家計の中でも大きな割合を占める食費。特に子育て世代の4人家族では、「毎月の食費はこれで妥当?」と悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、全国平均やリアルな事例を元に、無理のない食費の見直しポイントを紹介します。
4人家族の平均的な食費は?
総務省の家計調査によると、4人世帯の食費の平均はおおよそ月8〜9万円前後(外食含む)となっています。したがって、月8〜9万円という金額は、決して高すぎるとは言えません。
ただし、家庭によって支出項目の内訳や優先順位は異なり、「お惣菜が多い」「オーガニック食材を選んでいる」といった点でも金額に差が出てきます。
「食費3万円家庭」との違いはどこ?
YouTubeやSNSで見る「月3万円食費」は、節約を強く意識して生活している家庭の例が多く、以下のような工夫が見られます。
- 業務スーパーなどでのまとめ買い
- 外食や惣菜を完全に排除
- お米や野菜を家庭菜園で自給
一方でoisixや生協を利用する場合、安心・安全を重視した食材であるぶん、価格帯がやや高めになる傾向があります。そのため「食費3万円家庭」と比較する際は、暮らしのスタイルが大きく違うことを前提に見ることが大切です。
食費の内訳を把握して無駄を知る
支出の見直しは「見える化」から始めましょう。例えば以下のように分類することで、何に多く使っているかがわかります。
- 主食(米・パン・麺)
- 生鮮食品(肉・魚・野菜)
- 加工品・冷凍食品
- お惣菜・外食
- お菓子・嗜好品
外食とお惣菜で月2万円以上かかっている家庭も多く、ここを「手作り」に少しずつ置き換えるだけで大きな削減効果が見込めます。
食費を抑えつつ満足度を下げない工夫
節約=我慢では続きません。以下のような工夫で無理なく食費をコントロールしましょう。
- まとめ買い+冷凍保存(小分けしてラップ&ジップロック)
- 週単位で献立を立てて買い物リストを作成
- 「作り置き」や「リメイク料理」を活用
- oisixでは野菜セットのみの利用など、内容を絞る
例えば、週末に1週間分の食材をまとめ買いし、作り置きおかずを5品準備した家庭では、平日の外食ゼロ・食品ロスゼロを達成した事例もあります。
お子さまの年齢別に見る食費の増減
5歳と8カ月のお子さんがいる家庭では、食費の内容が特に多様になります。離乳食期は少量で済むものの、市販のベビーフードを多用するとコストがかさみがちです。
例えば、ベビーフードを1日2回使った場合、1ヶ月で約6,000〜7,000円程度かかることも。対して、手作りに切り替えた家庭では、月2,000円以下に抑えることができたという報告もあります。
まとめ:自分の家庭の“適正値”を見つけよう
食費の額に「正解」はなく、大切なのは自分の家庭の価値観やライフスタイルに合っているかどうかです。月8〜9万円でも、食の安全や家族の健康、時短を優先しているなら、それは十分に“適正”です。
それでも節約を意識したい場合は、まず「外食や惣菜の頻度を減らす」「使っていないサブスクをやめる」といった小さなところから始めてみましょう。
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