看護学校に通いながら仕事をしている人の中には、一人暮らしの生活費や学費の負担から奨学金の利用を検討するケースが少なくありません。しかし、親の年収が高い場合には「奨学金の審査に通るのだろうか」と不安になることもあります。この記事では、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度と、親の収入が高い場合の審査の考え方について解説します。
日本学生支援機構の奨学金には種類がある
日本学生支援機構の奨学金には、大きく分けて給付型奨学金、第一種奨学金(無利子)、第二種奨学金(有利子)の3種類があります。
給付型や第一種奨学金は家計基準が比較的厳しく設定されているため、親の収入が高い場合は対象外となることがあります。
一方で第二種奨学金は第一種よりも収入基準が緩やかで、多くの学生が利用している制度です。
親の年収が高いと第二種奨学金は借りられないのか
第二種奨学金にも家計基準はありますが、第一種奨学金ほど厳しくありません。
そのため、親の年収が高い場合でも、世帯構成や扶養人数、進学先の種類などによっては対象となる可能性があります。
ただし、最終的な審査は日本学生支援機構が行うため、年収だけで可否を断定することはできません。
一人暮らしでも親の収入が基準になる理由
奨学金制度では、学生本人が一人暮らしをしていても、原則として生計維持者である親の収入が審査対象となります。
実際には仕送りを受けていない場合でも、制度上は親の所得情報を基に判定されることが一般的です。
そのため「生活費は自分で負担しているから必ず借りられる」という仕組みではありません。
看護学生が利用できる奨学金はJASSOだけではない
看護学校に通う学生向けには、日本学生支援機構以外にもさまざまな支援制度があります。
| 制度 | 特徴 |
|---|---|
| 病院奨学金 | 卒業後に一定期間勤務することで返済免除の場合がある |
| 自治体奨学金 | 地域医療従事者育成を目的とした制度がある |
| 学校独自の支援制度 | 授業料減免や独自奨学金を実施している場合がある |
特に看護師不足が課題となっている地域では、卒業後の勤務を条件とした支援制度が充実していることがあります。
奨学金申請前に確認したいポイント
申請前には、自身の学校の奨学金担当窓口へ相談することをおすすめします。
家計基準や必要書類、採用実績などについて具体的な説明を受けられる場合があります。
親の年収が高いと聞いていても、実際の審査結果は申請してみなければ分からないケースが少なくありません。
まとめ
日本学生支援機構の第二種奨学金は、第一種奨学金と比較すると収入基準が緩やかであり、親の年収が高い場合でも利用できる可能性があります。ただし、一人暮らしをしていても原則として親の収入が審査対象になるため、仕送りの有無だけで判断されるわけではありません。看護学生向けには病院奨学金や自治体の支援制度もあるため、学校の窓口に相談しながら複数の制度を比較検討することが大切です。


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