23歳・新卒でマイルを貯めるならどのクレジットカード?三井住友カード ゴールド(NL)からANA・JALカードへの乗り換えを比較

クレジットカード

旅行が好きで、クレジットカードの利用額も年間100万円ほどになるなら、ポイントではなく航空会社のマイルを本格的に貯めることを考え始めるタイミングです。特に20代前半では、若年層限定のマイル系カードを利用できるため、年会費の高いゴールドカードへ急いで移行する前に確認しておきたい選択肢があります。

一方、すでに三井住友カード ゴールド(NL)で年間100万円利用を達成できる場合、このカードを単純に解約してマイルカード1枚へ切り替えるのが最善とは限りません。三井住友カード ゴールド(NL)には年間100万円利用による年会費優遇と継続特典があるため、現在のカードを残しながらマイル用カードを追加するという考え方も有力です。

23歳でANAマイルを貯めたい場合は、18~29歳を対象とする「ANA JCB CARD FIRST」が特に注目すべきカードです。一方、JALをよく利用するならJALカード、ホテル宿泊も重視するならホテル系カードまで含めて比較する必要があります。ここでは、年間100万円前後の決済を想定して、マイルの貯まり方と年会費のバランスを整理します。

まず「マイルを貯める」ならANAとJALのどちらを使うか決める

マイル系クレジットカードを選ぶ前に重要なのが、ANAマイルとJALマイルのどちらを中心に貯めるかです。どちらも国内線・国際線の特典航空券などに利用できますが、同じ一つのマイルではありません。

例えばANAカードでANAマイルを貯めながら、別のカードでJALマイルも貯めると、年間決済額がそれほど大きくない段階ではマイルが分散してしまいます。ANAに8,000マイル、JALに7,000マイルという状態より、どちらかに15,000マイル集まっているほうが特典航空券に利用しやすい場合があります。

そのため最初は「普段使いやすい空港ではANAとJALのどちらが便利か」「実家や旅行先への路線はどちらが多いか」「国際線ではどの航空会社を使いたいか」を確認するとよいでしょう。

必ずしも一生ANAまたはJALに固定する必要はありませんが、年間100万円程度のカード利用で効率よく貯めるなら、まず一つのマイレージプログラムへ集中するほうが分かりやすくなります。

23歳ならANA JCB CARD FIRSTはかなり有力

23歳の社会人でANAマイルを貯めたい場合、通常のANAゴールドカードより先に確認したいのがANA JCB CARD FIRSTです。ANA公式サイトによると、18歳以上29歳以下の学生を除く人が申し込める若年層向けANAカードで、カード有効期限となる5年間は本会員・家族会員とも年会費無料です。[ANA公式参照]

通常のショッピングでは200円につき2マイル、つまり基本的には100円あたり1マイル相当が貯まり、マイルへの自動移行手数料も無料です。さらに入会・継続時に3,000マイル、年間100万円以上の利用で5,000マイルの利用ボーナスが設定されています。[JCB公式参照]

ANA・JCBの公式案内では、年間100万円利用時について、ショッピング利用分、継続ボーナス、年間利用ボーナスを合わせた獲得例も掲載されています。年会費無料でこの仕組みを利用できるのは、20代ならではの大きなメリットです。

「23歳・年間100万円程度利用・ANAマイルを優先」という条件だけで考えるなら、いきなり高額年会費のゴールドカードへ移るより、ANA JCB CARD FIRSTを最初に比較する価値が高いでしょう。

ANA JCB CARD FIRSTには年齢制限がある

ANA JCB CARD FIRSTは誰でも長期間保有できるカードではありません。申込対象は18~29歳で、カードの有効期限は5年間です。ANA公式では、29歳で申し込んだ場合でも34歳まで利用できると案内されています。[ANA公式参照]

有効期限を迎えるとANA JCB一般カードへ切り替わる仕組みなので、その時点で改めて一般カード、ゴールドカード、別ブランドなどを比較できます。

23歳なら今から5年間利用しても20代のうちに次のカード戦略を考えることができます。年会費の高いカードは所得や年間決済額がさらに増えてから検討しても遅くありません。

年間100万円ならANAゴールドカードはどうなのか

ANAには各社からゴールドカードも発行されています。ANA公式サイトによると、ANAゴールドカードでは一般的にショッピング利用で100円あたり1マイル相当を貯められ、搭乗時には通常のフライトマイルに加えて25%の搭乗ボーナスが設定されるカードがあります。[ANA公式参照]

