PayPayには、友人や家族などへPayPay残高を送る「送る・受け取る」機能があります。携帯電話番号やPayPay IDを指定する方法のほか、SNSやメールでリンクを共有する方法もあるため、初めて利用すると「支払う側と受け取る側のどちらがリンクを送るのか」が分かりにくいかもしれません。
実はPayPayには、支払う側が残高入りの「受け取りリンク」を作って相手へ送る方法と、受け取る側が支払いを「請求」する方法があります。そのため、必ずどちらか一方がリンクを送るという決まりではありません。
ただし、SNSなどで知り合った面識のない相手との売買では別の注意が必要です。PayPay自身が、見知らぬ人との残高のやり取りを推奨しておらず、チケットや商品の個人間取引を装った詐欺にも注意喚起しています。操作方法だけでなく、このリスクまで理解してから利用することが大切です。
PayPayでお金を送る方法は1つではない
PayPay残高を相手へ送る方法には、相手の携帯電話番号やPayPay IDを指定する方法、QRコードを読み取る方法、受け取りリンクを作成してSNSやメールで共有する方法などがあります。[PayPay公式ヘルプ参照]
例えば友人のPayPay IDを知っているなら、支払う側がPayPayアプリの「送る」から相手を検索し、金額を入力して送ることができます。この場合はSNS上でURLを交換する必要はありません。
一方、相手の電話番号やPayPay IDを知らない場合には、リンクを使う方法が便利です。ただし「送金するための受け取りリンク」と「相手から送られてくる請求」は意味が違うため、混同しないようにしましょう。
支払う側が「受け取りリンク」を作って送る方法
PayPayの受け取りリンクは、お金を送る側が作成するリンクです。携帯電話番号やPayPay IDを知らない相手にも、SNSやメールなどを通じてPayPay残高を送ることができます。
PayPay公式ヘルプでは、ホーム画面から「送る」へ進み、「SNSで送る」を選択して金額などを設定し、受け取りリンクを作成する手順が案内されています。作成したURLを相手へ送り、相手がリンクから受け取ります。[PayPay・受け取りリンク参照]
例えば3,000円を支払うなら、支払う人が3,000円の受け取りリンクを作成して相手へ送ります。相手がリンクを開いて受け取り操作を完了すると、残高の受け渡しが成立します。
受け取る側から「3,000円払ってください」と請求する方法もある
反対に、お金を受け取る側から相手へ請求することもできます。PayPayでは相手の携帯電話番号やPayPay IDを指定し、金額を入力して請求リクエストを送る方法が案内されています。
例えば商品代3,000円を受け取る人が、購入者へ3,000円の請求を送ります。支払う側は届いた内容を確認し、相手と金額に間違いがなければ支払うという流れです。[PayPay公式・受け取り方法参照]
したがって、「支払う側だから必ず自分からリンクを送る」「受け取る側だから必ず相手からリンクが来る」という決まりではありません。取引前に「PayPay IDで送りますか、請求を送ってもらいますか」などと方法を確認しておくと混乱を防げます。
初めてなら相手・金額を必ず確認してから送る
PayPayで残高を送る場合、最も注意したいのが送付先の間違いです。似た表示名だからといって、確認せずに送るのは危険です。
PayPayも、残高を送る前にチャット機能でメッセージを送るなどして、宛先に間違いがないことを確認するよう案内しています。受け取り完了後は原則として取り消すことができません。[PayPay公式ヘルプ参照]
例えば5,000円を送る約束なら、「このPayPayアカウントで間違いないですか」「5,000円で合っていますか」と確認してから操作するほうが安全です。高額なら、最初から一気に送ることのリスクも考える必要があります。
受け取り前ならキャンセルできる場合がある
送った後に間違いへ気付いた場合でも、相手がまだ受け取りを完了していなければキャンセルできる場合があります。PayPay公式ヘルプでも、受け取り完了前であればキャンセル可能と案内されています。[PayPay・送金キャンセル参照]
一方、相手が受け取りを完了すると、送り手の操作だけで取り消すことはできません。返してもらうには相手へ連絡し、相手から残高を送り返してもらう必要があります。
