定期預金・定額貯金は金利上昇局面で得か損か?固定金利のメリット・デメリットと上手な使い方をFPが解説

貯金

金利が上昇しそうだという見通しが出ると、「今の低い金利で定期預金や定額貯金を組むと損なのでは?」と思う方も多いはずです。本記事では、政策金利の動向が預金金利にどう影響するのかをわかりやすく解説し、固定金利型の定期預金・定額貯金を使うべきケースや注意点について具体例も交えて紹介します。

銀行金利と定期預金の基本を理解しよう

まず、定期預金や定額貯金は預けた時点の金利が満期まで変わらない固定金利型の商品であり、契約時点の利率が満期日まで適用されます。これは市場金利が上昇しても、契約時点の金利のまま変わらないという特徴です。つまり将来金利が上昇しても、その恩恵を受けられない可能性があります点は注意が必要です。[参照]固定金利とは

一方で定期預金は普通預金より一般に有利な金利が設定されており、元本保証のある低リスク商品として人気が高いです。定期預金の特徴【参照】。

今の金利上昇予想と固定金利の関係

もし政策金利が現在0.75%から将来的に1.5%へと上昇すると予想される場合、銀行預金の市場金利もそれに追随して上がる可能性が高いです。これは銀行が貸出金利・預金金利ともに引き上げる傾向があるためです。

しかし定期預金の固定金利は契約時の金利が満期まで変わらないため、将来的に金利が大きく上昇した局面では、後から預け入れた人の方が高い金利を享受できる可能性があります。これが「今預けるのは損では?」という疑問につながっています。

固定金利型定期預金のメリットとデメリット

メリットとして、まず元本が保証されており、預けている間に金利が下落しても契約時の金利が適用され続ける安心感があります。また期間をある程度固定することで、計画的な貯蓄がしやすくなります。

デメリットは、まさに今の疑問のように、将来市場金利が上昇した場合、預けている定期預金の利率が相対的に低くなりやすい点です。金利上昇局面では、固定金利は魅力的に見えないということもあります。定期預金の注意点【参照】。

変動金利や分割でリスクを抑える方法

金利上昇が強く予想される場合、変動金利タイプの預金や、満期を分けた定期預金への分割預入が有効です。変動金利定期や半年・1年ごとに分けて預けることで、将来上昇した金利の恩恵をある程度受けられる可能性があります。

たとえば3年間一括で固定するのではなく、1年・2年など複数に分けることで、金利が上昇したタイミングで高い金利の枠で預け直す機会をつくることができます。

実例:金利上昇局面での預金戦略

例1:固定で一括預け
もし今1年定期金利が0.5%で3年一括の定期に預けてしまうと、将来金利が1%以上に上昇しても契約時の0.5%が適用され続けます。

例2:分割預け
1年ごとに定期預金をロールオーバーする戦略なら、金利が上昇局面に入ったタイミングで高い利率で再預入できる可能性が生まれます。

まとめ:金利上昇予想でも定期預金は損なのか?

結論として、将来的な金利上昇が予想される局面では、固定金利型の定期預金や定額貯金は後から預ける人の方が有利になる可能性があります。ただし、元本保証や計画的な貯蓄としてのメリットがあり、リスクを嫌う方にとっては一定の価値があります。

金利上昇の影響を受けやすい場合は、分割預入や変動金利タイプの活用も一つの戦略です。自身のリスク許容度や目的に合わせて、最適な預け方を考えてみましょう。

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