傷病手当金を毎月申請しているのに、予定していた回数より振込回数が少ない場合、「会社が申請を忘れているのではないか」「健康保険組合で処理されていないのではないか」と不安になることがあります。傷病手当金は申請から支給までに時間差があり、申請期間や書類提出のタイミングによって振込回数がずれることがあります。この記事では、傷病手当金の振込が1回分少ない場合に考えられる原因や確認方法について解説します。
傷病手当金は申請した月ごとに必ず振り込まれるとは限らない
傷病手当金は、労務不能期間について健康保険へ申請し、審査が完了した後に支給される制度です。そのため、申請した期間と振込されるタイミングは必ずしも一致しません。
例えば、8月1日から8月31日までの期間を申請した場合でも、会社や医療機関、健康保険組合での処理状況によって振込日が翌月以降になることがあります。
また、病院の証明が間に合わず、2か月分をまとめて申請するケースもあります。この場合は2期間分がまとめて1回の振込になるため、申請回数と振込回数が一致しないことがあります。
傷病手当金の振込が1回少ない場合に考えられる原因
傷病手当金の振込回数が不足している場合、いくつかの原因が考えられます。代表的なものは、申請書類の提出時期のずれ、会社側の処理遅れ、健康保険組合での審査中などです。
例えば、本人は5月分まで申請したつもりでも、会社が健康保険組合へ提出した日が遅れている場合、支給決定が翌月以降になることがあります。
また、申請書類に不備があった場合も支給が保留されることがあります。健康保険組合から確認連絡が入っているケースもあるため、郵送物や連絡履歴を確認することが大切です。
会社担当者の申請忘れは起こる可能性があるのか
傷病手当金の申請は、本人、勤務先、医療機関それぞれが記入する欄があります。そのため、会社担当者の処理が遅れていたり、提出が漏れていたりする可能性はゼロではありません。
特に、毎月大量の社会保険手続きを扱っている部署では、書類管理の行き違いが発生することもあります。
ただし、振込が1回少ないからといって必ず会社のミスとは限りません。まずは、どの期間の申請が健康保険組合で受付済みなのかを確認することが重要です。
健康保険組合では1か月分抜けた申請でも処理されるのか
傷病手当金は、必ず連続した月単位で申請しなければならない制度ではありません。条件を満たしていれば、期間ごとに申請することが可能です。
例えば、8月分、9月分、10月分と順番に申請していた中で、9月分だけ後から申請された場合でも、その期間について支給要件を満たしていれば審査対象になります。
ただし、支給期間の確認や労務不能期間の確認が必要になるため、申請期間が飛んでいる場合は健康保険組合から確認を求められることがあります。
振込されていない期間を確認する具体的な方法
振込回数が合わない場合は、まず自分が申請した期間と、実際に支給決定された期間を一覧にして確認すると原因が分かりやすくなります。
確認するポイントは、以下のような項目です。
- 申請した対象期間
- 会社が健康保険組合へ提出した日
- 健康保険組合の受付日
- 支給決定通知書に記載された期間
- 実際の振込日と金額
例えば、10回申請したものの9回しか振込がない場合、未支給の1回分が「未処理」なのか「次回にまとめて支給予定」なのかを確認する必要があります。
会社への確認が難しい場合は健康保険組合へ問い合わせる
会社担当者の対応に不安がある場合でも、健康保険組合へ直接確認することで現在の処理状況を確認できる場合があります。
問い合わせる際は、「いつからいつまでの期間を申請したか」「何回分振り込まれているか」を伝えるとスムーズです。
健康保険組合では、申請受付済みか、審査中か、支給済みかを確認してもらえる場合があります。
まとめ
傷病手当金の申請回数と振込回数が一致しないことは珍しくありません。病院の証明書のタイミングや会社からの提出時期によって、複数月分がまとめて振り込まれることがあります。
一方で、会社側の提出漏れや書類不備によって支給が遅れている可能性もあるため、振込が1回分不足している場合は、申請期間と支給状況を確認することが大切です。
まずは会社に申請状況を確認し、それでも不明な場合は加入している健康保険組合へ問い合わせることで、未支給分の状況を把握できます。


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