複数の借入を一本化して毎月の返済負担を減らしたいと考え、おまとめローンを検討する人は多くいます。しかし、住宅ローンや自動車ローン、カードローンなど複数の債務がある場合、年収だけでは判断できない審査ポイントがあります。
この記事では、おまとめローンの審査で確認される項目、審査に落ちる主な理由、複数のクレジットカードやキャッシング枠が与える影響について、具体例を交えながら解説します。
おまとめローンの審査では何を確認されるのか
おまとめローンの審査では、申込者の年収だけでなく、現在の借入状況や返済能力、信用情報などを総合的に判断されます。
特に重要になるのが、年収に対して年間でどれだけ返済しているかという返済負担率です。住宅ローンなど大きな固定費がある場合、カードローンの借入額が少なくても慎重に判断されることがあります。
例えば年収650万円の人でも、住宅ローンや自動車ローン、カードローンを合わせた年間返済額が大きい場合、金融機関から見ると新たな借入余力が少ないと判断される可能性があります。
住宅ローンや車ローンがある場合の影響
住宅ローンや自動車ローンは、一般的には計画的な借入として扱われますが、審査では他の借入と同じように返済負担として計算されます。
例えば住宅ローンの年間返済額が160万円、自動車ローンが年間60万円の場合、それだけで年間220万円の返済があります。ここにカードローンやリボ払いの返済が加わるため、金融機関は現在の支払い能力を慎重に確認します。
一方で、公務員など安定した収入が見込める職業はプラス要素になる場合があります。ただし、安定収入があることと、借入可能額が大きいことは別の判断になります。
育休中や復職直後の年収資料が審査に影響することがある
ローン審査では、提出する収入証明書の内容が重要です。前年の源泉徴収票が育児休業などの影響で低い金額になっている場合、金融機関によってはその数字を基準に判断することがあります。
例えば実際には復職後に月収が増えていても、提出した源泉徴収票の年収が320万円の場合、審査担当者から見ると現在の返済能力を判断する材料が不足していると考えられる場合があります。
そのため、復職後の給与明細や勤務状況を確認してもらえるか、金融機関に相談することも一つの方法です。
クレジットカードの枚数やキャッシング枠は審査に影響するのか
使っていないクレジットカードでも、キャッシング枠が設定されている場合は審査で確認されることがあります。
金融機関は信用情報機関を通じて、現在の借入だけでなく、契約しているカードや利用可能な限度額も確認します。実際には借りていなくても、複数のカードに高額なキャッシング枠がある場合、将来的に借入できる余力があると判断されることがあります。
例えばポイントサイト経由で作成したカードが10枚あり、それぞれにキャッシング枠が付いている場合、不要なカードを整理することで審査時の見え方が変わる可能性があります。
銀行系おまとめローンに落ちた場合に考えられる原因
銀行系のおまとめローンは金利が低い傾向がありますが、その分審査基準が厳しく設定されていることがあります。
審査落ちの原因としては、借入総額に対する年収のバランス、既存ローンの返済額、信用情報、短期間での申込件数などが考えられます。
また、複数の金融機関へ短期間に申し込むと、信用情報に申込履歴が残るため、状況によっては慎重に判断されることがあります。
おまとめローンを申し込む前に確認したいポイント
おまとめローンを検討する場合は、まず現在の借入状況を整理することが大切です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 借入残高 | カードローンやリボ払いの残高を確認する |
| 毎月返済額 | 現在いくら返済しているか把握する |
| カード状況 | 不要なカードやキャッシング枠を整理する |
| 信用情報 | 延滞履歴などがないか確認する |
特に、使っていないクレジットカードのキャッシング枠は整理しておくことで、現在の借入状況を正確に伝えやすくなります。
また、おまとめローンは返済期間を延ばすことで月々の支払いを減らせる場合がありますが、総支払額が増える可能性もあるため、金利や返済期間を確認することが重要です。
まとめ
おまとめローンの審査では、年収だけではなく、住宅ローンや自動車ローンを含めた総返済額、カードローン残高、信用情報などが総合的に判断されます。
安定した職業や将来の収入見込みはプラス材料になりますが、現在の借入状況によっては審査が厳しくなることがあります。
申込み前には借入額や返済額、不要なクレジットカードのキャッシング枠を整理し、自分の状況を正確に把握したうえで、自分に合った金融機関やローン商品を検討することが大切です。


コメント