組みと、退職後に必要になる手続きについて分かりやすく解説します。
退職すると会社の年末調整は受けられなくなるのか
年末調整は、会社が従業員の1年間の給与所得に対する所得税を精算する手続きです。基本的には、その年の12月末時点で勤務している人が対象になります。
ただし、退職する時期によっては退職者でも年末調整を受けられる場合があります。例えば、12月に退職する場合でも、退職日や給与支払いの状況によっては会社が年末調整を行うケースがあります。
一方で、年の途中で退職し、その年中に再就職しない場合は、会社で年末調整を受けられず、自分で確定申告をして所得税の精算を行うことがあります。
12月退職の場合の年末調整の扱い
12月に退職する場合、会社が年末調整を行う可能性があります。特に、給与の支払いが年末まであり、必要な書類を提出している場合は勤務先で手続きしてもらえることがあります。
例えば12月20日に退職し、その会社から最後の給与が12月中に支払われる場合、会社側で年末調整の対象になるケースがあります。
ただし、会社の給与計算の締め日や退職日、年末調整の処理時期によって対応は異なるため、退職前に「退職する場合でも年末調整をしてもらえるか」を確認しておくと安心です。
1月退職の場合の年末調整はどうなるのか
1月に退職する場合、前年分の年末調整は基本的にすでに完了しています。そのため、退職する年の税金ではなく、退職した年の給与について考える必要があります。
例えば、2026年1月に退職した場合、2026年分の給与については、その後に再就職するかどうかによって手続きが変わります。
退職後に別の会社へ就職すれば、新しい勤務先で年末調整を受けられる可能性があります。一方、再就職しない場合は、翌年に確定申告が必要になる場合があります。
退職後に確定申告が必要になるケース
退職後、その年中に再就職しない場合は、給与から引かれた所得税が正しく計算されていないことがあります。その場合、確定申告をすることで払いすぎた税金が戻る可能性があります。
例えば、6月から12月まで働いて退職した場合、毎月の給与から所得税が天引きされていても、年間所得で計算すると税金を払いすぎているケースがあります。
確定申告をする場合は、退職時に会社から受け取る源泉徴収票が必要になります。退職後は大切に保管しておきましょう。
退職するなら12月と1月どちらが良いのか
税金の手続きだけで考えると、12月退職と1月退職のどちらが必ず有利というわけではありません。重要なのは、退職後の働き方や収入状況です。
例えば、1月以降すぐに別の会社で働く予定がある場合は、年末調整を新しい勤務先で受けられる可能性があります。一方、しばらく仕事を休む場合は、確定申告や健康保険、年金の手続きも考える必要があります。
また、12月末で退職すると年末調整の対象になる可能性がありますが、会社の処理状況によって異なるため、退職前に確認することが大切です。
退職前に確認しておきたい書類と手続き
退職する際には、税金関係だけでなく、さまざまな書類を受け取る必要があります。
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者離職票
- 健康保険資格喪失証明書
- 給与明細や退職に関する書類
特に源泉徴収票は、年末調整や確定申告で必要になる重要な書類です。退職後すぐに受け取れない場合でも、会社へ発行時期を確認しておきましょう。
まとめ
12月や1月に退職する場合、年末調整を会社でしてもらえるかどうかは、退職日や給与支払いのタイミング、会社の処理状況によって変わります。
12月退職では会社が年末調整を行う場合がありますが、年途中の退職で再就職しない場合は確定申告で税金を精算するケースもあります。
退職時期を決める際は、年末調整だけでなく、その後の仕事探し、健康保険、年金、収入の予定も含めて考えることが大切です。


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