楽天家計簿を使い始めたものの、連携できるクレジットカードが限られていたり、今後カード自体を解約する予定だったりすると、「カードがなくても家計簿として使えるのか」と疑問に感じることがあります。
現在の楽天家計簿には、銀行やクレジットカードなどの金融サービスを連携して自動で明細を取り込む機能だけでなく、現金やポイントなどを自分で管理できる「手動入力口座(おさいふ)」機能も用意されています。そのため、クレジットカードを保有していなくても、使い方を工夫すれば家計管理に利用できます。
この記事では、楽天家計簿をクレジットカードなしで使う方法、手動入力口座でできること、銀行口座だけを連携する方法、カードを解約した後に注意したい点までわかりやすく解説します。
楽天家計簿はクレジットカードがなくても利用できる
楽天家計簿は、クレジットカードの明細を管理することだけを目的としたアプリではありません。楽天公式サイトでは、銀行やカードなどの残高管理に加え、手動入力口座を使って現金などを管理できる機能が案内されています。[参照] 楽天家計簿 公式サイト
したがって、現在使っているPayPayカードやUCSカードなどを将来解約したとしても、楽天家計簿そのものが使えなくなるわけではありません。カード連携を使わず、銀行口座の連携や手動入力を中心に利用することができます。
クレジットカードを持たない人であれば、「現金・銀行口座・QRコード決済・ポイントなどを自分で記録する家計簿」として使う方法が現実的です。
カードなしで使うなら「手動入力口座(おさいふ)」が便利
楽天家計簿では、2026年4月に「手動入力口座(おさいふ機能)」が追加されています。楽天家計簿の公式案内によると、この機能では複数のおさいふを作成し、現金やポイント、各種Payなどの入出金を管理できるようになっています。[参照] 楽天家計簿「手動入力口座(おさいふ機能)」
たとえば「財布の現金」「生活費用の現金」「PayPay残高」「楽天ポイント」といった用途ごとに手動入力口座を分けて管理することができます。
実際の支払いが現金中心であれば、「現金」というおさいふを作り、スーパーで3000円使ったら3000円の支出を登録する、といった家計簿の付け方ができます。
手動入力口座の利用例
たとえば月初に財布へ3万円入れた場合、手動入力口座の残高を3万円として管理します。その後、スーパーで5000円、ドラッグストアで2000円使った場合、それぞれ支出として記録すれば残高を2万3000円として把握できます。
クレジットカードのように自動で明細が入るわけではないため入力の手間はありますが、カードを一切使わない生活でも家計簿として機能します。
楽天家計簿では複数のおさいふを作成できる
手動入力口座は1つだけではなく、複数作成できるようになっています。そのため、現金と電子マネーを分けたり、生活費と趣味費を分けたりする使い方もできます。
楽天家計簿公式サイトでも、複数のおさいふを作成し、現金やポイントを用途別に見える化して管理できることが案内されています。[参照] 楽天家計簿 公式案内
たとえば次のように分けると、カードがなくても資金の所在を把握しやすくなります。
- 現金用のおさいふ
- 食費用のおさいふ
- PayPayなどQRコード決済用のおさいふ
- 楽天ポイントなどポイント用のおさいふ
- 趣味・娯楽費用のおさいふ
特に現金管理では、「今いくら財布にあるのか」を家計簿上でも確認できるため、単純な支出記録だけより管理しやすくなります。
銀行口座だけを連携して使う方法もある
クレジットカードを持っていなくても、利用している銀行が楽天家計簿の連携対象になっていれば、銀行口座を連携して使うこともできます。楽天家計簿は、楽天サービス以外の金融サービスにも対応しており、銀行やカードなどをまとめて管理する機能を提供しています。[参照] 楽天家計簿 公式サイト
たとえば給与が銀行口座へ振り込まれ、家賃・電気代・通信費などを口座振替にしている場合、カードを使わなくても銀行口座の入出金から家計の大部分を把握できます。
一方、銀行から現金を引き出して買い物をした場合、銀行明細には「ATM出金1万円」までしか表示されず、その1万円をスーパーや日用品など何に使ったかまでは自動では分かりません。その部分を手動入力口座で補うと、より正確な家計簿にできます。
カードを解約すると自動明細の取り込みはできなくなる
現在クレジットカードを楽天家計簿に連携している場合、そのカードを解約すると、将来のカード利用明細は当然発生しなくなります。また、連携先金融機関の仕様変更やサービス終了によって自動連携できなくなるケースもあります。
実際、楽天家計簿では過去に一部カードとの連携サービスを終了した例があります。たとえばソフトバンクカードは2025年7月31日をもって連携終了となりました。[参照] 楽天家計簿「ソフトバンクカードの連携終了に関して」
