アルバイトやパートでも、勤務時間や収入条件を満たすと社会保険に加入することがあります。これまで国民健康保険や国民年金を自分で払っていた人にとっては、「何が給料から引かれるの?」「住民税はどうなるの?」と不安になることも少なくありません。
実は、社会保険に加入すると、正社員と同じように給与から自動で天引きされるものが増えます。ただし、アルバイトならではの注意点もあります。
この記事では、国保から社保へ切り替わる時の流れや、給与から引かれるもの、自分で払う必要があるものをわかりやすく解説します。
アルバイトでも社会保険に加入するとどうなる?
一定の条件を満たすアルバイトやパートは、勤務先の社会保険へ加入します。
社会保険へ加入すると、これまで自分で払っていた国民健康保険や国民年金は原則不要になります。
その代わり、健康保険料や厚生年金保険料が給与から自動で天引きされる形になります。
これは正社員だけでなく、社会保険加入条件を満たしたアルバイトにも適用されます。
給与から天引きされる主なもの
社会保険加入後、アルバイトでも以下のような項目が給与から引かれることがあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 健康保険料 | 会社の健康保険へ加入するための費用 |
| 厚生年金保険料 | 将来の年金に関わる費用 |
| 雇用保険料 | 失業保険などのための保険料 |
| 所得税 | 収入に応じて発生する税金 |
| 住民税 | 前年収入によって発生する地方税 |
特に健康保険料と厚生年金保険料は、会社と本人で半分ずつ負担する仕組みです。
そのため、国保や国民年金を自分で全額払っていた頃より負担が軽く感じる人もいます。
自己負担になるものはある?
社会保険へ加入すると、多くは給与天引きになりますが、状況によっては自分で支払うものもあります。
国民健康保険の清算
国保をやめる手続き前までの保険料は支払いが必要です。
加入月によっては「二重払いでは?」と感じることがありますが、後日調整されるケースもあります。
住民税
住民税は前年の所得に対して課税されます。
そのため、今まで普通徴収(自分払い)だった人は、途中から特別徴収(給与天引き)へ切り替わる場合があります。
切り替わるタイミングまでは、自分で払うケースもあります。
社会保険に入るメリット
「給料の手取りが減る」と感じる人もいますが、社会保険には大きなメリットがあります。
- 健康保険料を会社が半分負担してくれる
- 厚生年金で将来の年金額が増えやすい
- 傷病手当金などの制度がある
- 出産手当金などの保障もある
特に国民年金のみより、厚生年金へ加入した方が将来的な受給額が増えるケースが多いです。
実際にどれくらい引かれる?
例えば月収18万円前後のアルバイトの場合、地域や年齢によって異なりますが、社会保険料として2万〜3万円程度前後引かれるケースがあります。
そこへ所得税や住民税が加わると、手取り額は想像より減ることがあります。
ただし、国保と国民年金を別で払っていた頃の負担と比較すると、極端に損になるとは限りません。
社保加入後にやること
社会保険へ加入したら、国民健康保険の脱退手続きが必要になります。
勤務先から健康保険証や資格取得証明書を受け取り、市区町村で手続きする流れが一般的です。
また、国民年金についても厚生年金へ切り替わるため、別途支払いを続けないよう確認しておくと安心です。
まとめ
アルバイトでも社会保険へ加入すると、正社員と同じように健康保険料や厚生年金保険料などが給与から天引きされます。
一方で、これまで自分で支払っていた国民健康保険や国民年金は原則不要になります。
住民税だけは切り替え時期によって自分払いが続く場合もあるため、給与明細や自治体からの通知を確認しておくことが大切です。
最初は手取りが減ったように感じても、将来の年金や保障面を含めると、社会保険加入には大きなメリットがあります。


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