パート勤務で「扶養を外れるかどうか」は、多くの人が悩むポイントです。特に週25時間勤務で社会保険加入対象になる場合、「働き損になるのでは?」と不安になる人は少なくありません。
実際には、社会保険料が引かれることで一時的に手取りが減ったように感じるケースもありますが、将来的な保障面ではメリットもあります。
この記事では、週5日・1日5時間・時給1141円で働く場合を例に、扶養を外れた後の手取りや社会保険料の目安について分かりやすく整理します。
今回の働き方だと年収はいくらになる?
まずは年間収入の目安を計算してみます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 時給 | 1141円 |
| 勤務時間 | 1日5時間 |
| 勤務日数 | 週5日 |
| 週労働時間 | 25時間 |
1141円×5時間×週5日で計算すると、月収はおよそ11万〜12万円程度になります。
年収換算では約140万円〜150万円前後になる可能性が高く、一般的な扶養基準の130万円を超えるため、夫の扶養から外れるケースが多いです。
社会保険に加入するとどれくらい引かれる?
社会保険加入後は、健康保険料・厚生年金・雇用保険などが給与から天引きされます。
地域や会社によって差はありますが、月11万〜12万円程度の給与の場合、社会保険料の目安は以下程度になることが多いです。
| 項目 | 概算 |
|---|---|
| 健康保険 | 約5,000〜6,000円 |
| 厚生年金 | 約10,000〜11,000円 |
| 雇用保険など | 数百円〜1,000円程度 |
合計すると、毎月およそ1万5千円〜2万円前後が引かれるイメージです。
そのため、扶養内ギリギリで働いていた時と比較すると、最初は「思ったより手取りが増えない」と感じやすいです。
「働き損」と感じやすいラインとは?
よく言われる「働き損」は、扶養を外れた直後の収入帯で起きやすいと言われています。
例えば、年収130万円前後から150万円台くらいまでは、社会保険料負担が増えるため、手取り差が小さく感じることがあります。
ただし、年収がさらに増えていけば、手取りも徐々に増えていきます。
- 扶養内:社会保険料負担なし
- 扶養外直後:負担増で手取り差が小さい
- さらに収入増:手取り増加が実感しやすい
そのため、「短期的な手取り」だけを見るか、「将来の保障」まで含めて考えるかで判断が変わります。
社会保険加入にはメリットもある
扶養を外れると負担ばかりが注目されますが、社会保険加入にはメリットもあります。
将来の年金が増える
厚生年金へ加入することで、将来受け取れる年金額が増えます。
扶養内の国民年金第3号被保険者より、老後保障は厚くなる傾向があります。
傷病手当金などの保障
病気やケガで働けなくなった場合、条件を満たせば傷病手当金が利用できます。
扶養内では利用できない制度なので、安心材料になる人も多いです。
実際に損かどうかは家庭状況で変わる
「絶対に損」「絶対に得」と単純に言い切れないのが社会保険の難しいところです。
例えば以下によって感じ方は変わります。
- 夫の会社の扶養手当の有無
- 交通費支給額
- 住民税負担
- 将来どれくらい働く予定か
- 子育てや介護との両立
特に扶養手当が大きい家庭では、扶養を外れる影響が大きく感じる場合もあります。
まとめ
週5日・1日5時間・時給1141円の働き方では、年収130万円を超える可能性が高く、社会保険加入対象になるケースが一般的です。
毎月1万5千円〜2万円前後の社会保険料が引かれることが多く、最初は「働き損」と感じる人もいます。
ただし、厚生年金や健康保険の保障が増えるメリットもあり、長期的には安心につながる面もあります。短期の手取りだけでなく、将来の保障も含めて働き方を考えることが大切です。


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