会社に就職したり転職したりして社会保険へ加入すると、多くの人が気になるのが「それまで加入していた国民健康保険(国保)は自動的にやめられるのか?」という点です。結論から言うと、社会保険に加入しても国民健康保険の喪失手続きが自動で完了するケースと、自分で手続きが必要なケースがあります。手続きを忘れると保険料を二重に請求される可能性もあるため注意が必要です。
会社の社会保険に入っただけでは国保が完全に消えるとは限らない
会社で社会保険に加入すると、健康保険組合や協会けんぽへの加入手続きは通常会社側が行います。
しかし、国民健康保険の喪失処理については自治体によって取り扱いが異なる場合があります。
「会社が社会保険加入手続きをした=国保も完全に自動解約」と思い込むのは注意が必要です。
一般的には国保の喪失届が必要になるケースが多い
多くの自治体では、会社の社会保険に加入したあと本人が市区町村へ国民健康保険の脱退手続きを行います。
一般的な必要書類は次のようなものです。
| 必要なもの | 内容 |
|---|---|
| 新しい健康保険証 | 社会保険加入を証明するため |
| 国民健康保険証 | 返却する場合あり |
| 本人確認書類 | マイナンバーカードなど |
| マイナンバー | 自治体によって必要 |
最近では郵送やオンライン申請に対応している自治体も増えています。
手続きを忘れると保険料が請求され続けることがある
よくあるトラブルが「社会保険に入ったから何もしなかった」というケースです。
例えば4月から会社の社会保険へ加入したにもかかわらず、国保脱退の手続きをしなかった場合、自治体側では加入継続中として扱われることがあります。
すると後日、数か月分の国保保険料の納付書が届いて驚くケースもあります。
ただし、本来加入資格がなくなった日までさかのぼって修正されることが多いため、払いすぎた分は後から調整される場合があります。
マイナ保険証利用でも手続きが不要とは限らない
最近はマイナ保険証の利用者が増えていますが、マイナンバーと保険情報が連携されることと、国保脱退手続きは別問題です。
「保険証が切り替わったから何もしなくていい」と考える人もいますが、自治体の案内は確認しておいた方が安心です。
自分の自治体の案内を確認する方法
自治体によって必要な流れが少し異なります。
確認方法としては以下がおすすめです。
- 市区町村の公式サイトを見る
- 役所の国民健康保険窓口へ問い合わせる
- 会社の総務へ確認する
特に転職直後は住民税や年金なども変わるため、一度まとめて確認すると安心です。
まとめ
会社の社会保険加入手続きは通常会社が行いますが、国民健康保険の喪失届は本人が行うケースが多くあります。
手続きを忘れると国保保険料が請求され続けることもあるため、「社会保険に入ったから完全に自動」と考えない方が安全です。新しい健康保険証が届いたら、お住まいの自治体の案内を確認しておきましょう。

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