例えばANA VISAワイドゴールドカードやANA JCBワイドゴールドカードなどが代表的です。ANA VISAワイドゴールドカードの年会費は現在15,400円(税込)と案内されています。[ANAカード一覧参照]

ゴールドカードは搭乗ボーナスや旅行関連サービスなどで有利ですが、年間100万円程度の決済だけを基準にすると、23歳で年会費無料のANA JCB CARD FIRSTを利用できるメリットはかなり大きくなります。

逆にANA便に年間何度も搭乗し、搭乗ボーナスや保険、空港関連特典も積極的に利用するなら、ショッピング還元率だけでは測れないゴールドカードの価値が出てきます。

JAL派ならJALカード+ショッピングマイル・プレミアムが候補

旅行でJALを利用することが多いなら、ANAカードではなくJALカードを中心にするほうが自然です。JALカードは通常、ショッピング利用200円につき1マイルですが、「JALカード ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると100円につき1マイルになります。現在の年間参加費は4,950円(税込)です。[JAL公式参照]

例えば年間100万円を対象となる一般加盟店で決済した場合、100円=1マイルなら単純計算で約10,000マイルです。さらにJALカード特約店では通常より多くのショッピングマイルを獲得できます。

JAL普通カードは、年会費を抑えながらJALマイルを貯めたい人に向いています。JAL便への搭乗回数が増えてきたら、その後CLUB-AカードやCLUB-Aゴールドカードを検討する方法もあります。

JAL CLUB-Aゴールドは旅行頻度が高くなってからでもよい

JAL CLUB-Aゴールドカードは、ショッピングマイル・プレミアムが自動付帯するため一般加盟店で100円につき1マイルが貯まります。入会搭乗ボーナス5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナス2,000マイル、搭乗ごとのボーナス25%なども用意されています。[JAL公式参照]

一方、通常タイプのCLUB-Aゴールドカードは本会員年会費17,600円(税込)です。カードによっては20,900円以上となります。

年間100万円のショッピングだけを目的に高額な年会費を支払うのであれば、普通カード+ショッピングマイル・プレミアムとの差を計算しておく必要があります。ゴールドカードの価値は、搭乗ボーナスや保険なども利用してこそ大きくなります。

新卒1年目でこれから旅行頻度が変わる可能性があるなら、最初から上位カードを契約するより、実際に1~2年間旅行して利用状況が分かってから上位カードへ移行するのも合理的です。

三井住友カード ゴールド(NL)は解約しないほうがよいケースがある

現在三井住友カード ゴールド(NL)を持っていて、すでに年間100万円利用を達成できそうなのであれば、マイルカードを作った瞬間に解約する必要はありません。

三井住友カードによると、ゴールド(NL)は通常年会費5,500円(税込)ですが、年間100万円利用という条件を一度達成すると翌年以降の年会費が永年無料になる特典があります。さらに毎年年間100万円を利用すると10,000Vポイントの継続特典があります。[三井住友カード公式参照]

通常の買い物では200円につき1Vポイントなので、年間ちょうど100万円利用して10,000ポイントの継続特典まで受け取る場合、通常ポイント5,000ポイントと合わせて15,000Vポイント相当となる計算です。ただし一部の利用は年間100万円集計やポイント付与の対象外となるため、実際の条件は公式サイトで確認する必要があります。

すでに年間100万円特典を達成して翌年以降の年会費無料資格を得られるなら、三井住友カード ゴールド(NL)をサブカードとして残す選択肢には十分な合理性があります。

「切り替え」ではなく2枚を役割分担する方法

クレジットカードは必ず1枚だけに絞る必要はありません。例えば三井住友カード ゴールド(NL)を日常の特定店舗やVポイント用として残し、ANA JCB CARD FIRSTをマイル獲得のメインカードとして使う方法があります。

ただし年間100万円の決済額しかないのに、その100万円を50万円ずつ2枚へ分けると、それぞれの年間利用ボーナスを逃す可能性があります。この点は非常に重要です。

例えばANA JCB CARD FIRSTで年間100万円利用によるボーナスマイルを狙うなら、基本的にはそちらへ年間100万円を集めたほうが達成しやすくなります。一方、三井住友カード ゴールド(NL)でも毎年100万円利用による10,000Vポイントを狙うなら、合計200万円程度の決済力がないと両方を同時に達成するのは難しくなります。

