遺族年金が月12万円なのに非課税証明書は78万7,000円?年金収入額が違う理由をわかりやすく解説

年金

遺族年金を毎月受給している方が非課税証明書を確認した際に、「実際にもらっている金額と記載されている年金収入額が違う」と疑問に感じることがあります。特に毎月12万円程度受給しているにもかかわらず、非課税証明書の年金収入欄が78万7,000円などになっているケースでは、何が反映されているのか分からず不安になる方も少なくありません。この記事では、非課税証明書に記載される年金収入額の仕組みや確認すべきポイントを解説します。

非課税証明書の年金収入欄とは

非課税証明書や所得証明書に記載される年金収入欄は、自治体が住民税の計算に使用した課税対象となる年金収入を示している場合があります。

そのため、実際に口座へ振り込まれた金額と必ずしも一致するとは限りません。また、証明書によっては特定の種類の年金のみが記載されることもあります。

遺族年金は原則として非課税

遺族基礎年金や遺族厚生年金は、税法上、原則として非課税所得とされています。

非課税の遺族年金は所得税や住民税の課税対象にならないため、自治体の証明書にその全額が収入として表示されない場合があります。

そのため、毎月12万円受給していて年間約144万円になる場合でも、その金額がそのまま非課税証明書に記載されるとは限りません。

78万7,000円と記載される主な理由

非課税証明書の年金収入欄に78万7,000円と記載されている場合、いくつかの可能性が考えられます。

  • 遺族年金以外の老齢年金が記載されている
  • 年度途中から受給を開始したため対象期間が短い
  • 自治体が課税対象年金のみを表示している
  • 前年中の実際の支給額が反映されている

特に住民税関係の証明書は前年1月から12月までの所得を基準に作成されるため、現在の受給額と一致しないことがあります。

確認すべき書類とは

正確な受給額を確認するには、日本年金機構から送付される年金振込通知書や年金額改定通知書を確認することが重要です。

また、通帳の入金履歴を確認すると、実際に年間いくら受け取っているかを把握できます。

確認書類 確認できる内容
年金振込通知書 年間支給予定額
年金額改定通知書 改定後の支給額
通帳の入金履歴 実際の受取額
非課税証明書 住民税計算上の情報

実際によくあるケース

例えば、遺族年金を年間144万円受給している方でも、自治体の証明書には老齢年金部分のみが78万7,000円と表示されるケースがあります。

また、受給開始が年度途中だった場合は、前年分として計上された金額が少なくなり、実際の年間受給額との差が生じることもあります。

このため、非課税証明書の数字だけを見て受給額全体を判断するのは適切ではありません。

金額に疑問がある場合の相談先

記載内容に疑問がある場合は、市区町村の税務担当窓口や日本年金機構へ問い合わせると詳細を確認できます。

証明書のどの欄に何が反映されているのかを説明してもらえるため、不明点がある場合は早めに相談すると安心です。

まとめ

遺族年金を毎月12万円受給していても、非課税証明書の年金収入欄に78万7,000円と記載されることは珍しくありません。遺族年金は原則非課税であり、証明書には課税対象となる年金のみが表示されている可能性があります。また、前年分の収入や受給開始時期の影響を受けることもあります。正確な内容を確認したい場合は、年金通知書や自治体の窓口で詳細を確認することが大切です。

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