地元での個人売買ができる便利なプラットフォーム「ジモティー」。その中でも原付バイクの取引は人気ですが、振込で支払いを求められる場合には特に注意が必要です。詐欺の被害に遭わないためにも、個人売買のリスクと安全対策をしっかり押さえておきましょう。
「銀行振込で先払い」は詐欺の温床になりやすい
ジモティーで見られる詐欺の典型例が「銀行振込での前払い要求」です。現物確認前に振り込むよう求めてくる場合、高確率で詐欺の可能性があります。
特に次のような条件が重なると要注意です。
- やたらと取引を急かしてくる
- 「送料はこちらが負担します」など、異様に好条件
- プロフィールが不完全または評価がほとんどない
- 電話番号や住所を明かさない
過去の被害報告でも「バイクを買うつもりで5万円を振り込んだが、相手と連絡が取れなくなった」という事例が複数確認されています。
安全な個人売買をするための基本ルール
ジモティーで安心して取引を進めるためには、以下のポイントを徹底しましょう。
- 対面で現物確認+直接受け取り:必ず現物を見て納得してから支払いましょう。
- 現金支払いを基本に:口座振込は原則避けましょう。後でトラブルになった際の補償がありません。
- 取引前に相手の連絡先を確認:電話番号、LINE ID、車体番号などを控えておきましょう。
どうしても遠方での取引になる場合でも、「ジモティー安心決済」(一部カテゴリのみ)や「配送代行業者を介した代引き」など、第三者を挟む方法を選ぶのが理想です。
実際に被害に遭ったらどうすべきか
もし振込後に連絡が取れなくなった場合は、すぐに以下の行動を取りましょう。
- 銀行に連絡し振込先口座の凍結を依頼
- 最寄りの警察署に被害届を提出
- ジモティー運営に通報(該当ユーザーのIDも)
銀行が対応してくれるのは迅速に連絡した場合のみです。1日でも早く動くことが、被害回復のカギになります。
ジモティー公式も「振込には注意」と明言
ジモティーの公式サイトでは、「振込でのやり取りは基本的に推奨しておらず、直接の受け渡しが安全です」と明示されています。また、詐欺の疑いがあるユーザーを通報できる仕組みも用意されています。
また、「振込後に連絡が取れない」といった事例はFAQやサポートページでも警告されており、「個人間取引でのトラブルは補償できません」とされています。
まとめ:ジモティーでの先振込みは絶対に避けよう
ジモティーで原付バイクなど高額商品を購入する際は、「現物確認・直接受け取り・現金支払い」が鉄則です。銀行振込を求められる時点で、詐欺の可能性を強く疑いましょう。
一度お金を振り込んでしまうと、取り返すのは非常に困難です。少しでも不安を感じたら、無理せず取引を中止し、信頼できる相手とのみやり取りすることが大切です。
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