失業保険の支給額はどう決まる?複数勤務歴から見る計算方法と受給額の考え方

社会保険

失業保険(雇用保険の基本手当)の金額は、働いていた期間や収入によって変わるため、「自分はいくらもらえるのか」を正確に把握するのは簡単ではありません。

特に複数の勤務先を短期間で経験している場合は、どの給与がどう反映されるのか分かりにくくなりがちです。

① 失業保険は「過去の平均賃金」で決まる

失業保険の基本手当は、直近の賃金日額をもとに計算されます。

原則として離職前6ヶ月間の給与総額をもとに「賃金日額」が算出され、その一定割合(約50〜80%程度)が支給額になります。

そのため、単純な合計額ではなく「日割りの平均収入」が重要になります。

② 複数勤務歴がある場合の計算の考え方

今回のように複数の勤務先がある場合でも、基本的には雇用保険の加入状況に基づき通算されます。

雇用保険に加入していた期間の賃金が合算され、平均賃金として計算されます。

ただし、加入していない勤務期間は原則として計算対象外になる点に注意が必要です。

③ 提示された収入例の整理方法

例えば以下のような収入がある場合。

・パートA:月12万円×4ヶ月
・パートB:月8万円×4ヶ月
・派遣A:月17万円×2ヶ月
・派遣B:月14万円×2ヶ月

これらがすべて雇用保険加入対象であれば、合計賃金を日数で割って平均賃金が算出されます。

④ 3ヶ月分の受給額の目安

基本手当は「賃金日額×50〜80%×支給日数」で決まります。

支給日数は年齢や離職理由、被保険者期間によって異なりますが、一般的な自己都合退職では90日程度が多いです。

そのため、正確な金額はハローワークでの認定後に確定します。

⑤ 注意点:ボーナスや非加入期間は対象外

賞与(ボーナス)は失業保険の計算には含まれません。

また、雇用保険に未加入だった期間の収入も計算対象外となるため、実際の賃金より低くなるケースがあります。

この点を理解しておくことで、想定とのズレを防ぐことができます。

まとめ

失業保険は単純な合計収入ではなく、雇用保険加入期間の平均賃金から算出されます。

複数の勤務歴がある場合でも、基本的には合算された平均賃金で計算されるため、正確な金額はハローワークでの確認が必要です。

仕組みを理解しておくことで、受給額の見通しを立てやすくなります。

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