「37歳で貯金20万円しかない」「周りはもっと貯めているのでは」と不安になる人は少なくありません。SNSでは何百万円、何千万円という貯蓄額を見かけることもありますが、実際には年代ごとにかなり差があります。この記事では、30代後半の平均的な貯蓄事情や、どのくらいあれば安心感を持ちやすいのかを整理して解説します。
37歳の貯金額は実際どれくらい?
金融広報中央委員会などの調査では、30代後半の金融資産保有額は平均と中央値で大きく差があります。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 平均貯蓄額 | 数百万円〜700万円前後 |
| 中央値 | 100万円前後 |
| 貯蓄ゼロ世帯 | 一定数存在 |
平均は一部の高資産層が引き上げるため、実際には「貯金100万円未満」の人も珍しくありません。
つまり、37歳で貯金20万円だから人生終了というわけではありません。
なぜ30代後半で貯金が少ない人は多いのか
30代は人生の支出イベントが非常に多い時期です。
- 結婚や出産
- 引っ越しや住宅費
- 車の購入
- 転職や収入の変化
- 教育費や介護費用
さらに近年は物価上昇もあり、「収入はあるのに貯まらない」という人も増えています。
特に一人暮らしや非正規雇用、転職期間が長かった人は、30代後半でも貯蓄が少ないケースは珍しくありません。
実際に安心しやすい貯金額の目安
「いくらあれば安心か」は人によって異なりますが、多くの人がまず目標にするのは生活費の3〜6か月分です。
| 毎月の生活費 | 最低限の安心ライン |
|---|---|
| 15万円 | 45万〜90万円 |
| 20万円 | 60万〜120万円 |
| 25万円 | 75万〜150万円 |
これは失業や病気など、急なトラブルに対応するための「生活防衛資金」と呼ばれる考え方です。
逆に言えば、まずは100万円前後を目標にするだけでも心理的な安心感はかなり変わります。
37歳からでも貯金は遅くない
貯金は「何歳から始めたか」より、「今後どう積み上げるか」の方が重要です。
例えば毎月2万円でも積み立てれば、1年で24万円、5年で120万円になります。
さらに固定費の見直しや副収入の確保によって、30代後半から一気に資産を増やす人もいます。
見直されやすい固定費の例
- スマホ料金
- サブスク
- 保険料
- 家賃
- 使っていないクレジットカード年会費
特に毎月自動で出ていく固定費は、一度見直すと長期的な効果が大きくなります。
「他人の貯金額」と比較しすぎないことも大切
ネットでは「30代で貯金1000万円」などの投稿が目立ちますが、そうした人ほど発信しやすい傾向があります。
一方で、貯金に悩んでいる人はあまり表に出てこないため、実態以上に周囲が裕福に見えることがあります。
大切なのは、昨日の自分より少しでも改善しているかです。
まとめ
37歳で貯金20万円という状況に不安を感じるのは自然ですが、同年代でも貯蓄状況には大きな差があります。
まずは生活防衛資金として50万〜100万円程度を目標にしながら、固定費の見直しや少額積立を継続することが現実的です。
貯金は「過去にいくら貯められたか」より、「これからどう積み上げるか」で将来が大きく変わります。


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