また受け取りが完了しないまま受け取り期限の4日(96時間)を過ぎた場合などはキャンセルとなり、送り手へ残高が戻る仕組みがあります。[PayPay公式ヘルプ参照]
SNS上のチケット・グッズ取引でPayPayを使うなら特に注意
「取引」が友人同士の立替金精算ではなく、XやInstagramなどで知り合った相手からチケットやグッズを購入する個人間売買なら、操作方法以上に相手の信用性を確認する必要があります。
PayPayは、SNSなどで「チケットや品物を譲る」と持ちかけ、PayPay残高を受け取った後に連絡が取れなくなる詐欺事例を公式に紹介しています。そして、見知らぬ人との残高のやり取りは推奨していません。[PayPay・不正利用・詐欺対策参照]
特に重要なのは、自分の意思で「送る・受け取る」機能を利用した個人間取引は、PayPayの補償制度の対象外と案内されている点です。商品が届かなかったからといって、PayPayが自動的に送った残高を取り戻してくれる仕組みではありません。
知らない相手なら公式の取引サービスを優先する
面識のない相手から商品やチケットを購入する場合には、PayPay残高を直接送る方法より、購入者保護や取引管理の仕組みが用意されたサービスを利用するほうが安全性を高められます。
PayPay自身も詐欺対策として、個人間で直接残高をやり取りするのではなく、公式ショップ、公式チケットトレードサイト、大手オークションサイト、大手チケットサイトなどを利用するよう案内しています。
「SNSアカウントを長く使っている」「フォロワーが多い」「身分証の写真を見せてもらった」といった事情だけで、取引が安全だと保証されるわけではありません。アカウントの乗っ取りや画像の悪用なども考えられるためです。
相手から送られてきたリンクを無条件で開かない
PayPayには正規の受け取りリンクなどがありますが、SNSやメッセージで送られてきたURLが必ずPayPay公式のものとは限りません。PayPayを装ったフィッシングサイトへ誘導する手口にも注意が必要です。
「PayPayへログインしてください」「SMS認証コードを教えてください」「本人確認のためパスワードが必要です」などと言われても、ログイン情報やSMS認証コードを相手へ伝えてはいけません。PayPayもID・パスワード・SMS認証コードなどを第三者へ共有しないよう注意喚起しています。
不自然なURLや操作を要求された場合は、そのリンクから手続きを続けず、PayPay公式アプリを自分で開いて状況を確認するほうが安全です。
初めてPayPayで送るときの基本的な流れ
知人など信頼できる相手へPayPay残高を送るのであれば、基本的な流れは難しくありません。まずPayPay残高が足りていることを確認し、相手と送付方法を決めます。
- 相手と金額を確認する
- PayPay ID・電話番号・QRコード・受け取りリンクなど送付方法を決める
- PayPayアプリから相手または金額を指定する
- 送信直前に宛先と金額をもう一度確認する
- 残高を送る
- 取引履歴で受け取り状況を確認する
PayPayポイントは友だちへ送ることができず、送れるのはPayPayマネー、PayPayマネー(給与)、PayPayマネーライトです。自分の残高の種類によって受け取り側で出金できるかどうかなども異なります。[PayPay残高を送る・受け取る参照]
まとめ|支払う側から送ることも、相手から請求してもらうこともできる
PayPayの個人間送金では、支払う側が受け取りリンクを作って相手へ送る方法もあれば、受け取る側が金額を指定して請求する方法もあります。そのため「どちらが先にリンクを送るのが正解」という一律のルールはありません。
初めてなら、相手に「PayPayでどの方法で送ればよいですか」と確認し、PayPay IDなどを指定するか、請求を送ってもらう方法が分かりやすいでしょう。送信前には相手と金額を必ず確認してください。受け取り完了後は送り手側から取り消せません。
そして、相手がSNSで知り合っただけの見知らぬ人なら話は別です。PayPayは見知らぬ相手との残高のやり取りを推奨しておらず、自分の意思で送った個人間取引は補償制度の対象外としています。チケットや商品の売買なら、可能な限り公式チケットトレードや購入者保護のある取引サービスを利用することが重要です。


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