そのため、「特定のカードを持っていないと楽天家計簿を使えない」と考えるより、カード連携は家計簿を自動化するための機能の一つと捉えると分かりやすいでしょう。
「カードを選ぶ」画面に使っているカードしか表示されない場合
初期設定や連携先追加の画面で、PayPayカードやUCSカードなど現在利用しているカードだけが表示されることがあります。この画面は、楽天家計簿が利用者の保有カードを必須として要求しているというより、連携候補として利用できるサービスを表示している画面と考えられます。
クレジットカードを今後使わないのであれば、カード連携を家計管理の中心にする必要はありません。銀行口座や手動入力口座を利用する構成に切り替えることで、カードなしでも家計管理を続けられます。
アプリの画面構成はアップデートで変更されることがあります。連携をスキップできない、手動入力口座の項目が見つからないといった場合は、まず楽天家計簿アプリを最新版へ更新することをおすすめします。手動入力口座は公式案内ではアプリバージョン3.2以降の新機能として紹介されています。[参照] 楽天家計簿 新機能のお知らせ
カードなしで家計簿を付けるなら「銀行+おさいふ」の組み合わせが使いやすい
クレジットカードを完全にやめる予定であれば、銀行口座と手動入力口座を組み合わせる方法が分かりやすいでしょう。
たとえば給与受取口座を楽天家計簿へ連携し、口座振替される家賃や公共料金は自動明細で管理します。一方、ATMから引き出した現金は「現金」という手動入力口座へ移したものとして管理し、その後の買い物を手入力します。
QRコード決済を利用する場合も、連携に対応していないサービスであれば「PayPay用」などの手動入力口座を作り、チャージや支払いを記録する方法があります。
| 支払い方法 | 楽天家計簿での管理例 |
|---|---|
| 銀行振込・口座振替 | 銀行口座を連携 |
| 現金 | 手動入力口座「現金」 |
| PayPayなど | 手動入力口座を作成 |
| ポイント | ポイント用のおさいふを作成 |
| クレジットカード | 保有している場合のみ連携 |
この方法なら、クレジットカードを1枚も持っていなくても家計全体を把握できます。
手動入力のメリットとデメリット
手動入力の最大のメリットは、金融機関の対応状況に左右されにくいことです。現金、ポイント、QRコード決済など、自動連携できない支払い方法でも自分で記録できます。
一方、デメリットは入力の手間です。買い物のたびに記録しないと支出が抜けるため、自動連携と比べると管理の習慣が必要になります。
入力を続けやすくするには、毎回1円単位で完璧に合わせることにこだわらず、「スーパー」「日用品」「外食」など大まかなカテゴリから始める方法もあります。家計簿は正確さだけでなく、継続して支出傾向を把握できることが重要だからです。
楽天家計簿の無料版とプレミアムプランにも違いがある
楽天家計簿には無料プランに加え、有料のプレミアムプランがあります。公式サイトでは、プレミアムプランでは口座連携数が無制限になるなど、より多くの金融サービスをまとめて管理できる機能が案内されています。[参照] 楽天家計簿 公式サイト
ただし、カードを持たず、銀行口座や手動入力を中心に家計簿として利用するのであれば、必ずしも最初から有料プランが必要とは限りません。まず無料プランで自分の管理方法に合うか試してから検討するとよいでしょう。
家計簿アプリは機能が多いほど便利とは限りません。カードを使わない人であれば、「銀行の入出金が確認できる」「現金支出を記録できる」という最低限の機能だけでも十分な場合があります。
まとめ:楽天家計簿はカードなしでも手動入力口座を使って利用できる
楽天家計簿は、クレジットカードがなければ利用できないアプリではありません。現在は「手動入力口座(おさいふ)」を作成し、現金、ポイント、各種Payなどの入出金を自分で管理できる機能が提供されています。
そのため、現在使用しているPayPayカードやUCSカードなどを将来解約したとしても、銀行口座の連携や手動入力を利用すれば家計管理を続けることができます。
特にカードを使わない生活では、「銀行口座は自動連携」「財布の現金やQRコード決済は手動入力」という組み合わせが分かりやすい方法です。カード連携は楽天家計簿の必須条件ではなく、家計管理を自動化するための選択肢の一つと考えるとよいでしょう。
手動入力口座が見当たらない場合は、アプリを最新版へ更新したうえで口座・おさいふ関連のメニューを確認してください。画面構成や対応金融機関は変更される可能性があるため、操作方法については楽天家計簿の公式サイトやアプリ内ヘルプの最新情報を確認するのが確実です。


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