医療保険で追加告知を2回しても大丈夫?告知漏れ・訂正が審査に与える影響と正しい対応を解説

生命保険

医療保険へ申し込んだ後に、「告知書へ書き忘れたことがあった」「追加告知をした後、さらに別の通院歴を思い出した」ということがあります。すでに一度追加告知をしていると、もう一度連絡すると保険会社に嫌がられるのではないか、審査で不利になるのではないかと心配になるかもしれません。

しかし医療保険の告知で最も重要なのは、追加した回数そのものではなく、保険会社から質問されている事項について、事実を正確に、漏れなく告知することです。告知漏れに気付いたのであれば、「2回目だから黙っておく」という対応のほうが将来的な問題につながる可能性があります。

追加告知の具体的な方法や、いつまで訂正できるかは保険会社や契約状況によって異なります。そのため、気付いた時点で契約先の保険会社へ連絡し、正式な方法で訂正・追加することが基本となります。

追加告知を2回すること自体が問題になるわけではない

医療保険では、被保険者に健康状態や過去の傷病歴などについて告知を求めます。生命保険会社が公平に契約の引受判断をするための重要な情報であり、質問された事項について事実をありのまま正確に告知する必要があります。

そのため、最初の告知後に記入漏れへ気付き、さらに後日もう一つ漏れを発見した場合でも、「追加告知が2回目になる」という理由だけで訂正を控えるべきではありません。少なくとも、追加告知の回数だけで契約の可否が決まるという一般的なルールはありません。

実際にオリックス生命では、告知書に書き忘れがあった場合について「追加告知書」を送付するので問い合わせるよう公式FAQで案内しています。[オリックス生命公式FAQ参照] 保険会社自身が告知漏れを訂正する手続きを用意していることからも、気付いた情報を正しく申告することが重要だと分かります。

保険会社が見るのは「回数」より追加された内容

追加告知をすると審査へ影響する可能性はありますが、それは「2回追加したから」というより、追加された健康情報そのものを含めて引受判断を行うためです。

例えば、軽微な通院について追加したケースと、現在治療中の病気や直近の検査異常について追加したケースでは、保険会社にとって必要な確認内容が異なります。傷病名、治療時期、現在の状態、検査結果などによって、通常どおり引き受ける場合もあれば、特別条件が付いたり、契約を引き受けられなかったりする場合もあります。

オリックス生命も、傷病歴や通院、検査での異常指摘があっても内容や保険種類によっては契約を引き受けることがあり、一方で保険料の割増し、特定疾病・特定部位の不担保などの条件が付く場合があると説明しています。[告知に関する重要事項参照]

告知漏れに気付いても黙っておくほうがリスクがある

「もう一度追加すると印象が悪そうだから、この程度なら言わなくてもいいだろう」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。告知書の質問事項に該当する事実なのに申告しなかった場合、後から告知義務違反の問題になる可能性があります。

保険会社の公式案内でも、告知事項について事実を記載しなかった場合や、事実と異なる内容を記載した場合には、契約や特約が解除されたり、保険金・給付金を受け取れなかったりする可能性があると説明されています。[オリックス生命公式FAQ参照]

追加告知によって審査結果が変わる可能性より、「必要な告知をしないまま契約するリスク」を重く考えることが大切です。給付金を請求する段階になって初めて過去の受診歴との食い違いが問題になることを避ける意味でも、気付いた段階での訂正が重要です。

営業担当者へ口頭で伝えるだけでは告知にならない場合がある

追加告知をする場合に注意したいのが、「担当者には電話で話したから大丈夫」と考えないことです。生命保険では、募集人や代理店担当者に告知受領権がないケースが一般的です。

例えばオリックス生命は、社員や生命保険募集人、代理店などへ口頭で健康状態を伝えても正式な告知にはならず、会社所定の告知書または告知画面を通じて告知する必要があると案内しています。[オリックス生命・告知に関する重要事項参照]

したがって追加情報がある場合は、担当者へ相談すると同時に「正式な追加告知としてはどの手続きをすればよいですか」と確認しましょう。追加告知書、Web上の告知手続きなど、保険会社が指定した方法で申告することが重要です。

追加告知によって審査がやり直しになることはある?

