キャッシュカードの暗証番号を忘れたら再発行手数料は必要?無料で暗証番号を再設定する方法と銀行別の対応を解説【2026年版】

貯金

キャッシュカードの暗証番号を忘れたとき、「カードを再発行するしかなく、1,100円前後の手数料が必要」と案内されることがあります。しかし、暗証番号を忘れた=必ず有料で新しいキャッシュカードを作らなければならない、とは限りません。銀行によっては、現在のカードをそのまま使って暗証番号だけを再登録・照会できる仕組みがあります。例えば三菱UFJ銀行は一定条件で暗証番号の再登録に対応しており、ゆうちょ銀行もアプリで現在の暗証番号が不明な状態から再登録できます。一方、カードの種類や本人確認方法によっては再発行が必要となり、所定の手数料が発生することもあります。したがって、手数料を避けたい場合は「無料で別のカードを作る方法」を探すより、まず今あるカードの暗証番号再登録・照会だけで解決できないかを銀行に確認するのが正しい順番です。

暗証番号を忘れただけなら「カード再発行」が不要な銀行もある

キャッシュカードの暗証番号を忘れた場合、銀行によって手続きは大きく分けて「暗証番号の照会」「暗証番号の再登録」「キャッシュカード自体の再発行」の3種類があります。

カードそのものが手元にあり、紛失・盗難・破損していないのであれば、暗証番号だけの手続きで済む銀行があります。この場合、新しいカードを発行しないため、再発行手数料がかからないことがあります。

一方、銀行の商品仕様や本人確認条件によっては暗証番号だけを変更できず、新しいカードへの再発行が必要となる場合があります。つまり、無料で済むかどうかは銀行名・カード種類・本人確認の状況によって異なります。

三菱UFJ銀行は暗証番号を忘れても再登録できる

三菱UFJ銀行では、キャッシュカードの暗証番号を忘れた場合、暗証番号の「再登録」を行うよう案内しています。三菱UFJ銀行アプリまたはインターネットバンキングの三菱UFJダイレクトから手続きできるほか、窓口でも本人が手続きできます。[参照]

窓口では、原則としてキャッシュカード、本人確認書類、届出印が必要です。印鑑レス口座の場合は届出印は不要とされています。

つまり三菱UFJ銀行の一般的なキャッシュカードなら、暗証番号を忘れたという理由だけで直ちに1,100円を払ってカードを再発行する必要はありません。ただし、一部の古いカードやカード種類などでは再登録できず、再発行が必要になる場合があります。[参照]

ゆうちょ銀行も暗証番号を忘れた状態から再登録できる

ゆうちょ銀行では、現在使用しているキャッシュカードの暗証番号が分からなくても、「ゆうちょ手続きアプリ」から暗証番号を再登録できます。本人確認には、一定の本人確認書類や、本人確認済みのゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょ認証アプリなどが必要です。[参照]

窓口で手続きする場合には、通帳またはキャッシュカード、届出印、本人確認書類を持参して「暗証番号照会」を申し込む方法があります。現在登録されている暗証番号は、後日、登録住所宛てに転送不要の簡易書留郵便で通知されます。

このため、ゆうちょの通常のキャッシュカードで暗証番号を忘れただけなら、カードそのものを再発行しなくても解決できるケースがあります。[参照]

三井住友銀行も「暗証番号を忘れた場合」の専用手続きがある

三井住友銀行では、キャッシュカードの暗証番号を忘れた場合、店頭窓口で手続きを受け付けています。取引店以外の店舗でも手続き可能と案内されています。[参照]

必要なものは、キャッシュカード、届出印、運転免許証やマイナンバーカードなど顔写真付きの本人確認書類が基本です。過去に印鑑を登録していない場合は届出印は不要です。

これとは別に、カード自体を紛失するなどして再発行する場合は、三井住友銀行では原則として1件1,100円の再発行手数料が案内されています。[参照]したがって、「暗証番号を忘れたケース」と「カードをなくして再発行するケース」は分けて考える必要があります。

再発行手数料を請求されたら、まず「暗証番号だけ再設定できないか」と確認する

銀行窓口で「再発行には手数料がかかります」と言われたときは、カードを新しく作る以外の方法がないのか確認してみましょう。

具体的には、「カードは手元にあります。紛失や破損ではなく暗証番号を忘れただけなのですが、このカードのまま暗証番号の照会または再登録はできませんか?」と確認すると意図が伝わりやすくなります。

カードの種類によって再発行しか選択肢がない場合は手数料を避けられないこともありますが、単に「暗証番号を忘れたのでカード再発行」と処理されているだけなら、別の手続きが利用できる可能性があります。

「無料で新しいキャッシュカードを作る」ことより既存カードを使い続ける方法を探す

手数料を払いたくない場合、新しいキャッシュカードを無料で作る裏技を探したくなるかもしれません。しかし銀行が再発行手数料を定めている場合、本人都合の再発行を無料にする一般的な方法は基本的にありません。

銀行によっては経年劣化や磁気不良など、本人の責任ではないカード不具合について再発行手数料を無料にしていることがあります。例えばみずほ銀行は、汚損・破損のうち経年劣化として取り扱われるカードの再発行について手数料無料と案内しています。[参照]

ただし、これは本当にカードが経年劣化・故障している場合の扱いです。無料再発行を受ける目的で意図的にカードを壊す、事実と異なる理由を申告するといった方法は避けるべきです。

