「36歳で貯金1500万円しかない…」「投資すべき？」という不安は、多くの人が人生の転機で抱える悩みの一つです。実際のところ、これは“やばい”どころか、しっかり貯められている部類です。この記事では、1500万円の貯蓄状況がどのくらい健全なのか、今後の資産形成の考え方、投資を始めるならどこから手をつけるべきかを丁寧に解説します。
1500万円の貯金は36歳として多い？少ない？
総務省の「家計調査」によれば、30代後半の貯蓄額の中央値は約600万円前後です。つまり、1500万円を自己努力で蓄えている時点で、平均的な同年代より大幅に上回っています。
特に、派遣や副業、配信などでこつこつ貯めてきたという点は、かなり堅実なライフスタイルといえるでしょう。
ライフプランで見たときの不安要素
とはいえ、「やばい」と感じるのには理由があります。それは、将来の教育費・老後資金・医療費といった“見えにくい支出”への不安です。
たとえば、子どもがいる場合、大学卒業までにかかる教育費は公立でも1000万円以上。夫婦の老後資金も2000万円〜3000万円が目安とされます。
つまり、貯金が多くても“運用しながら備える”ことが次のステップになります。
投資はすべき？現金で持つリスクとは
インフレや円安が進む現在、現金のまま持ち続けることにもリスクがあります。年2％の物価上昇が続けば、10年後には今の1500万円の価値は約1230万円まで目減りします。
だからこそ「守るために増やす」投資が必要です。資産を寝かせるより、低リスクな分散投資で「働かせる」ことが重要です。
主婦でも始めやすい投資のステップ
- つみたてNISA：月1万円〜でもOK。非課税で資産形成に最適。
- iDeCo（個人型確定拠出年金）：所得控除による節税効果あり。主婦でも加入可（条件あり）。
- 投資信託：バランス型ファンドを活用してリスク分散。
たとえば「eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）」などのインデックスファンドは、少額で分散投資できると評判です。
安全性と生活のバランスを大切に
すべてを投資に回す必要はありません。目安としては。
- 生活防衛資金（半年〜1年分）を現金で確保
- 残りを「短期預金」「投資信託」に分散
たとえば、1500万円のうち500万円を現金・預金、1000万円のうち300〜500万円を投資に回すイメージです。
まとめ：貯金1500万円は強み。今こそ次の一手を
36歳・主婦で1500万円の貯金があるというのは、決して“やばい”どころか、将来に向けた大きな強みです。これからは“増やしながら守る”資産形成がカギになります。
投資は怖いと感じるかもしれませんが、少額・長期・分散を心がければ、誰でも始められる手段です。焦らず、でも確実に“お金に働いてもらう”ステージへ踏み出しましょう。
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