オンラインバンキングが日常化した今、楽天銀行から他の地方銀行へ資金を移動する際の手数料が気になる方も多いでしょう。とくに「現金を引き出してから他行に入金する」手間とコストを比較して、振込手数料で済ませた方が安く効率的なのかという点は重要なポイントです。
楽天銀行から他行への振込手数料はいくら?
楽天銀行の振込手数料は、送金先が他行かつ個人名義口座である場合、以下のようになっています。
- 3万円未満の振込:168円(税込)
- 3万円以上の振込:262円(税込)
また、楽天銀行では会員ステージ(ハッピープログラム)によって、月に1回〜最大3回の無料振込特典が提供されるため、条件によっては無料で振込可能です。
現金を引き出して別の銀行へ持ち込むコストと比較
現金を一度ATMで引き出して、別の銀行のATMに入金する方法では、以下のコストがかかる可能性があります。
- 楽天銀行のATM出金手数料(最大220円/回)
- 他行のATM入金手数料(入金不可な場合も)
- ATMの移動や時間的コスト
特に楽天銀行のATM無料回数を超えてしまうと手数料が発生するため、手間とコストの両面で「振込」の方が有利といえます。
ハッピープログラムの活用で振込手数料を節約
楽天銀行では、楽天ポイントを貯める仕組みでもある「ハッピープログラム」を導入しています。このステージ制度では。
ステージ | 無料振込回数 | ポイント倍率 |
---|---|---|
ベーシック | 0回 | 1倍 |
アドバンスト | 1回 | 1倍 |
プレミアム | 2回 | 2倍 |
VIP/スーパーVIP | 3回 | 3倍 |
給与受け取りや楽天証券との連携などによりステージアップが可能なので、積極的に利用すれば手数料を節約できます。
無料送金アプリ・サービスの活用も視野に
楽天銀行から直接振り込む以外にも、以下のような無料送金サービスを利用する選択肢もあります。
- LINE Pay:LINE口座間であれば送金無料
- pring(プリン):連携銀行間で手数料無料
- PayPay銀行:同行間なら無料、他行への格安送金も
ただし、送金先の銀行がこれらのサービスに対応している必要があるため、事前に相手口座の対応状況を確認することが重要です。
振込ミスを防ぐための注意点
送金を行う際には、口座番号の誤入力や名義の不一致などによるトラブルも少なくありません。
特に地方銀行では口座名義の漢字表記に注意が必要で、旧字体やスペース有無がエラーの原因となることがあります。振込前に確認画面でよくチェックしましょう。
まとめ:結論として楽天銀行からの振込が効率的
楽天銀行から地方銀行への資金移動においては、振込手数料を比較的安価に抑えられる上に、ATM手数料や手間がかからない点で非常に効率的です。
無料振込回数の特典やスマホ完結の手続きも考慮すると、現金で移動させるよりも断然おすすめといえるでしょう。賢くネットバンキングを活用して、無駄な手数料を減らしていきましょう。
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