変額保険は加入すべき?ドル建て保険を解約して乗り換える前に確認したいメリット・デメリット

生命保険

保険の見直しをしていると、現在加入しているドル建て保険を解約して変額保険へ変更する提案を受けることがあります。しかし、解約時に大きなマイナスが出る場合は、すぐに乗り換えるのではなく、それぞれの商品の特徴や目的を比較することが大切です。

変額保険は資産運用と保障を組み合わせた商品ですが、すべての人に向いているわけではありません。この記事では、変額保険が向いている人・向いていない人、ドル建て保険から変更する際に確認したいポイントについて解説します。

変額保険とはどのような保険なのか

変額保険とは、払い込んだ保険料の一部を株式や債券などの運用商品で運用し、その運用実績によって解約返戻金や満期時の受取額が変動する保険です。

一般的な終身保険やドル建て保険は、契約時に決められた利率や為替の影響を受けながら資産形成を行います。一方で変額保険は、市場の値動きによって将来受け取れる金額が増える可能性もあれば、減る可能性もあります。

例えば、株式市場が好調な時期には運用成果によって解約返戻金が増えることがありますが、市場が大きく下落したタイミングでは元本を下回る可能性もあります。

変額保険が向いている人の特徴

変額保険が向いている人は、長期間お金を運用する目的があり、価格変動を受け入れられる人です。

具体的には、老後資金や将来の資産形成を目的として、10年以上など長期で保有する予定がある人は、変額保険の特徴を活かせる可能性があります。

また、投資だけでは不安だけれど、死亡保障も確保しながら資産形成をしたいという人にも選択肢になる場合があります。ただし、保障と投資を同時に行うため、投資信託など単純な運用商品よりも仕組みは複雑になります。

変額保険が向いていない人の特徴

一方で、元本割れを避けたい人や、数年以内に使う予定のお金を準備したい人には変額保険は向いていない可能性があります。

例えば、住宅購入資金や教育費など、使う時期が決まっている資金を変額保険で運用すると、市場が下落したタイミングで解約する必要が出た場合に損失が発生することがあります。

また、保険料の負担が大きく家計を圧迫する場合も注意が必要です。長期間継続できなければ、変額保険のメリットを十分に得られない可能性があります。

ドル建て保険を解約して乗り換える前に確認したいこと

現在加入しているドル建て保険を解約するとマイナスになる場合、その損失だけを見るのではなく、今後継続した場合の見込みも比較する必要があります。

ドル建て保険には為替リスクがありますが、円安になった場合には円換算で受取額が増える可能性があります。また、契約時期によっては現在より有利な予定利率が設定されているケースもあります。

例えば、加入から数年しか経っていない保険の場合、初期費用などの影響で解約返戻金が払込額を下回ることがあります。そのため、解約して新しい保険に入り直すことが本当に有利なのか、将来の受取額や保障内容まで比較することが重要です。

保険の乗り換えで注意したい営業提案のポイント

保険の見直しでは、新しい商品への変更を勧められることがありますが、新しい保険が必ず現在の保険より優れているとは限りません。

特に確認したいのは、なぜ現在の保険を解約する必要があるのか、変更によって得られるメリットが解約による損失を上回るのかという点です。

比較する際は、月々の保険料だけではなく、以下のような項目を見ることが大切です。

  • 将来受け取れる可能性のある金額
  • 死亡保障の内容
  • 手数料や保険関係費用
  • 途中解約した場合の返戻金
  • 運用リスクをどこまで負えるか

変額保険を検討するときに考えるべきこと

変額保険を検討する場合は、「増えそうだから加入する」という考え方ではなく、自分のお金の目的に合っているかを確認することが重要です。

例えば、老後資金を準備する目的で20年以上運用する場合と、5年後に使う予定のお金を準備する場合では、適した金融商品は異なります。

また、変額保険以外にも、投資信託やNISAなど資産形成の方法はあります。それぞれの特徴を理解したうえで、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

まとめ

変額保険は、長期的な資産形成と保障を同時に考えたい人には選択肢の一つになりますが、すべての人におすすめできる商品ではありません。

現在加入しているドル建て保険を解約して乗り換える場合は、解約によるマイナスだけでなく、今後継続した場合のメリットや新しい保険のリスクを比較することが重要です。

保険は一度契約すると長期間付き合う商品なので、営業担当者の提案だけで判断せず、自分の目的や家計状況に合っているかを確認してから決めるようにしましょう。

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