年金をもらいながら働くと厚生年金はいくら増える?在職中の年金加入と増額の仕組みを解説

年金

年金を受給しながら会社で働いている人の中には、「給料から厚生年金保険料が引かれているのに、年金額があまり増えていない」と感じる人もいます。

実際に、働きながら厚生年金に加入すると将来受け取る年金額は増える可能性がありますが、毎月大きく増額される仕組みではありません。この記事では、年金をもらいながら働く場合の厚生年金の仕組みや、なぜ増額が少なく感じるのかについて分かりやすく解説します。

年金を受け取りながら厚生年金に加入する仕組み

老齢年金を受給できる年齢になった後でも、会社員として働き続ける場合は、勤務条件によって厚生年金保険に加入することがあります。

厚生年金に加入して働くと、給与から厚生年金保険料が控除されます。その分、将来受け取る老齢厚生年金の金額に反映される仕組みになっています。

つまり、年金を受け取りながら保険料を払う状態になることは珍しいことではなく、働いた期間分だけ年金額が調整される制度があります。

働いても年金額が大きく増えない理由

厚生年金に加入しているからといって、支払った保険料がそのまま大きな年金増額になるわけではありません。

厚生年金の増額は、加入期間や給与・賞与の金額をもとに計算されます。そのため、短期間働いた場合や給与額がそれほど高くない場合は、増える金額も限定的になります。

例えば、数年間働いて厚生年金保険料を納めたとしても、月額数千円程度の増加になるケースもあります。そのため、「月1万円も増えない」という感覚になる人もいます。

退職した後に年金がドカーンと増えるのか

働くのをやめた後に、それまで納めた厚生年金分がまとめて大幅に増えるという仕組みではありません。

在職中に厚生年金へ加入した期間については、一定のタイミングで年金額へ反映されますが、退職した瞬間に大きな増額が発生するわけではありません。

例えば、65歳以降も会社員として働き続けた場合、加入期間に応じた年金額の増加分が後から反映される形になります。

在職定時改定によって年金額は毎年見直される

現在は、65歳以上で厚生年金に加入しながら働く人について、毎年1回、前年までの厚生年金加入期間を反映して年金額が見直される仕組みがあります。

これを在職定時改定といい、以前よりも働きながら増えた年金を早く受け取りやすい制度になっています。

ただし、増額幅は加入期間や給与額によって異なるため、すべての人が大きく増えるわけではありません。

働きながら年金をもらう場合に注意したい在職老齢年金

年金を受け取りながら働く場合、給与と年金の合計額が一定以上になると、老齢厚生年金の一部が支給停止になる「在職老齢年金」という仕組みがあります。

そのため、高収入で働いている人の場合は、厚生年金に加入していても受け取れる年金額が調整されることがあります。

一方で、収入が基準以下の場合は通常通り年金を受け取りながら、加入期間分だけ将来の年金額を増やすことができます。

具体的にどれくらい年金が増えるのか

厚生年金の増額額は、加入期間と給与水準によって変わります。

例えば、一定期間働いて毎月厚生年金保険料を納めても、将来増える年金額は月数千円程度というケースがあります。これは制度上、保険料負担に対して少しずつ年金額へ反映される仕組みになっているためです。

そのため、「保険料を払っているのに増えない」と感じる場合でも、実際には将来の年金額に反映されている可能性があります。

まとめ|年金をもらいながら働く場合の増額は少しずつ反映される

年金受給中に会社で働き、厚生年金保険料を支払うと、その期間は将来の老齢厚生年金額に反映されます。

ただし、増額は加入期間や給与額によって決まり、毎月大きく増える仕組みではありません。退職後に一気に増えるという制度でもなく、加入実績に応じて少しずつ反映されます。

年金を受け取りながら働く場合は、増える年金額だけを見るのではなく、給与収入や在職老齢年金による調整も含めて、自分に合った働き方を考えることが大切です。

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