浴室と脱衣所を同時に換気する24時間換気扇は、近年の住宅では標準的な設備となっています。しかし、「ずっと回していると電気代がもったいないのでは?」と気になる人も多いでしょう。この記事では、二室換気タイプの24時間換気扇を常時運転した場合の電気代の目安や、停止した場合との違いについて分かりやすく解説します。
24時間換気扇の消費電力は意外と小さい
一般的な浴室・脱衣所用の二室換気扇の消費電力は、おおよそ5W~20W程度です。
機種や運転モードによって異なりますが、24時間換気モードでは省エネ運転となるため、通常の換気運転よりも消費電力が抑えられていることが多くあります。
| 消費電力 | 1か月の電気代目安 |
|---|---|
| 5W | 約110円 |
| 10W | 約220円 |
| 15W | 約330円 |
| 20W | 約440円 |
※電気料金単価31円/kWhで24時間運転した場合の概算です。
24時間つけっぱなしと全く使わない場合の差額
換気扇を全く運転しない場合、当然ながら換気扇そのものの電気代は0円です。
そのため、24時間運転した場合との差額は月額約100円~500円程度が一般的な目安となります。
年間で計算すると約1,200円~6,000円程度の差になるため、「思ったより安い」と感じる人も少なくありません。
換気を止めることで発生するリスク
24時間換気の目的は電気代の節約ではなく、湿気やカビの発生を防ぎ、室内の空気を循環させることにあります。
特に浴室や脱衣所は湿気がたまりやすく、換気を止めるとカビや結露の原因になることがあります。
例えば、換気扇を停止した結果、壁紙や木材部分にカビが発生すると、清掃費や修繕費が電気代を大きく上回るケースもあります。
住宅メーカーや管理会社が常時運転を推奨する理由
近年の住宅は気密性が高く、自然換気だけでは十分な空気の入れ替えができません。
そのため建築基準法に基づく24時間換気システムが採用されており、多くの住宅メーカーや管理会社では常時運転を推奨しています。
月数百円の電気代でカビや結露対策ができると考えると、費用対効果は比較的高い設備といえます。
実際の電気代を確認する方法
換気扇本体や取扱説明書には定格消費電力が記載されています。
電気代は次の計算式でおおよその金額を求められます。
消費電力(W)÷1000×24時間×30日×電気料金単価(円/kWh)
例えば10Wの換気扇なら、10÷1000×24×30×31円≒223円となります。
まとめ
浴室・脱衣所の二室用24時間換気扇を常時運転した場合の電気代は、一般的に月100円~500円程度です。全く運転しない場合との差額も年間数千円程度であることが多く、カビや結露対策、室内環境の維持を考えると決して高いコストではありません。実際の電気代は機種によって異なるため、取扱説明書の消費電力を確認しながら判断するとよいでしょう。

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