学生アルバイトを始めた際、初めての給与明細を見て「思ったより振込額が少ない」「控除額が引かれているけど何のお金なのか分からない」と疑問に感じる方は少なくありません。
特に、勤務先から案内される扶養控除等申告書を提出していない場合、給与から所得税が多めに天引きされることがあります。この記事では、学生アルバイトの給与から税金が引かれる理由や、後から返ってくる可能性、必要な手続きについて解説します。
学生アルバイトの給与から税金が引かれる理由
アルバイトの給与から引かれる控除には、所得税や社会保険料などがあります。学生の場合、勤務時間や収入額によっては社会保険料が発生しないケースも多いですが、所得税が引かれることはあります。
給与を支払う会社は、従業員から提出された書類をもとに所得税の計算を行います。そのため、必要な書類を提出していない場合、通常より多く税金が差し引かれることがあります。
例えば、アルバイトを始めたばかりで扶養控除等申告書を提出していない場合、給与明細に「所得税」などの項目が表示され、手取り額が少なくなることがあります。
扶養控除等申告書を提出しないと所得税が高くなる理由
扶養控除等申告書は、給与所得者が勤務先へ提出する書類で、所得税を計算する際に使用されます。
この書類を提出すると、勤務先はその人の給与について「甲欄」という税率で源泉徴収を行います。一方、提出していない場合は「乙欄」となり、所得税が高めに計算されることがあります。
例えば、学生がメインのアルバイト先として勤務している場合でも、申告書を提出していなければ、一時的に本来より多く所得税が引かれる可能性があります。
扶養控除等申告書の提出期限を過ぎても対応できる場合がある
勤務先から指定された提出期限を過ぎてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。会社によっては後から提出を受け付けてくれる場合があります。
提出が遅れた場合でも、給与計算のタイミングによっては次回以降の給与から正しい税額に変更されることがあります。
例えば、今月分の給与計算には間に合わなかったとしても、翌月以降の給与では扶養控除等申告書を反映してもらえる可能性があります。
引かれすぎた所得税は年末調整や確定申告で戻る可能性がある
アルバイトで一時的に多く所得税が引かれた場合でも、最終的な税額より多く支払っていれば、後から精算されます。
勤務先で年末調整を受けられる場合は、年末調整によって払い過ぎた所得税が給与と一緒に還付されることがあります。
例えば、年間のアルバイト収入が少なく、本来所得税がほとんど発生しない学生の場合、毎月引かれていた所得税が年末にまとめて返ってくるケースがあります。
学生アルバイトで年収130万円を超えない場合の税金の考え方
学生アルバイトの場合、「130万円」という金額は主に親の健康保険の扶養に関係する基準として知られています。ただし、税金については別の基準で判断されます。
所得税や住民税の計算では、年間の給与収入や各種控除の状況によって税額が決まります。そのため、130万円を超えないから必ず税金がかからない、または必ず戻るというわけではありません。
例えば、年間のアルバイト収入が少額であれば所得税が最終的に発生しない可能性があり、給与から先に引かれた所得税が還付される場合があります。
複数のアルバイトをしている学生が注意するポイント
塾講師と新しいアルバイトなど、複数の勤務先から給与を受け取っている場合は、税金の手続きに注意が必要です。
扶養控除等申告書は基本的に1か所の勤務先へ提出するものです。メインの勤務先を決め、その他の勤務先では別の扱いになることがあります。
例えば、塾講師を続けながら新しいアルバイトを始めた場合、どちらを主な勤務先にするかによって源泉徴収の方法が変わる可能性があります。
学生アルバイトが給与明細で確認するべき項目
給与から控除されている金額が気になる場合は、給与明細の項目を確認しましょう。
- 所得税が引かれているか
- 社会保険料の控除があるか
- 雇用保険料が発生しているか
- 控除額が給与計算と合っているか
所得税だけが引かれている場合は、年末調整や確定申告によって精算できる可能性があります。
例えば、初回給与で数千円程度の所得税が引かれていても、年間収入を計算した結果、税金が不要となれば返金されることがあります。
まとめ:学生アルバイトで引かれた所得税は戻る可能性がある
学生アルバイトで給与から控除が発生した場合、扶養控除等申告書を提出していなかったことが原因で所得税が多めに引かれている可能性があります。
ただし、そのまま引かれっぱなしになるとは限りません。勤務先で年末調整を受けたり、条件によっては確定申告を行ったりすることで、払い過ぎた所得税が戻る場合があります。
まずは勤務先へ扶養控除等申告書の提出がまだ可能か確認し、給与明細の控除内容を確認しましょう。学生アルバイトの場合でも、税金の仕組みを理解しておくことで、余計な負担を防ぐことができます。


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