高額療養費制度は、医療費が一定の自己負担限度額を超えた場合に払い戻しを受けられる制度です。しかし、複数の病院に入院した場合の請求や限度額の扱いは、制度の仕組みを理解しておく必要があります。本記事では、複数病院での請求例と合算方法について解説します。
複数病院での限度額請求の仕組み
同じ月に複数病院にかかる場合、原則としてそれぞれの病院で一旦自己負担額を支払います。その後、申請により合算計算され、高額療養費が払い戻される仕組みです。
例えば、4月1日~7日までA病院、4月7日~30日までB病院に入院した場合、それぞれの病院で自己負担限度額が請求されますが、後から合算申請により調整されます。
限度額の合算申請方法
合算を希望する場合は、加入している健康保険組合や国民健康保険に申請します。複数病院での医療費領収書を添付し、高額療養費支給申請書を提出することで、自己負担額が限度額に調整されます。
この申請により、4月の自己負担合計が限度額を超えた分は払い戻され、B病院での支払いも実質的に調整されます。
医療費0円にはならない場合
合算申請を行う前は、各病院で自己負担額が請求されるため、B病院での請求額が0円になるわけではありません。申請後に払い戻し手続きが行われることで、過剰支払い分が返金されます。
そのため、入院中に限度額を支払った後でも、後日手続きをすることが重要です。
具体例
4月1日~7日 A病院入院 70,000円自己負担
4月7日~30日 B病院入院 120,000円自己負担
自己負担限度額が100,000円の場合、合算申請により超過分90,000円が払い戻されます。
この例では、A病院で支払った70,000円、B病院で支払った120,000円の合計190,000円のうち、限度額100,000円を超えた分が払い戻されます。
まとめ
複数病院で入院した場合、高額療養費制度では一旦それぞれの病院で自己負担額が請求されますが、申請により合算して限度額を超えた分が払い戻されます。B病院での請求額は0円にはなりませんが、後日調整されることを理解しておくと安心です。
複数病院利用時は、領収書を保管し、必ず高額療養費の合算申請を行うことが重要です。


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