給与明細を見ると、厚生年金や健康保険、雇用保険などが差し引かれています。しかし、実際にどの保険がどのくらい引かれているのか分かりにくいと感じる方も多いでしょう。この記事では、会社員や社会保険加入者を対象に、各種保険料の大まかな負担割合や給与から差し引かれる金額の目安をわかりやすく解説します。
給与から引かれる主な保険の種類
会社員の場合、主に次の社会保険料が給与から天引きされます。
- 健康保険
- 厚生年金保険
- 雇用保険
- 介護保険(40歳以上)
一方で、労災保険は原則として会社が全額負担するため、従業員の給与から差し引かれることはありません。
また、「公災保険」という名称の保険は一般的にはなく、公務員向け制度などと混同されることがあります。
各保険料の大まかな負担割合
保険料率は地域や加入組合によって多少異なりますが、従業員負担の目安は次の通りです。
| 保険種類 | 従業員負担の目安 |
|---|---|
| 健康保険 | 給与の約5%前後 |
| 厚生年金 | 給与の約9%前後 |
| 雇用保険 | 給与の約0.5~0.6%程度 |
| 介護保険(40歳以上) | 給与の約0.9%前後 |
実際には会社も同程度の保険料を負担しており、社会保険料は労使折半が基本となっています。
月収別の保険料の目安
例えば額面月収25万円の場合、健康保険と厚生年金、雇用保険を合わせるとおおよそ3万5千円~4万円程度が給与から差し引かれるケースが一般的です。
額面30万円の場合は4万5千円前後、額面40万円の場合は6万円前後になることもあります。
ただし、賞与の有無や加入する健康保険組合によって実際の金額は変わります。
なぜこんなに引かれるのか
社会保険料は将来の年金や医療保障、失業給付などの原資となっています。
特に厚生年金は負担額が大きく感じられますが、その分、国民年金のみの場合より将来受け取れる年金額が増える仕組みです。
また健康保険に加入することで、医療費の自己負担軽減や傷病手当金などの制度を利用できます。
給与明細で確認すべきポイント
給与明細には保険料が項目ごとに記載されています。
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 介護保険料(対象者のみ)
毎月同じ金額とは限らず、昇給や標準報酬月額の変更により保険料が変わることがあります。
給与が増えたのに手取りが思ったほど増えない場合は、社会保険料の改定が影響していることもあります。
まとめ
会社員の給与から引かれる主な保険料は健康保険、厚生年金、雇用保険で、合計すると額面給与の約14~16%程度になることが一般的です。労災保険は会社負担のため給与からは差し引かれません。給与明細の内容を理解しておくことで、手取り額の計算や将来のライフプランを立てやすくなります。


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