申込後に新しい健康情報を追加すれば、その情報を含めて保険会社が引受判断を行う必要があります。そのため、すでに審査が進んでいた場合でも確認に時間がかかったり、追加資料を求められたりすることがあります。

例えば「半年前の通院を追加したところ、治療内容や現在の状況について追加確認が必要になった」といったケースは考えられます。これは担当者が追加告知を嫌がっているというより、保険会社が契約条件を正しく判断するための手続きです。

保険会社によっては、申込後に告知内容などについて確認を行う場合があることも公式に案内しています。審査期間が多少延びたとしても、正しい情報で契約を成立させることを優先したほうが安心です。

2回目の追加告知をすると「怪しい人」と思われる?

告知漏れが続くと、「何度も訂正したら信用されなくなるのでは」と不安になる人もいます。しかし、医療保険の審査は人間関係の好き嫌いで決めるものではなく、保険会社が申込内容や健康状態などを基準に引受判断を行うものです。

もちろん、告知内容が何度も大きく変われば、保険会社から事実関係を確認される可能性はあります。しかしそれと「追加告知を2回したこと自体がマイナス評価になる」という話は分けて考える必要があります。

例えば1回目に「昨年の胃炎の通院」を追加し、後になって告知対象期間内の「健康診断での再検査指示」も思い出したので2回目を追加する、といったことはあり得ます。思い出した事実を隠すより、経緯を含めて正確に伝えたほうが適切です。

すべての受診歴を無条件に追加すればよいわけではない

一方で、過去の病院受診をすべて無制限に申告する必要があるという意味でもありません。告知義務は、基本的に保険会社が告知書などで質問した事項について正確に答えるものです。

例えば「過去5年以内に○○がありますか」「最近3ヶ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けましたか」など、保険商品によって質問内容や対象期間が定められています。質問対象外の情報まで自己判断で大量に書くのではなく、まず実際の告知質問を読み直すことが大切です。

該当するか微妙な場合は、勝手に「これは軽いから対象外」と決めず、保険会社の告知専用窓口などへ確認すると安全です。問い合わせる際は、受診日、診断名、検査内容、薬、通院回数などを整理しておくと説明しやすくなります。

契約成立後に告知漏れへ気付いた場合も連絡する

契約成立後に昔の受診歴を思い出すこともあります。この場合も、自分で「もう契約が成立したから訂正できない」と決めつけず、契約した保険会社へ連絡して対応を確認しましょう。

追加・訂正できる期間や手続きには会社ごとの違いがあります。例えばオリックス生命では、告知書の書き忘れについて追加告知書による手続きを案内する一方、一定の条件では告知内容を訂正できない旨も明記しています。[公式FAQ参照]

したがって、契約前なのか、審査中なのか、すでに契約成立後なのかによっても対応が変わります。告知漏れに気付いたら、できるだけ早く保険会社へ申し出ることが基本です。

追加告知するときに整理しておきたいこと

2回目の追加告知をする前には、同じような漏れがさらにないか、告知書の質問を最初から読み直しておくとよいでしょう。何度も小分けに追加するより、対象期間内の受診歴を一度整理して確認したほうが手続きもスムーズです。

病院の診察券、健康診断結果、お薬手帳、医療機関のWeb明細などを確認すると、受診時期や薬の名前を思い出しやすくなります。記憶が曖昧なところがあれば、そのことも含めて保険会社へ相談します。

また、追加告知をした日時、どの情報を追加したか、保険会社からどのような案内を受けたかを控えておくこともおすすめです。後で確認が必要になった場合に経緯を整理しやすくなります。

まとめ|追加告知が2回目でも、正確に伝えることを優先する

医療保険で追加告知を2回することになっても、「2回も訂正すると嫌がられるから黙っておく」という判断はおすすめできません。保険会社が重要視するのは、追加告知の回数そのものより、告知書で求められた健康状態などの情報を正確に把握して契約を審査することです。

追加された傷病歴によって審査結果が変わったり、確認に時間がかかったりする可能性はあります。しかし、それは追加回数へのペナルティというより、新しい情報を含めて引受判断を行うためです。

告知漏れに気付いた場合は、営業担当者への口頭説明だけで済ませず、保険会社が指定する追加告知書や告知画面など正式な方法を確認しましょう。2回目であっても必要な情報を正しく告知し、分からない点は保険会社の告知窓口へ確認することが、契約後の給付金請求まで考えた最も安全な対応です。

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