したがって2枚持ちをする場合でも、どちらの年間利用特典を取りに行く年なのかを決めると無駄が少なくなります。

23歳なら三井住友カードのU25特典も確認したい

現在の三井住友カードには25歳以下の会員を対象とした「リワードアップ U25」もあります。対象条件を満たすと、PayPayでの対象支払い、対象サブスクリプション、携帯料金などで通常より多くのVポイントを獲得できる仕組みがあります。[三井住友カード公式参照]

そのため23歳という年齢では、「旅行好きだからすぐマイルカードへ全面移行」と決める前に、現在のカードで受けられる若年層特典も含めて比較するとよいでしょう。

マイルは特典航空券にうまく利用すると価値を高く感じられる一方、Vポイントのような汎用ポイントは日常生活で利用しやすいという違いがあります。ポイントの価値は使い道によって変わります。

マイル還元率1%なら年間100万円で約1万マイルが基本

マイルカードを比較するときは「100円=1マイル」を一つの基準にすると分かりやすくなります。年間100万円の対象決済なら、単純計算では10,000マイルです。

年間対象決済額 100円=0.5マイル 100円=1マイル
50万円 約2,500マイル 約5,000マイル
100万円 約5,000マイル 約10,000マイル
150万円 約7,500マイル 約15,000マイル
200万円 約10,000マイル 約20,000マイル

実際には入会・継続ボーナス、年間利用ボーナス、航空券購入、航空会社提携店などが加わるため、カードによって年間獲得数はさらに増えます。

特にANA JCB CARD FIRSTは基本のショッピングマイルに加え、継続ボーナスと年間100万円利用ボーナスがあるため、年間100万円程度を決済する若年社会人との相性がよい設計になっています。

マイルは「1マイル=1円」で考えなくてもよいが、過大評価にも注意

マイル系カードを選ぶ際、「1マイルはいくらの価値があるのか」という問題があります。マイルを特典航空券へ交換する場合、1マイルあたりの実質的な価値が1円を上回るケースがありますが、路線、シーズン、空席状況などによって大きく変わります。

例えば現金価格が高い航空券を少ないマイル数で取れれば、1マイルあたりの価値は高くなります。一方、希望日に特典航空券の空席がなく、結局現金で航空券を買うのであれば、マイルを大量に保有していても十分活用できません。

したがって「還元率1%だから現金1%還元より必ず得」というわけではありません。旅行日程に柔軟性があり、マイルを実際に航空券へ交換できる人ほどマイルカードとの相性がよくなります。

旅行好きでもホテル系高年会費カードは慎重に比較したい

旅行系カードを調べると、航空会社カード以外にMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレスなども候補として紹介されます。Marriott Bonvoyポイントは主要な航空会社のマイルへ移行できるため、航空会社を一社に固定しない柔軟性があります。[American Express公式参照]

しかし、こうしたカードは単純なマイル還元だけで評価するカードではありません。ホテル宿泊特典や会員ステータスをどの程度活用できるかが重要です。

例えばMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは現在年会費82,500円(税込)と案内されています。[American Express公式参照]

新卒1年目で年間決済額が100万円程度なら、ホテル特典を明確に使い切れる場合を除き、マイルを貯めるだけの目的で高額年会費カードを契約する必要性は高くありません。

年収500万円ならゴールドカードを作れるとは限らない

クレジットカード選びでは年収だけで審査結果を予測することはできません。年収500万円であっても、勤務期間、信用情報、現在の借入状況、各カード会社独自の審査など複数の要素が関係します。

特に新卒1年目の場合は勤続期間が短いため、「年収500万円だから必ずゴールドカードに通る」とは言えません。一方で若年層向けカードでは、そもそも若い社会人を対象として商品設計されているものがあります。

カード申込時には見込み年収や勤務先などをカード会社の指示に沿って正確に記入することが重要です。短期間に何枚ものカードを申し込む必要もありません。

旅行好きなら還元率以外に見るべきポイントもある

マイル還元率だけでカードを選ぶと、実際の旅行で使いにくいカードを選んでしまうことがあります。旅行用途では次のような項目も比較する価値があります。

  • ANA・JALのどちらの路線をよく使うか
  • ショッピング100円あたり何マイル貯まるか
  • 入会・継続・年間利用ボーナスがあるか
  • マイル移行手数料が必要か
  • 搭乗ボーナスが何%か
  • 海外・国内旅行保険の適用条件
  • 海外利用時の事務手数料
  • カード年会費を旅行特典で回収できるか

