老齢基礎年金の受給額を計算するとき、納付済期間や加入可能年数を正しく理解することが大切です。FP(ファイナンシャルプランナー)向けの計算例で混乱しやすい「月数の掛け算・割り算」の仕組みについて解説します。
老齢基礎年金の計算式の基本
老齢基礎年金は、満額(加入可能期間すべてを納付した場合)を基準として、実際に納付した期間に応じて調整されます。計算式は以下の通りです。
計算式:
受給額 = 満額 × (納付済月数 ÷ 加入可能月数)
加入可能月数は原則480月(40年 × 12月)で、納付済月数は実際に国民年金に加入して保険料を納めた期間の月数です。
具体例:納付済期間432月の場合
満額が831,700円、納付済期間が432月の場合、計算は次の通りです。
831,700円 × (432 ÷ 480) = 748,530円
このように、納付済期間を12で掛ける必要はなく、月単位でそのまま割り算すればOKです。分母は加入可能月数(480月)、分子は納付済期間(月数)です。
なぜ12を掛けるのか混乱するのか
「40年 × 12月」とするのは加入可能年数を月数に換算するためです。一方で、納付済期間は既に月数で表されることが多いため、そのまま分子に置けば計算できます。
つまり、分子と分母は同じ単位(月)にそろえることがポイントです。
まとめ
老齢基礎年金の計算は、満額 × (納付済月数 ÷ 480月)で求められます。納付済期間は月単位でそのまま使い、加入可能年数は月数に換算して分母に置くことで、正確な受給額が計算できます。この方法を押さえれば、FP向けの例でも混乱せずに理解できます。


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