カードを紛失した場合は暗証番号再設定だけでは済まない

暗証番号を忘れただけで、カードが手元にあるケースと、カードそのものを紛失したケースでは対応が異なります。

紛失の場合は、第三者による不正利用を防ぐためカードの利用停止が必要になります。利用停止したカードをそのまま使い続けられず、新カードの再発行が必要になる銀行では所定の手数料が発生します。

例えば三菱UFJ銀行では、紛失によるキャッシュカードの再発行について、アプリ手続きなら1枚550円、電話などでは1枚1,100円と案内されています。[参照]同じ銀行でも手続方法によって手数料が違うケースがあるため、再発行が避けられない場合でも複数の手続方法を確認する価値があります。

暗証番号を何度も試すのは避ける

「たしかこの番号だったはず」とATMで何度も暗証番号を入力するのは避けましょう。一定回数間違えると、セキュリティ上キャッシュカードがロックされることがあります。

ロックされると、暗証番号を思い出したとしてもそのままATMで利用できず、ロック解除など別の手続きが必要になります。

例えばゆうちょ銀行では、暗証番号を誤入力してカードが使用できなくなった場合、ゆうちょ手続きアプリでロック解除と暗証番号再登録が可能です。窓口では暗証番号誤回数消去の手続きが必要になります。[参照]

本人確認書類があるかどうかで無料の再登録ができるか変わることもある

銀行によっては、十分な本人確認ができる場合には暗証番号だけを再登録できる一方、本人確認条件を満たせない場合にはカード再発行を求められることがあります。

例えば三菱UFJ銀行では、窓口で写真付き公的本人確認書類を提示できる場合には暗証番号再登録の手続きが可能ですが、条件によって再発行手続きとなる場合があります。[参照]

銀行へ行く前に、運転免許証、マイナンバーカードなどの顔写真付き本人確認書類、キャッシュカード、通帳、届出印など必要なものを公式サイトで確認しておくと、不要な再来店を防げます。

「暗証番号の変更」と「暗証番号を忘れた場合の再登録」は違う

ATMには暗証番号変更メニューが用意されていることがありますが、通常の変更には現在の暗証番号を入力する必要があります。

つまり、現在の暗証番号を覚えている人が「1234から5678へ変更したい」という場合と、現在の番号そのものを忘れている場合では手続きが異なります。

暗証番号が分からない場合はATMで変更しようとせず、「暗証番号失念」「暗証番号照会」「暗証番号再登録」といった銀行所定の手続きを利用しましょう。

具体例:カードが手元にあるなら手数料ゼロで済む可能性がある

例えばキャッシュカードを紛失しておらず、暗証番号だけを忘れたとします。利用している銀行が暗証番号再登録に対応していれば、新しいカードを発行せず、本人確認後に新しい暗証番号を設定することで現在のカードを使い続けられます。

三菱UFJ銀行の対応カードならアプリやインターネットバンキング、ゆうちょ銀行ならゆうちょ手続きアプリなど、窓口に行かなくても手続きできるケースがあります。

一方で、特殊なキャッシュカードやデビット一体型カードなどでは再発行が必要になる場合があります。その場合は、銀行が定めた再発行手数料が必要になる可能性があります。

口座を解約して作り直せば無料になる?

再発行手数料を避けるために、現在の口座を解約して新規口座を作ればよいのでは、と考える人もいるかもしれません。

しかし、手数料回避だけを目的として口座を解約・再開設する方法はおすすめできません。給与振込、公共料金、クレジットカード、各種引落しなどの口座番号変更が必要になる可能性があり、手間の方が大きくなります。また、銀行によっては新規口座開設の審査や口座数に関する制限があります。

まず現在の口座のまま暗証番号を再登録できないか確認し、それができず再発行しかない場合には正規の再発行手続きを利用するのが確実です。

銀行名が分からない場合の確認手順

キャッシュカードの発行銀行によって制度が違うため、次の順番で確認すると無駄な手数料を避けやすくなります。

  1. カードが手元にあるか確認する
  2. ATMで暗証番号をこれ以上試さない
  3. 銀行公式サイトで「キャッシュカード 暗証番号 忘れた」と検索する
  4. 「照会」「再設定」「再登録」という手続きがないか確認する
  5. 再発行と案内されたら「既存カードのまま暗証番号だけ変更できないか」と問い合わせる
  6. 再発行しかない場合は、アプリ・Web・窓口で手数料が違わないか確認する

この方法なら、「実は無料で暗証番号だけ再登録できたのに、最初からカード再発行を選んでしまった」というケースを防ぎやすくなります。

まとめ:暗証番号を忘れただけなら、まず再発行ではなく「暗証番号再登録」を確認する

キャッシュカードの暗証番号を忘れたからといって、必ず有料で新しいカードを作る必要があるわけではありません。銀行によっては現在のカードをそのまま利用し、暗証番号だけを再登録・照会できます。

実際に三菱UFJ銀行では暗証番号の再登録、ゆうちょ銀行ではアプリからの暗証番号再登録や窓口での暗証番号照会が用意されています。[参照][参照]

したがって、銀行から「再発行には手数料が必要」と言われた場合には、「カードは紛失していません。暗証番号を忘れただけですが、カードを再発行せず暗証番号だけを再登録・照会する方法はありませんか?」と確認するのがポイントです。

ただしカードの種類や本人確認状況によっては、本当に再発行しか選べず、手数料を避けられない場合もあります。また、無料再発行を受ける目的で故意にカードを破損したり、実際とは異なる再発行理由を申告したりするのは適切ではありません。

最も費用を抑えやすい方法は「無料で別のキャッシュカードを作る裏技」を探すことではなく、現在持っているカードを残したまま暗証番号だけ再設定できる制度がないか、銀行の公式窓口で確認することです。

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