例えば海外旅行が多い人の場合、マイル還元率が少し高くても外貨決済手数料が高ければ、海外で大量に利用した際のコストが増えることがあります。

反対に国内旅行中心なら、航空会社の搭乗ボーナスやよく利用する空港への路線のほうが重要になる可能性があります。

23歳・年間100万円ならカード選びをこう整理できる

年齢23歳、年間カード利用約100万円、旅行好きという条件では、目的ごとに候補を整理すると分かりやすくなります。

目的 候補 特徴
ANAマイルを効率よく貯めたい ANA JCB CARD FIRST 18~29歳限定、5年間年会費無料、100円=1マイル相当、各種ボーナス
ANAを頻繁に利用する ANAワイドゴールド系 搭乗ボーナス25%など旅行特典が充実
JALマイルを低コストで貯めたい JAL普通カード+ショッピングマイル・プレミアム 100円=1マイルにできる
JAL搭乗回数が多い JAL CLUB-Aゴールド 搭乗ボーナスや旅行サービスを重視
日常生活のポイントも重視 三井住友カード ゴールド(NL)を維持 100万円利用特典や対象店舗のポイント制度がある

特に23歳でANA派なら、年齢制限のあるANA JCB CARD FIRSTを利用できる期間は限られています。一方、ゴールドカードは30代以降でも申し込めるため、若年層限定メリットを先に利用するという考え方には合理性があります。

現在の三井住友カード ゴールド(NL)で100万円達成後に考えるのも一案

すでに三井住友カード ゴールド(NL)の年間100万円達成が目前なら、その集計期間が終了する前に決済を別カードへ移してしまうのは注意が必要です。あと少しで100万円という状態なら、まず条件を達成して年会費優遇を確定させる考え方があります。

三井住友カードは、年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料、さらに毎年100万円利用で10,000Vポイントという条件を案内しています。集計対象外となる利用もあるため、Vpassで現在の達成状況を確認するとよいでしょう。[三井住友カード公式参照]

100万円条件を達成した後、次の集計期間からANAカードやJALカードをメインにするかを検討すれば、現在持っているカードのメリットを捨てずにマイル生活へ移行できます。

まとめ|23歳なら高額年会費カードより若年層限定カードを先に比較

旅行好きで年間100万円程度クレジットカードを利用する23歳の社会人なら、マイルカードへ移行する価値は十分あります。ただし「ゴールドカードから次もゴールドカードへ」という発想にこだわる必要はありません。

ANA派であれば、現在18~29歳限定で提供されているANA JCB CARD FIRSTは有力候補です。5年間年会費無料、基本100円=1マイル相当、継続ボーナス3,000マイル、年間100万円利用による5,000マイルのボーナスが設定されており、まさに若い社会人と年間100万円程度のカード利用に合わせやすい設計です。

JAL派なら、JAL普通カードにショッピングマイル・プレミアムを組み合わせて年会費を抑えながら100円=1マイルを狙う方法があります。搭乗回数が増えた段階でCLUB-Aゴールドなどへの変更を検討するほうが、年会費を無駄にしにくくなります。

そして、すでに三井住友カード ゴールド(NL)の年間100万円を達成できるなら、「解約して完全に乗り換える」必要はありません。まず100万円特典を確定させ、年会費無料で維持できる状態にしたうえで、ANAまたはJALのマイルカードをメインとして追加する方法が考えやすいでしょう。

最終的にはカードの還元率だけではなく、ANAとJALのどちらに実際に乗るのか、年間何回旅行するのか、貯めたマイルを特典航空券へ交換できるのかが重要です。マイルは貯めること自体が目的ではなく、旅行に使って初めて価値が生まれます。年会費と年間獲得マイルを計算し、自分が実際に利用する航空会社へ集中させることが、旅行好きのクレジットカード選びでは重要です。

なお、年会費、ポイント・マイル積算率、ボーナス条件などは変更される場合があります。またクレジットカードの発行には各社所定の審査があります。申し込み前には必ず各カード会社・航空会社の最新の公式情報を確認してください。

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