三井住友カードの「あとからリボ」は、急な支払いに対応する便利なサービスですが、初めて利用する場合、仕組みや引き落としのタイミングについて混乱することがあります。本記事では、「あとからリボ」の基本的な仕組みと利用時の注意点について詳しく解説します。
あとからリボとは?
「あとからリボ」とは、クレジットカード利用後、特定の利用分を後からリボ払いに変更できるサービスです。利用限度額内であれば、月々の支払い額を調整しやすくなります。
例えば、急な出費が重なった場合、一時的に支払いを分割して負担を軽減することができます。ただし、リボ払いには手数料が発生するため、計画的な利用が必要です。
引き落としの流れ:10月分をリボ払いにした場合
10月分のカード利用金額のうち、「あとからリボ」に設定した分はリボ払い扱いとなり、設定された月額(例:5,000円)が引き落とされます。一方、リボ払いに設定していない分は通常通り一括で引き落とされます。
以下に簡単な例を示します。
- 10月の利用額:100,000円
- あとからリボに設定:50,000円
- 月々のリボ払い設定額:5,000円
この場合、今月は以下の金額が引き落とされます。
- リボ払い分:5,000円
- リボ未設定分:50,000円
結果的に、合計55,000円が今月の引き落とし金額となります。
翌月以降の支払い
翌月(11月)以降は、通常のクレジットカード利用分とリボ払い分が合算されて引き落とされます。具体的には。
- リボ払い分:残りの45,000円に対して設定された月額(例:5,000円)
- 11月の新規利用分
この仕組みにより、リボ払い分の残高が完済されるまで毎月の支払いにリボ分が含まれる形になります。
リボ払いの一括返済について
収入が入り次第、リボ払い分を一括返済したい場合、三井住友カードのサポートセンターやインターネットサービスを利用して手続きが可能です。一括返済を行うことで手数料を最小限に抑えることができます。
手続き方法の例。
- 会員専用ページ「Vpass」から手続きを行う
- サポートセンターに電話して一括返済を依頼する
手続きには、返済希望額や振込先口座の指定が必要な場合があるため、事前に確認しておきましょう。
注意点:リボ払い利用時のリスク
「あとからリボ」を利用する際には、以下の点に注意してください。
- 手数料の発生:リボ払いには年率15%前後の手数料がかかるため、支払い期間が長引くほど負担が増えます。
- 支払い管理が必要:リボ払いを多用すると、支払い総額が分かりにくくなる可能性があります。
- 一括返済のタイミングを確認:一括返済を希望する場合は、手続き期限や必要書類を確認しましょう。
まとめ:計画的にリボ払いを利用しよう
三井住友カードの「あとからリボ」は、一時的に支払いを軽減する便利なサービスですが、計画的に利用しないと手数料が膨らむリスクがあります。
今回のケースでは、リボ払い設定分と未設定分がそれぞれのルールに従って引き落とされ、翌月以降もリボ残高が支払いに加算されます。一括返済を活用し、必要最低限の利用にとどめることで、無理のない返済計画を立てましょう。
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