アルバイトや振込先で「郵便口座を用意してください」と言われ、調べてみたらゆうちょ銀行の情報ばかり──混乱してしまう人も少なくありません。実は「郵便口座」と「ゆうちょ銀行の総合口座」は、ほぼ同じものを指している場合がほとんどです。
「郵便口座」とは?現在の正式名称は「ゆうちょ銀行総合口座」
昔は郵便局が「郵便貯金口座」として提供していたものが、2007年の民営化を経て「ゆうちょ銀行の総合口座」という名称に変わりました。
そのため、「郵便口座=ゆうちょ銀行の総合口座」と考えてほぼ問題ありません。
ゆうちょ銀行の総合口座でできること
総合口座を開設すると、以下のような機能が1つの通帳で利用できます。
- 普通預金(振込や引き出し)
- 定額・定期貯金
- 公共料金や給与の振込・引き落とし
- ゆうちょATM・ネットバンキングの利用
アルバイト先で「振込先に郵便口座」と言われた場合、この総合口座で十分対応できます。
総合口座の開設方法:窓口での流れ
ゆうちょ銀行の総合口座は、最寄りの郵便局またはゆうちょ銀行窓口で申し込みできます。必要なものは以下の通りです。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 印鑑(サインでも可能な局あり)
- 現住所が確認できる書類(本人確認書類と兼用可能)
15分〜30分程度でその場で通帳が発行され、即日から使用できます。
口座番号の形式もチェック:記号と番号に注意
ゆうちょ口座の振込用情報は独特で、「記号・番号」と「店名・口座番号」の2種類あります。
たとえば、通帳に記載されている記号「12340」と番号「5678901」は、ゆうちょ同士の振込に使われます。一方、他行から振り込む場合は「店名:二三八(ニサンハチ)」「口座番号:5678901」の形式を指定する必要があります。
「郵便口座」と書かれていたらどうすればいい?
求人票や企業からの書類に「郵便口座」と記載がある場合は、ゆうちょ銀行の総合口座を開設すれば対応可能です。
ただし、企業が指定する振込方法に応じて「ゆうちょ記号番号」か「金融機関コード+店番+口座番号」のどちらを使うか確認しておくと安心です。
まとめ:郵便口座=ゆうちょ総合口座で問題なし
結論として、「郵便口座」はゆうちょ銀行の総合口座のことを指しており、現在は正式にこの口座を使うのが一般的です。アルバイトの給与振込や公共料金の引き落としなど、幅広い用途に対応できるため、持っていて損はありません。
まだ口座をお持ちでない方は、本人確認書類を持参のうえ、最寄りの郵便局で申し込みましょう。
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